16日は午後から辺野古へ行き、真喜志好一氏の講演を聴いた。SACO合意直後から言われていたオスプレイの沖縄配備計画について、日本政府がごまかし続けてきた経緯やオスプレイの特徴と問題点、1960年代から米国が辺野古崎周辺に基地建設を計画していたこと、高江のヘリパッド建設もオスプレイ配備と連動していることなどを、パワーポイントで地図や映像を示しながら1時間ほど話していた。そのあと45分ほど会場からの質問に答えていた。
会場に見えている辺野古のお年寄りの中には90代になる方もいた。辺野古で新基地建設問題が起こってからこれまで、ずっと反対の意志を持ち続け、杖をついて会場まで足を運んでいる皆さんがいる。いろいろなしがらみに縛られている地域の中で、表立って声を上げることは難しいことであり、勇気のいることだ。目立ちはしなくても、地域の中で地道にとりくみを続けていた人たちがいて、それを陰で支える人たちがいたからこそ、名護市長選挙や市議会選挙に勝利した今の状況が生まれた。そのことを心に刻みたい。
質疑応答の中で辺野古の70代の男性が、以前、金武町のキャンプ・ハンセン基地にハリアー機が配備されていた時のことを話していた。基地内のグラウンドに鉄板を敷いて離発着場を造り、オスプレイと同じように垂直離陸すると辺野古上空を飛行していった。畑仕事をしている男性の頭上を飛んでいく時の爆音は、爆弾の爆発音がずっと続いているような凄さだった。保育園で昼寝をしていた子供たちが飛び起き、保育士にしがみついて怯えていたという。幼い頃からこういう爆音にさらされると精神形成に悪影響を及ぼす、その悪影響は歳をとってまで続くはずだ、と男性はオスプレイ配備に危機感をにじませていた。
日本政府は、オスプレイ配備によって環境アセスメントをやり直すことはない、としている。都合の悪い事実は隠してことを進めてきた政府・防衛省は、ひとかけらの反省もなく、居直りを決め込んでいる。沖縄に対するその傲慢な姿勢は、自公政権も民主・国民新政権も何も変わらない。オスプレイ配備をごまかしながら沖縄の「負担軽減」を口にし、「県民を説得する」という菅政権の愚劣さ、傲慢さを許してはならない。
会場に見えている辺野古のお年寄りの中には90代になる方もいた。辺野古で新基地建設問題が起こってからこれまで、ずっと反対の意志を持ち続け、杖をついて会場まで足を運んでいる皆さんがいる。いろいろなしがらみに縛られている地域の中で、表立って声を上げることは難しいことであり、勇気のいることだ。目立ちはしなくても、地域の中で地道にとりくみを続けていた人たちがいて、それを陰で支える人たちがいたからこそ、名護市長選挙や市議会選挙に勝利した今の状況が生まれた。そのことを心に刻みたい。
質疑応答の中で辺野古の70代の男性が、以前、金武町のキャンプ・ハンセン基地にハリアー機が配備されていた時のことを話していた。基地内のグラウンドに鉄板を敷いて離発着場を造り、オスプレイと同じように垂直離陸すると辺野古上空を飛行していった。畑仕事をしている男性の頭上を飛んでいく時の爆音は、爆弾の爆発音がずっと続いているような凄さだった。保育園で昼寝をしていた子供たちが飛び起き、保育士にしがみついて怯えていたという。幼い頃からこういう爆音にさらされると精神形成に悪影響を及ぼす、その悪影響は歳をとってまで続くはずだ、と男性はオスプレイ配備に危機感をにじませていた。
日本政府は、オスプレイ配備によって環境アセスメントをやり直すことはない、としている。都合の悪い事実は隠してことを進めてきた政府・防衛省は、ひとかけらの反省もなく、居直りを決め込んでいる。沖縄に対するその傲慢な姿勢は、自公政権も民主・国民新政権も何も変わらない。オスプレイ配備をごまかしながら沖縄の「負担軽減」を口にし、「県民を説得する」という菅政権の愚劣さ、傲慢さを許してはならない。