さいきんてあのね

がまぐちの空空商會朝来のだらりな日々書いてます。
お気軽につっこみいれて言って下さい (・_・ゞ-☆

ぽっぷな茶会、天王山へゆくのまき その2

2010年11月06日 | 京都ぶらり話
さてー、素敵お茶会の後は美術館内を。
というかあたしは建物が気になって。☆ヾ(≧▽≦)o
りょうこさんは陶器も好きなので、展示物をじっくりみてました。
あたしは李朝のするっとした陶器は好きなのでいつまでもみていられるのですが~
美術は全然くわしくなくて、せいぜい民芸の展示だったのがよかった程度です。
民芸ならまだわかる~っていう程度で..おはずかしいです。

とにかく建物、登録文化財に指定されているこの山荘が素晴らしかった~
室内などは撮影禁止だったのですが、テラスやお庭は大丈夫だったのでそこだけ撮りました。
テラスからみえるこちらは建築当時、ここを建てた加賀正太郎氏が寝泊まりしながら建築指揮をとっていた場所。
うーんなんか綾辻先生のミステリーにでてきそうな妖しい建物にみえてしまいます。。左側にぽつんとおかれた羊らしき置き物も。。
さらに2階にあがると喫茶室も併設されています。
喫茶を利用しなくてもテラスに出て山荘から見渡せる景色が眺められます。
  
こんな感じ。まん中にみえる白いものは後ほど。
2階にはオルゴールがあって、時間になるときれいな音色が聴こえてくるし、山荘の中のひとつひとつも贅沢だし。
しっかりテラスでティータイム。
今は大勢のお客さんがきてるけど、ここでこうやって、静かにすごしてはったのか~ここの持ち主は。。と思うとお金持ちってすごいなあ~なんて下世話な事を考えてしまいます。
あんな景色がみえますが、下界から歩いて上がってきた、来られた距離なんだよね。すぐ下にJRが走ってるのに、電車の音もな~んにも入って来ない
人も結構きてるのに静かで、なんて贅沢な時間が過ごせるんだろう~

 あ~ 今日、ここにきてよかったなあ~

なんてしみじみ。
すると母りょうこも、
「こんな近くに、こんなすごい場所があるのに、全然しらなかったわ。
一日いられるようなすごいところだねえ」
と、今日きてよかった~って思ってくれてるみたいでした。
この後安藤忠雄先生がつくられたという新館にも言ってモネの「蓮の花」を拝見。
後は庭園をぶらりさせていただきました。
このすぐ左側では別のお茶会が開催中。
りょうこも気になったみたいだけど、結局庭園ぶらりを続ける事になりました。
もうほんとうにお庭も広くて、ここ、持ち主の方が散歩でもするなら、誰にも邪魔されず、ぼ~ッと時間が過ぎて行くんだろうな~
なんて考えてしまいます。微妙に色付きつつ、な。
先ほど2階のテラスからみえた白いもの。
これもお茶会のイベントに使われてましたよ。 お花も沢山植えられているので、秋は紅葉、春はサクラが楽しめます。
お昼がちゃんと食べられなさそうだから、とりょうこがおにぎり持って来てくれてました。どっかで食べようと敷地内の無料レストハウス内でいただきました。
この中のすごさは、「商売にがっついていない」ということ。
こういう場所って、下手すると維持費とかかかるから、レストランとか、お土産物売場がやたらにあって、高いお料理しかなかったりして結構お金がかかる事がありますが、こちらは喫茶室のみ。
おまけに珈琲は450円でクッキー付き。アサヒビールさんが関わっているのでビールも販売されてます。
でもその他はミュージアムショップなどはあるけど、全然商売に積極的でなく
お庭もきれいに手入れされているし、来る時一緒だったファミリーみたいに、
お弁当を持って庭園にくるような人も受け入れてしまう懐の広さ。
アサヒビールばんざーい!

