海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

ムーチービーサの中、今年最初の海上行動

2025-01-07 23:10:42 | 米軍・自衛隊・基地問題

 7日(火)はムーチービーサの中、カヌー3艇と抗議船1隻(平和丸)で今年最初の海上行動を行った。

 午前8時頃、カヌーチームが松田ぬ浜を出発し、途中で平和丸に乗り込んで大浦湾に向かった。

 午前8時45分頃、ガット船4隻(marumasa2号、國喜18、憲洋、進朋)が大浦湾に入った。

 marumasa2号は以前使われていた同名のガット船とは違い、海砂の採取・運搬船のようだ。

 A護岸建設への抗議行動を優先し、航路付近では海保に拘束されない範囲で監視活動を行った。

 湾内に入ったガット船はこの後、ランプウェイ台船に土砂を積み替えていた。

 K8護岸では朝一番で土砂を陸揚げしているランプウェイ台船は1隻だった。

 この後、土砂の積み替えを行ったランプウェイ台船が順次接岸し、陸揚げを行っている。

 陸揚げされた土砂は辺野古側埋め立て工区に運ばれ、大浦湾の埋め立て用として仮置きされていた。

 湾内では前日入った第65天神丸が、海上ヤード建設用の石材をランプウェイ台船に積み替えていた。

 午前中で積み替えを終えると、午後から石材を投下していた。

 積み替えや投下作業では、遠目にも舞い上がる粉塵がひどかった。

 海上ヤードでは午前中1回、カヌーで抗議行動を行った。

 福田サルベージのデッキバージの横に接舷しているのは、沖縄海洋資源開発株式会社の石材・砂利採取運搬船の太海丸と思われる。

 午前中、太海丸は採取して運んできた海砂をベルトコンベアーでデッキバージに積み替えていた。

 その後、デッキバージの横にトレミー船用の台船が接舷し、marumasa2号を使って砂を積んでいた。

 午前11時50分頃、砂を積んだ台船がトレミー船に接舷し、午後から軟弱地盤改良に向けた海底への砂撒き作業が行われた。

 A護岸では鋼管矢板の打ち込み作業が行われていたが、これまでより作業が早まり、午前2本、午後2本の計4本が午後3時頃までに打ち込まれていた。

 午前と午後の2回、カヌーでフロートを越えて打ち込み作業に抗議した。

 海保がゴムボートで追い、保安官が飛び込んでカヌーを拘束するので、作業現場まで到達して工事を止めるのは難しい。だが、できる限りのことはしないといけない。

 最低限、辺野古新基地建設に反対し、抗議する意思を工事が行われている現場で示したい。

 そのためにも、ぜひ多くの人にカヌーや抗議船に乗って海上行動に参加してほしい。

 見る前に跳べ。

 今日はムーチービーサで海上は風が強く、濡れた体に寒さが厳しかった。

 帰宅して仏壇に供えられたカーサバームーチーをくゎっち―した。

 


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