美容外科医の眼 《世相にメス》 日本と韓国、中国などの美容整形について

東洋経済日報に掲載されている 『 アジアン美容クリニック 院長 鄭憲 』 のコラムです。

糖尿病2

2008-01-19 11:35:29 | 医学用語集
インスリン :
膵臓から分泌されるホルモン。エネルギー減となる血液中のブドウ糖を細胞内に取り込む時の橋渡し役を担っている。糖尿病ではインスリンの量が不足するか、インスリンへの感受性が低下しているためにブドウ糖を細胞内に取り込みにくくなる(インスリン抵抗性)。
インスリン抵抗性などにより血中のインスリンの濃度が上がることを高インスリン血症といい、脂肪の分解が抑制され肥満になり易くなる。また、高脂血症や高血圧などとも関係しているとされる。



高インスリン血症 :
糖尿病によるインスリン抵抗性などにより血液中のインスリン濃度が高くなった状態。インスリンが多くなると脂肪の分解が抑制され、脂肪の合成が亢進するために肥満になり易いと言われる。
高脂血症や高血圧との関連も指摘されている。



耐糖能障害 :
膵臓から分泌されるインスリンの不足、もしくはインスリン抵抗性により血液中のブドウ糖が消費されにくくなった状態。
境界型糖尿病と同意で用いられることもある。境界型糖尿病。
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糖尿病1

2008-01-19 11:24:58 | 医学用語集
- 小児糖尿病 :
主に遺伝的な自己免疫異常により膵臓のランゲルハンス島のβ細胞が破壊されインスリンを生産できなくなることによる。1型糖尿病に分類されるが、特に子供の時に起こるケースが多く、小児糖尿病と言われる。


- 糖尿病 :
【原因】
膵臓で作られるインスリンというホルモンの量の低下、もしくはインスリンに対する細胞の反応性の低下(インスリン抵抗性)によって、血液中の糖が消費されにくくなる病気。耐糖能障害。膵臓のランゲルハンス島が激しい炎症をおこしインスリン生産能力のなくなった1型糖尿病、インスリンの不足や抵抗性のある2 型糖尿病に分けられる。
【症状】
糖尿病の始まりは、血液中のブドウ糖が消費されにくい為に血糖値が上昇する境界型糖尿病(耐糖能異常)である。自覚症状は殆どないために放置していると、血糖値がますます高くなり糖尿病となる。(食後血糖値200以上、食前126以上:正常値は食後140未満、食前110未満)
糖尿病が進行すると、失明につながる糖尿病性網膜症、人工透析が必要となる糖尿病性腎症、神経障害がでる糖尿病性神経症、足先などが壊死する足壊疽といった合併症が発症するため、自覚症状の少ないうちから適切な治療を行うことが必要である。
【治療・対策】
合併症を予防する為には、直接の原因となる高血糖を改善させることが第一である。食事療法や運動療法で改善されることもあるが、インスリンの補給により血糖値を下げることが最も重要である。



-糖尿病予備軍:
食後の血糖値が一時的に高くなることがある、糖尿病の遺伝的素因がある場合などを指す。正式な定義はなく、境界型糖尿病と同義で使われることもある
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