「あーお父さんつれてきたらよかったね~」
と、りょうこさん、ほんとに、こんなに素敵な場所の素敵なイベントだってわかってたら、誘えば良かったなあ~

さ、降りるときはシャトルバスにしようと出て行ったら、近くにいたイベント関係者のおじさんに、「宝積寺」すぐだからいってみーと薦められた。
りょうこががぜん行く気になっていたので、つきあうことにしたけど、
さらに山道~!!へとへとだー。

やっとこついたー。
こちらは大黒天さまをお祀りしてます。商売繁昌!まいりしましたよ。
で、こちら、拝観料をとってしっかり案内いただける場所に閻魔様がおられたのですが、うちらもうへとへとで・・
ご遠慮しました。。でもちらりとみえた閻魔様、やはりの迫力。
階段おりただけなのにーこんなにすごい距離感。
こちらは戦国大茶会の会場の一つ。千利休の装束をされた方がお茶をいれてくださいます。
「いただいていく?」ときくと、「普通のお点前はいつもいただいてるし、さっきみたいのじゃないならいい」とりょうこ。  すみませぬ。
でも正直、さっきのポップ戦国茶会があまりに楽しかったので、普通のお点前はそれこそどこでもできるのです。
りょうこに至っては毎週やっているので。。

ここでやっとこJR行きのシャトルバスを待つ事に、こちら、三重の塔です。手前の木がね、存在感ありあり☆ヾ(≧▽≦)o
シャトルバスに乗せていただき、山を下ると、予想以上の急降下
えーこんなにあがってきたの~??そういえば、山荘の2階からみたとき地上はあんなに遠かったもんな~

ということで無事JR山崎駅に到着。
駅前には文化財指定だったかな、お茶室も。
駅すぐ近くに離宮八幡宮があるはず、と地図にあったので、ついでにいってみました。
ほんとに駅からすぐでした。こちらも戦国茶会の開催場で、こちらでは「北の政所」様がお茶をたててくださいます。
すごいねえ~。☆ヾ(≧▽≦)o

駅前の雑貨屋Relishさんを物色したり、ギャラリーを拝見したりしながら
夕食はどうしよう~となって、なぜか、結局茨木へ☆ヾ(≧▽≦)oこらー
りょうこが駅前はなんもない、お酒今日は飲まないから~というので、マイカルに行って「神戸プルコギ館」でお食事となりましたぷぷぷ。
  
もりもりー!たべるねー
食べながら、りょうこさんに
実は、今日はね、多分お茶会やったらすぐ出てくると思って、そしたら京都駅にでもいくかーって思ってたのだ  と、あたし。
やっぱりねー、あたしもそうなるかなーって想ってた と、りょうこ。
でも予想以上にお茶会も楽しくて、美術館も大山崎山荘自体も素晴らしくて、あっというまに時間がすぎていったね~

お茶会自体は今からおもうと他のお茶会もいってみたかったな~
でも正直開催内容がよくわからなかったので、ちょっとどうしていいのかわかんなくなって結局一席しか参加できなかったという結果。
ほんとは移動茶室の「雲天庵」さんを捜したかったけどどう捜すのかもわからなかった~。

またやってほしいな~そしたら、是非いろいろ参加してみたい。
と、りょうこと締めました。

大事な試合のときとかに用いられる「天王山」この山で昔明智光秀と羽柴秀吉が戦ったのかと思うと、こういった歴史の地が京都には沢山あるから、わかってることなんですが、改めて感慨深いなあと思ってしまいます。
いつも京都に遊びにいく途中、電車のなかからなんとなくながめていたこの場所も、次からはまた違う目線で眺めるんだろうな~

でもあの大山崎山荘にはまた伺いたいです。


今回から、しばらく「京都で遊ぼうART」さんの
ブロガーとして京都ネタをアップすることになりました~。
大好きな京都をさらにがんばってうろつきます!



