20日(月)はカヌー5艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。
午後1時頃、カヌーチームは松田ぬ浜を出発した。
オイルフェンス沿いに長島の近くまで漕ぎ、平和丸に乗り込んで大浦湾に出た。
昨日、今日と連続して軟弱地盤を改良するための大型船が大浦湾に入っている。
こちらは今日の午前中に入ったサンドコンパクション船で、瀬嵩側の沖に停泊している。
軟弱地盤に砂杭を打ち込むもので、近くで見ると、その高さを実感する。
こちらは昨日の午前中に入ったサンドドレーン船で、K9護岸側に停泊している。
A護岸で鋼管矢板を打ち込んでいたクレーン付台船とバージ船、タグボートなどに挟まれていて、船上では作業員が機器の点検を行っているようだった。
軟弱地盤の水分を抜く船とのことだが、作業員の姿と比較すれば、その大きさが分かる。
鋼管矢板を打ち込む作業船がサンドコンパクション船に横付けされているので、A護岸の建設工事は行われていなかった。
サンドコンパクション船で砂杭を打ち込む前に、トレミー船で海底に砂を撒く作業が続けられている。
トレミー船に横付けされたバージ船に、砂採取・運搬船のmarumasa2号が横付けされ、砂を移していた。
午後2時半頃にはmarumasa2号が離れ、トレミー船で砂を撒く作業が始まるようだった。
こちらはバック方式浚渫船で、海底の浚渫作業を行っているようだ。
デッキバージの横には砂採取・運搬船の太海丸が接舷し、ベルトコンベアーで砂を移していた。
海上ヤードの建設現場では、台船上の砕石がなくなり、投下作業は行われていなかった。
台船上には石材とは別に、細かい石か土砂のような物がかなりの量、残されていた。
先週の金曜日から、航路付近のオイルフェンスが開けられたままになっているとのこと。
軟弱地盤改良の大型船を入れるための一時的なものか、これからずっと開けておくのか、様子を見たい。
航路の近くに深田サルベージの多目的船・新潮丸が停泊し、軟弱地盤の調査を行っている。
新聞報道によれば、同船は1月15日に油漏れ事故を起こしている。
大量の船が集中することで、大浦湾で工事中に大きな事故が発生しないか、不安に駆られる。
K8護岸ではランプウェイ台船が3隻接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
土砂はランプトラックで辺野古側埋め立て工区に運ばれ、大浦湾の埋め立て用に仮置きされていた。
この日はガット船2隻(進朋、清明)が大浦湾に入り、ランプウェイ台船に土砂を積み替えている。
K7護岸ではクレーンが下ろされ、消波ブロックの設置は行われていなかった。
今日はA護岸や海上ヤードの作業が行われていなかったので、カヌーによる抗議は行わず、サンドコンパクション船をはじめ大浦湾全体の様子を船上から確認した。
軟弱地盤改良のため、近日中にも砂杭の打ち込みが始まろうとしている。ぜひカヌーや船に乗って、海上から抗議の声をあげてほしい。
沈黙や傍観は政府に容認と都合よく解釈され、利用される。反対の意思を行動で示しましょう!