沖縄は梅雨の雨が続いている。農家やダムの貯水量のことを考えれば、降るべきときに雨が降るのはいいことだ。
沖縄戦慰霊の日が近づいて、新聞やテレビでは沖縄戦に関する特集がシリーズで組まれている。今日のRBCの「ザ・ニュース」では、「シリーズ・慰霊1」として、去る6月11日に亡くなった佐次田秀順氏のことを取り上げていた。沖縄戦のときに伊江島で戦い、敗戦を知らないで米軍の目を逃れるために2年間もガジマルの木の上で過ごした体験を持つ方である。
番組では、かつて自分が隠れていたガジマルの木を訪ね、地元の子どもたちに体験を語る佐次田氏の姿が映し出されていた。子どもたちの質問に答えて、木の上で日本軍の大部隊が来ることを待っていたことや、昼間は用便に下りられないので飲み食いを控えていたこと、平和の大切さなどを話していた。
サンシンの音が流れる告別式の様子のあと、火葬した秀順氏の遺骨の中にあったという金属片を、長男の勉氏がレポーターに見せていた。生前、秀順氏は臀部に被弾したことを話していたという。金属片は骨壺に入れずに保管し、子や孫たちに見せて秀順氏の戦争体験を伝えていきたい、と勉氏は語っていた。
戦争体験を伝えようと努めていた証言者がまた一人亡くなった。しかし、その思いと体験は確実に語り継がれていくだろう。
沖縄戦慰霊の日が近づいて、新聞やテレビでは沖縄戦に関する特集がシリーズで組まれている。今日のRBCの「ザ・ニュース」では、「シリーズ・慰霊1」として、去る6月11日に亡くなった佐次田秀順氏のことを取り上げていた。沖縄戦のときに伊江島で戦い、敗戦を知らないで米軍の目を逃れるために2年間もガジマルの木の上で過ごした体験を持つ方である。
番組では、かつて自分が隠れていたガジマルの木を訪ね、地元の子どもたちに体験を語る佐次田氏の姿が映し出されていた。子どもたちの質問に答えて、木の上で日本軍の大部隊が来ることを待っていたことや、昼間は用便に下りられないので飲み食いを控えていたこと、平和の大切さなどを話していた。
サンシンの音が流れる告別式の様子のあと、火葬した秀順氏の遺骨の中にあったという金属片を、長男の勉氏がレポーターに見せていた。生前、秀順氏は臀部に被弾したことを話していたという。金属片は骨壺に入れずに保管し、子や孫たちに見せて秀順氏の戦争体験を伝えていきたい、と勉氏は語っていた。
戦争体験を伝えようと努めていた証言者がまた一人亡くなった。しかし、その思いと体験は確実に語り継がれていくだろう。
絵本の紹介
絵本 「てっぽうをもったキジムナー」
作者 たじま ゆきひこ(田島征彦)さん
発行 童心社
発行日1996年6月23日
沖縄だけで放映されている番組が大和でも見ることが出来れば、沖縄(戦)への関心ももっと拡がっていくと思うのですが、残念です。
佐次田氏の話が絵本になっていることは、新聞やテレビで知っていましたが、まだ読んだことはありません。
名護の図書館にもあると思いますので、読んでみたいと思います。
沖縄では連日、新聞、テレビで沖縄戦に関する報道がなされています。
ほんとに、その何分の一かでもヤマトゥで見られたらいいのですが。
6月23日の県主催の追悼式典は、昨年からNHKで全国放送されるようになっています。
NHK沖縄が夕方のニュースで「シリーズ・戦跡を歩く」というのを週1回やっています。
今年の4月1日には、民放や県内紙がほとんど沖縄戦について扱っていない中で、NHK沖縄だけが遺骨収集作業をしている男性や首里城の地下にある司令部壕のことを取り上げていて、今県内のマスメディアでも一番熱心に沖縄戦のことを取り上げているのではないかと思います。
NHK総合の全国放送でも、次のような番組が放映されるようです。
「沖縄戦 64年の告白~”集団自決”ある兄弟の苦悩~」
6月22日(月)午後10時45分~11時28分
「証言記録 兵士たちの戦争 戦場を駆けた少年兵たち~沖縄県 鉄血勤皇隊~」
6月27日(土)午前8時~8時43分
ぜひ多くの人たちに見てほしいものです。
6月23日には、京都・三条川端のだん王法林寺さんで夜7時より、大田昌秀さんの講演会もあります(参加費は無料)ので、27日の放映は講演を聴かれた方々には、再度講演内容を反復する機会となります。
チラシを作って、宣伝したいと思います。
放映情報、ありがとうございました。