ぽっぷな茶会、天王山へゆくのまき その1

2010年11月06日 | 京都ぶらり話
あたしの大好きな雑誌社、エルマガジン社さんのサイトにきになるものがありました。
「戦国ポップ茶会」ってなに?
気になってスタッフブログを拝見したのですが、もひとつわからん。
でも気になる!ので、申し込んでみました!やってみなきっとわからんのだ。

そんなわけで、同じくお茶をやっている母りょうこを誘って
実は初めての山崎美術館!
初めてのJR山崎駅。と美術館までシャトルバスがあるように書かれていたので売店の人にきいたら1時間くらい後にならないと出ないといわれ、
10分くらいだから、すぐつくわよ~というので歩きでいくことにしました。

えーこの坂をですかー!!!
とその横をしゃーっとシャトルバスが。。。。こらー!でてるやんけー!
後から調べると一時間に3本も走ってました。ゆるせんあの売店の女!

さらにどうやらこの土日は山崎周辺が「今、蘇る天王山・戦国絵巻」とゆイベントをやっていてそのイベント用シャトルバスまで走ってました。
あのう、そういうの、JRでも情報を共有してください。不案内すぎです。
来年開催される国民文化祭・京都2011のプレイベントということで開催された催しらしく今日参加する戦国ポップ茶会もその一貫だそうです。

くそーやられたーと二人で文句いいながら、一緒に登る人と言いながらぽてぽて山道をあがります。かわいいポスト発見。
そう、ここは昔戦場となった天王山、よく「天王山」て使いません?
ここのことなんですよね~。
「ここを馬にのって戦うためにあがっていったんだね~」なんていいながらあがっていくとトンネルだー。
実はトンネルじゃなくてアサヒビール大山崎山荘美術館の入口です。
ちゃんと門があるんですよ。
で、ここからはもう敷地内。美術館どこ~?ってなるくらい広い庭園と登り坂です。☆ヾ(≧▽≦)o
一緒に上がってきたファミリーはどうやら庭園で過ごすらしいです。
お弁当もってきてはりました。庭園は入場無料。入場料がかかるのはあくまで美術館内なのです。
ここはなんと、無人レストハウス!
さらに右手にあがっていくとやっと美術館に入る門があります。
って、ひ、広い~!!! 初めてなので母とふたりで口ぽかーんです。
あ、この写真は中に入ってから撮りました。入る前は、ぽかーんのしすぎですっかり忘れてました☆ヾ(≧▽≦)o
今回のイベントに参加する参加費に加え美術館入場料も支払うので、早めに入って中を拝見しました。
現在公開中の企画展は「民芸誕生」あ、これ気になってた奴だった。
思わぬ収穫でした、ちょこっと拝見している間に時間がきて、早速お茶会へ。
こんな石段をあがっていきますよ~
今回参加させていただいたのは、戦国ポップ茶会の中のプログラム、「どっこい生きてる水の中」というお茶会。
どんなの??って全然わかりません。
普段は入れない場所にあるお茶室に案内されこちらでお茶会です。中に入ると立礼形式でテーブルと椅子が置かれていました。
どっこい生きてる水の中」ご亭主さんになる陶芸家のフジタチサトさんがお出迎え。
こちらは陶芸家・藤田匠平さん、美術家・山野千里さんのご夫婦ユニット。
器などをご主人がつくられて、絵つけを奥さまがされることを中心としてるみたいです。
茶室にはお魚やタコの陶芸作品が飾られてます。正直かわいい~
着席してはじめてわかったのですが、参加者6名のうち、半分がフジタチサトさんのファンの方でした。
今回のテーマは、お二人の作品によく使われる水の中の生き物がテーマで
夏じゃないけど、この場で水の中にいきるものについてちょっと考えながら過ごしてみましょうというものでした。
で、でてきた御菓子!ひやー!なんかお魚がかぶってますけどー!実はあたしこの御菓子が目当てでした。
今回このイベントのお菓子を担当されているのが「日菓」さん。
この方たちの御菓子を一度いただいてみたかったのです。この御菓子、どういうことかとゆと、そろそろ寒くなりました、寒くなると時々水の中の魚も落ち葉を お布団みたいにかぶってるときがあって、寒いのかな~。なんて感じをお菓子にされたそうです。そしたら落ち葉じゃなくてお布団にしよか、なんて感じででき たのが「秋の毛布」お客さん全員で「かわいー!」ぺろっとめくってあったかい毛布をいただいちゃいました、ごめんね、お魚さんよう。
八つ橋みたいな感じでうすいお餅の間に白あんが挟まっていました。

