京都ホリスティックアロマセラピストてんてんの ~幸せの風ふわふわ日記~

生きることは愉しいことヽ(^。^)ノ
~起こること・・すべては愛~

おばあちゃん

2010-03-12 23:27:00 | インポート

昨日車に乗っている時いつものαステーションから「おばあちゃん」をテーマにした唄が流れてきました。

す~っと馴染んでくる歌声にしばし聞き入っていたのですが、家に到着したので「続きが聴きたい

なぁ~」とは思ったのですが、エンジンを切ってそのまま続きは聞かずじまいでした。

そして今日、たまたまYOU TUBEでお笑いの動画を見ていたら、右のほうに多分昨日聴いた

唄だと思われる曲名が出ていたのでクリックしてみました。

とっても長い曲なのだけど、最後まで聴くと・・・ボロボロ でした・・・。

きっとおばあちゃん子だった人はこの曲を聴いたら号泣してしまうはず・・。

てんてんはとってもおばあちゃん子でした。(父の母です。)

物心ついたときには隣には母ではなく、いつもおばあちゃんと寝ていました。

別の部屋で母の隣にはちっちゃな生まれたての妹が眠っていました。

てんてんは幼い頃から小心者で夜の暗さがとっても怖くて、毎晩おばあちゃんに手をつないで

寝てもらっていました。

おばあちゃんは私をとっても可愛がってくれました。

妹よりも・・他の孫達よりも一番に・・です・・。

保育園のお遊戯会、運動会、エレクトーンの発表会・・・

おばあちゃんはいつもてんてんの晴れ姿を見ようと、一番前の席をGETする為に誰よりも早

く会場に行って並んでくれていました。

そろばんの合格発表の時も、本人のてんてんよりも早くソロバン教室の入り口で待って、

合格した時には教室の前で大拍手をして泣いて喜んでくれました。

保育園の送り迎え、おけいごごとの送り迎え、病院の付き添いはいつもおばあちゃんがしてくれました。

てんてんがちょっとお友達とけんかして泣いて帰ってくると、「誰や~~!!うちの典子を

泣かしたんわ~!!」と理由も聞かず、近所中の子に怒りまくりました。

そんなおばあちゃんのことをちょっと恥ずかしく思った時期もあります。

近所では「子供のけんかにおばあちゃんが出てくるなんて・・・」と噂されたからでした・・。

そんなおばあちゃんはどこでもとっても有名でした。

ほんとに孫が可愛いんやなぁ~って・・・。

母はてんてんが幼い頃から必要以上のお小遣いをくれたり、物を買ってくれたりする・・という

ことはありませんでした。もちろん妹に対しても同じです。

でも、、、駄々っ子のてんてんはなかなか欲しいものがあるとあきらめきれずふれくされていると

必ずそっとおばあちゃんが「それ・・いくらすんのや?」と言って母に内緒でお金をくれました。

ワル知恵のついたてんてんはそうやって母に「ダメ!」と言われるとおばあちゃんに擦り寄って

こっそりといつも欲しいものをGETしていました。

てんてんのことを本当に大切に思ってくれたおばあちゃん・・・。

しかし・・・てんてんも思春期を迎え、なにかにつけて心配だからこそ口うるさく言ってくる

おばあちゃんのことをとてもうっとおしく思えた時期がありました。

「典子!!典子!!」 その声を聴くと、「もう!うるさい!!」と思ったこともあります。

ひどい言葉もなげかけたこともありました。

その度におばあちゃんはとても哀しそうな顔をしていました。

てんてんが19歳の頃、おばあちゃんが倒れました。

何度か入退院を繰り返すようになりました。

いつも本当に元気に母と一緒に家事をしてくれていたおばあちゃんだったのに・・・

どんどん弱っていき、少し痴呆も入ってきました。

母は懸命におばあちゃんの介護をしました。

弱いてんてんはそんな現実をまっすぐにみつめることができなくて・・・あれほどお世話になった

おばあちゃんだったのに、すべてを母に任せて自分はあまりお手伝いをしませんでした。

ただ・・病院に入院したときだけはほぼ毎日、顔を見に病院に行きました。

おばあちゃんはそのたび、病院の前にあったお肉屋さんのコロッケを自分用とてんてん用に

買ってくるようにいい・・やっぱりお小遣いも一緒にくれました。

今もあのお肉屋さんの前をとおると当時のことを思い出します。

そして平成元年・・・おばあちゃんが大好きだった美空ひばりさんが亡くなり、その後すぐ

おばあちゃんも亡くなりました。

今でも・・あのおばあちゃんの「典子!!典子!!」と呼ぶ声がはっきりと耳の奥で聴こえてきます。

おばあちゃんの愛に気付くこともできず・・うっとおしいと思ったあの声が・・今は耳の奥で

てんてんの幸せを誰よりも願ってくれたあのおばあちゃんの声が優しく・・優しく・・聴こえてきます。

なんの恩返しもすることなく今生お別れしたおばあちゃん・・・。

この曲を聴いていると・・・ほんとに・・ごめんね・・・おばあちゃんへの想いが溢れました。

今はどこでどうしているのかな?

きっとおばあちゃんはいつでも・・どんな時でもてんてんのことを傍で見守ってくれているように思います。

そして素敵な旦那様と可愛い娘と一緒に幸せに暮らしているてんてんの今をとても喜んで

くれていることと思います。

私は・・ほんとうにたくさんの人に愛されて・・・ここまで生きてきたんだなぁ・・・

おばあちゃんにも・・ほんとに・・たくさん、たくさん、たくさん、・・愛されて・・・。

ありがとう・・・ありがとう・・・ありがとう・・・

今日はおばあちゃんのことをいっぱい思い出し・・あったかい気持ちに包まれた1日でした。



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