海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

『記録 自決と玉砕』より1

2008-06-03 19:13:47 | 日本軍の住民虐殺
 安田武・福島鑄郎編『記録 自決と玉砕 ーー皇国に殉じた人々』(新人物往来社・1974年刊行)は、題名の通りにアジア・太平洋戦争における日本軍人と民間人の「自決と玉砕」についての記録である。1943(昭和18)年5月のアッツ島の玉砕から始まり、ニューギニア、サイパン、グアム、ペリリューなど太平洋の島々や硫黄島、沖縄の玉砕、さらに満蒙ソ連国境における「集団自殺」や敗戦を機に起こった軍人や右翼団体員の . . . 本文を読む