金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【シャム猫 りゅう君が愛した欅】 宅地造成で生き残った唯1本のけやき!

2024-03-21 04:08:27 | 

 昨日の続きであります。

 

 我が家の三軒隣の家で飼われていたシャム猫のりゅう君が愛した「けやき」

 

 

 実は、この「けやき」は、もともと政府系金融機関のグランド内で、多くの木々に囲まれていた細くて若い欅でありました。

 このグランドには、地元では有名な桜並木があったほか、樹齢70年は優に超えるという「大けやき」がドンと構えておりました。ここ地域では「神木」に近い存在だったと思います。その「大けやき」から5mほど離れて、細くて可愛い若い欅が生えていて、それが今、残っている写真の「けやき」であります。

 今から10年ほど前に、政府系金融機関のグランドが売りに出されて、某不動産会社が買って宅地造成を行いました。地元では神木とも言える「大けやき」の存続に向けた運動が沸き起こって、不動産会社側も「けやき」を残す約束をせざるを得なくなりましたが、結局、残されたのは「大けやき」ではなくて、その横に生えていた、まだ細くて可愛い若い方の「けやき」でありました。

 地元住民の失望感は大きかったのですが、合意した「約束」の範囲内でありましたから、口惜しかった訳ですが諦めるしかありませんでした。そして、この残された若い「けやき」は、造営された団地内に作られた「緑地公園」という場所で、唯1本で孤独と闘いながら生き抜いています

 

 シャム猫りゅう君は生前、この「けやき」の傍で遊んでいることが多かった。また、外に出られずに家の中で療養している時でも、家の2階の窓から、この「けやき」の木を眺めていることが多かったと思います。りゅう君には、何か特別な力があって、この「けやき」と言葉を交わす力があったのかもしれません。

 シャム猫りゅう君が愛した「けやき」は、今では相当に大きく育って、この地域を代表する「けやき」になろうとしています。あと20年もすれば「大けやき」と呼ばれて、地域の「神木」と位置付けられるようになるかもしれません。

 

 シャム猫りゅう君は、そんな未来も見据えながら、この「けやき」を元気づけていたのかもしれませんね。

 りゅう君、君は偉いね。

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【近所に居た猫】 シャム猫 ... | トップ | 【炎の十番勝負 2024春】 3月... »
最新の画像もっと見る

」カテゴリの最新記事