令和2年9月2日
[合掌はさながら 水の流れに乗るが如し]
誓いは嘘の始まりで周りを失望させるだけでなく、自分自身もおちこむことになります。
しかし、この状態は誰にでも一度や二度はあることです。
かつて『やりますと実行を誓い』ながら、『いつのまにかやりません』の人となりといわれたものです。
誓いを立て実行できれば、神の如き人でしょう。
御神尊様は、『神は過去を問いたまわず、現在をのみ問いたもう』
過去を忘れずにいたなら、私たちの心の中は風船を膨らませたようになり、やがて暴発するでしょう。
現実には家の中の問題、仕事上のストレスを近隣社会に向けて暴発させる人が増えています。
コロナも恐怖の対象ですが、過去の整理がつかず外に向けて暴発も問題です。
それはなにか、天地の時間を知らないからです。それを身につけるための修行が、合掌の生活にあります。
過去にとらわれるは、心ここにあらざる状態です。明日のことも同様です。『今にすべての生命は合わせている』のに、『私たちだけがこの心を自分のもの』とばかりに、勝手気ままに過去と未来を往来し、今がすっぽり抜け落ちています。
天地の神は事情に関係なく、淡々と水の流れで天地に合わせることを教えています。
過去と悩みは親戚兄弟、どうにもならないことは、切り替え水の流れに学ぶことです。やります、とさけぶのです。