ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

退化か進化か・・

2013-07-26 15:14:53 | ひとの幸福
今の世界では「人の為に」という思考はなくてはならない。

貧しい人たちの為の政策、

食べるものが少ない地域への食糧援助、

戦争紛争をしている国の子供たちの保護援助はなくてはならない。

いま、法律がなくてはならないのと同じで。

今はその両者ともが必要。

ちょうど去年の今頃、福岡伸一ハカセの「せいめいのはなし」を

読んでいろいろと考えていたけれど、

その対談の中での養老孟司先生の言葉で、簡単に言うと、

・・モグラが地中で暮らすようになって、

目が要らなくなったので退化したという考えがあるけれど、

進化というスタンスで考えると、

目が見えなくなったことが目が見えるよりも有利になったときに

それが選択されることになったのではないか・・・

・・というのがあった・・と記憶してる。

それと同じで、今の世では法律が必要だけれども、

戦争紛争各種トラブルなどない完全幸福な世界になったら法律が要らなくなる、

というより、

法律が在ることより無いことの方が人類にとって有利、快適に暮らせる、

と実感できるようになると、

勝手に行動しても則を超えずといった論語みたいになって、

法律は自然消滅する・・ということなんじゃないかと考えたことがあった。

(ネットで調べたらこうだったよ・・「七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず。」)

・・・そういうことをブログに書いたけれども、

「人の為に」という思考もそれと同じなのではないか・・と思った。

「人の為に」という思考が無いことの方が、

人にとって有利、快適に暮らせるということが人類の殆どにわかるようになると、

そのような思考は自然消滅する。

それまでは有効であったとしても。

国境という概念も同じなんだろうと思う。

国境という概念が在ることより、無い方が人にとって有利、快適に暮らせると、

殆どの人がわかるようになったら、自然消滅するのかと思う。

山岸さんの文章で、法律も在る間はそれを無視しないとか云々とかの、

正確な言葉は忘れたけれども、

あれもそういったことを云っているのかと思った。
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DJポリス ③

2013-07-26 10:44:26 | テレビを見て
昨夜のクローズアップ現代を見て、「調和」という言葉が浮かんだ。

そのDJポリスの姿は「調和」を表している、と思った。

そしてそこに居た人々全体が調和した。

合気道も思い出した。日本神道も思い出した。

合気道は相手の攻撃を撥ね付けず、すっと受け入れる体勢をとる。

合気道は勝負がない。

相手のどんな攻撃も攻撃にさせない。

加害しようとして来る者を加害者にしない。

すべてのものが互いにその個性を生かし合いながら、

共に繁栄して行くというのが日本神道の精神。




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DJポリス ②

2013-07-26 10:33:44 | テレビを見て
DJポリスが日本が勝ったことを「本当は自分も喜んでいる」

というようなことを言った、とか確か昨日の番組であった。

日本が勝ったことを喜んで騒ぎたくなるのもわかる・・・

「共感できて初めて話し合える」

簡単な言葉だけど、コレは黄金の言葉だよ。

街頭で騒いでいるというその事を否定することなく受容できてこそ、

騒いでいる人の耳にその後の言葉が伝わる。

最初から撥ね付けられたら、聴く耳を持てなくなる。

それは人間の在りようとして当たり前。

在る姿を非難されることは存在を否定されることだから。

国と国の話し合いの場でも同じことかと思う。

どんなに大問題と思えても、

共感できて初めて話し合うということが可能。

共感なしでは話し合いにならず、討論で終わってしまう。



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DJポリス

2013-07-26 10:21:00 | テレビを見て
昨夜のNHKクローズアップ現代。

「共感力をビジネスに利用する」

「人を動かす原動力としての共感力」

こんな言葉が出て来た。

利用する、とか、動かす、とかの言葉に引っかかる人も

なかにはあるかも知れないけど、

こういうことがこの番組で取り上げられるというのがいいなぁと思った。

面白かったのは2002年のサッカーワールドカップの街頭での騒ぎのときと、

最近のそういう場面とでは、ポリスマンの様子が変わってきたという奴。

このポリスマンは以前ニュースだかなんだかで見たことあるけど、

「DJポリス」とネーミングされてるらしい。

2002年、警察は、静かにしろ、騒ぐと許さないぞ、やめろ・・

・・こんな感じだったのが、

最近は、そこに居る人々が“自ら~したくなるような”声かけをしている。

威圧的でなく、穏やかでユーモアがあって謙虚で。

変わってきたなぁと嬉しい。

国家権力である警察が一部であってもそんなふうになって来ているというのは、

歴史的に言ってもすごいことなんじゃないかと思ってしまう。


番組に出てた司会者の話し相手になっている人が、

なんでも共感というわけには行かないけど・・云々と言っていたけど、

それは同感という言葉の方が相応しいのかなと思ったよ。

いつも見てるわけじゃないけど、

この番組では問題視してることばかりが材料になっているので、

司会のナンタラさんはストレス過剰にならないかしら??!

って思っちゃってるんだけど、

昨日はなんだか明るい顔で嬉しかったよ。

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親の夢

2013-07-26 09:55:37 | テレビを見て
今朝の「あまちゃん」も面白かった。

水口さんのハンガーを握り締めてしまった場面も受ける。

それに対し「馬鹿じゃないの」と淡々と言う太巻さんも受ける。

番組を見てない人はこんなこと書いてあったって何のことだかわからないね~

ま、いいや、流してください。

今日感じたのは、もっと別のこと。

“自分が果たせなかった夢を子供に託そうとする”という思いについて。

こういう言葉は他のドラマやなんかで聞いた事があるけれど、

自分に関してはどうもぴんと来ない。

そういうことを思う人がいるのかもしれないし、それはそれでいいんだけど。

実際多くの人がこういう思いを持つんだろうか・・???

私が鈍感なのか・・・

「託する」はたのむ。あずける。ことづける。かこつける。ことよせる。口実にする。

夢なんてひとりひとり違って当たり前・・とどうしても思ってしまう。

自分の夢の実現を子供にたのむ・あずける・・・

それを感じた子供が親と共にそれを実現したいと思うということはあるかもしれない。

そういう親の思いと子の思いが一致してれば、

何も言うことはないし、いいんじゃないですか・・という感じ。

そういう思いを親からあずけられた子供は、

いや、それには関心ありませんということもあるだろうな。

はい、しっかりあずかりますということもあるだろう。

あずかったけど、それは捨てることにしましたというのもあるだろう。

どうなるにしろ、子供の意志で決まるんだろうな。


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