と、寒くなった魚をみると!!!えー!人間がいるー!☆ヾ(≧▽≦)oかくれとった!
藤田さんによると、冬に人間が入っている布団にわんことかが入ってくるように、生き物はいつも人と一緒にいるんだなというそゆ感じなんだそうです。
で、この人間、一人一人ぜーんぶポーズが違います。
なので、みんなでみせあいっこ。

人数が6人なので、とってもなごやか~な感じです。
そしてお抹茶が配られるのですが、お茶碗も一つ一つ形はもちろん絵つけもなにもかもが違っていて、お茶をいただいたあと、洗っていただき、それをみんなでまわし観。おまけに飾ってあったお茶入れもとてつもなくかわいらしくてみんなでいつまでも魅入ってました。
さすがに写真を撮るのは失礼なので遠慮しましたが、どんな作品を作られているか気になる方もおられると思うので、最近の展覧会の画像こちらに
お茶入れのふたにウミガメがいたり、お茶碗ののみきった底にお魚がいたり。
さわると絵つけの塗料がでこぼことしていて手触りも絵も楽しくて。
こんな楽しいお茶道具がでてくるお茶会はきっと誰でもが楽しめます。

実は、母りょうこ、多分こういうの好きじゃないかなと思って誘いました。
お茶自体はお稽古歴長いので、お茶をやっている目線で参加したらどうかなと思ったのです。
いたく気にいってくれたみたいで、
お茶入れは袋にちゃんといれて、お茶たてる時にさっとだして驚かせたいわ~、
お茶碗もいつもつかってるものよりずっと魅力的でどれを使ってもわくわくする!と作家さんに話かけてました。
多分、作家さんのファンでもなんでもなく、お茶会としてきたうちらが一番驚いて、わくわくしたんじゃないだろか。☆ヾ(≧▽≦)o
最後、使用した御菓子のお魚や、お茶碗はイベント後販売されるとのことで、希望者が多すぎて抽選になるとのことだったので、
抽選~?と帰って来てしまいましたが、最後までりょうこは
「あの価格は全然高くない!安いくらい、あれをお茶会で使える楽しさを考えたらいくらでもおつりきちゃうわね」とずーっと言ってました。

自分のがまぐちと比べるのはおこがましすぎるんだけども、
以前とあるお店の店長さんから「朝来さんのがまぐちは、会話がはじまるんだよね、」と言われた事があります。
中をのぞいて「みてみてーここにこんなものが!」とか一緒にきてるひとについつい話したくなって、誰かとお話がはじまる、とほめていただいたのです。
言われてとってもうれしかったけど、
この方達の作品なんてまさにそうで、初めておあいしたみなさんと
「ここ、かわいいですね~」とか言い合いができて、素敵な時間でした。

フジタさんは「お茶に関しては素人なので」とおっしゃっていたのですが
母りょうこに言わせると、そこが素敵な作品ができる素なんだそうです。普段茶道具を作ってる人ならこんな楽しいものをつくる発想はできない、
普段やらない分野だからできたんだよ~と、ほんとうにお気に入りのようでした

連れてきて良かった~
まだ中途半端なままだった美術館の中を再度拝見にもどりました。
それは「その2」へ~


今回から、しばらく「京都で遊ぼうART」さんの
ブロガーとして京都ネタをアップすることになりました~。
大好きな京都をさらにがんばってうろつきます!