海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

台風対策と羽地内海に避難しているガット船、ランプウェイ台船

2020-05-16 20:48:42 | 米軍・自衛隊・基地問題
 16日(土)は朝、海上行動のメンバーが久しぶりにテント2に集まって、台風対策を行った。  その前後に、松田ぬ浜や辺野古側埋め立て工区の様子を見たが、湿った南風が吹いて霧が立ち込め、視界が悪かった。工事の中断が続いており、午前10時前の段階で作業の動きは見られなかった。  午前10時6分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。こちらも霧が出ていて、動いているのは民間の警備船く . . . 本文を読む

沖縄防衛局への申し入れ/辺野古新基地建設を中止し、予算を新型コロナ対策に回せ!

2020-05-15 23:20:08 | 米軍・自衛隊・基地問題
 15日(金)は午後2時から沖縄防衛局に対し、辺野古新基地建設問題を考える辺野古有志の会とティダの会で、〈辺野古新基地建設計画を中止し、莫大な予算を新型コロナウィルスの感染防止、医療、福祉、雇用、教育などの対策費に回すことを求める要請〉を行った。以下に要請文を紹介したい。  防衛省沖縄防衛局は4月21日、辺野古新基地建設で、埋め立て予定地に広がる軟弱地盤改良のための設計変更を沖縄 . . . 本文を読む

5月14日の大浦湾と羽地内海の様子

2020-05-14 22:09:03 | 米軍・自衛隊・基地問題
 14日(木)は午後4時9分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。ランプウェイ台船やガット船は姿を見せておらず、民間の警備船や漁民の警戒船が海に出ているだけだった。  例年なら、明日の5・15に向けて平和行進が行われており、辺野古を出発する東側コースを歩いている。今年は新型コロナウイルスの影響で、行進も県民集会も中止となった。  瀬嵩の浜で平和行進の出発集会が開かれ、海からカヌーで . . . 本文を読む

5月13日の大浦湾と羽地内海の様子

2020-05-13 23:53:51 | 米軍・自衛隊・基地問題
 13日(水)は午後2時16分頃、大浦湾の様子を見にいった。梅雨の合間の好天で、ランプウェイ台船やガット船のない海は気持ちいい。この時間帯は作業和船も見られなかった。  午後2時46分頃、羽地内海の様子を見ると、屋部5号は位置を変えて、湧川寄りの方に停泊していた。屋部3号の姿は前日に続きなかった。   . . . 本文を読む

5月12日の大浦湾、辺野古側埋め立て工区、羽地内海の様子

2020-05-12 23:59:41 | 米軍・自衛隊・基地問題
 12日(火)は午後1時7分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。ランプウェイ台船やガット船の姿はまだ見られなかった。  作業和船やタグボートが汚濁防止膜の所で作業を行っていた。潜水作業も行われていて、クレーン付き台船のクレーンも立っていた。汚濁防止膜の一部を交換したか、点検・補修したかだろうと思う。  午後1時54分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工 . . . 本文を読む

5月11日の大浦湾と辺野古側埋め立て工区の様子

2020-05-11 21:28:34 | 米軍・自衛隊・基地問題
 5月11日(月)は午後3時24分頃、大浦湾の様子を見に行った。ランプウェイ台船やガット船は、まだ姿を見せていない。  沖縄はスーマンボースー(梅雨)入りしたが、午後は雨がやんで海は穏やかだった。  ちょうど作業和船が海保の浮き桟橋の所に戻ってきて、クレーンで船を吊り上げ、陸に片付けていた。  作業和船は3隻以上が海に出ていたが、フロートやオイルフェンスの点検をしたの . . . 本文を読む

羽地内海の屋部3号とパパヤー

2020-05-10 23:53:27 | 米軍・自衛隊・基地問題
 今帰仁に帰ろうとマリー道を通ったら、羽地内海の湧川寄りにランプウェイ台船・屋部3号が停泊していた。屋部土建の作業船が並んで停泊している場所で、少し足を伸ばせば見つかる場所なのに、注意が足りなかった。  夜、名護に戻る時にも確認したが、同じ場所にあった。来週以降の動きも注意して見ておきたい。  実家の庭もあちこちでユリが咲いている。40年以上前、両親が近くの野山から採ってきて数本植 . . . 本文を読む

5月9日の大浦湾、辺野古側埋め立て工区、羽地内海の様子

2020-05-09 22:00:35 | 米軍・自衛隊・基地問題
 5月9日(土)は午後4時半頃、大浦湾の様子を見に行った。ランプウェイ台船やガット船は姿を見せておらず、静かな海が広がっていた。  午後4時47分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。重機類はかたづけられたままで、目立った変化はなかった。  午後5時19分頃、羽地内海に回って様子を見た。ランプウェイ台船は前日と変わらず、屋部5号が残っていて、屋部3号は見え . . . 本文を読む

5月8日の大浦湾と羽地内海の様子

2020-05-08 22:36:23 | 米軍・自衛隊・基地問題
 8日(金)は午後3時5分頃、大浦湾の様子を見に行った。まだランプウェイ台船やガット船の姿はなく、午後3時を回っていたせいか、民間の警備船や漁民の警戒船も引き揚げたようだった。  午後4時28分頃、CH-543E大型輸送ヘリが5機編隊で、大浦湾上空を飛行していた。辺野古の集落上空は爆音がうるさかっただろう。  普天間から辺野古に基地を移せば、米軍のヘリやオスプレイは海の上ば . . . 本文を読む

5月7日の大浦湾、松田ぬ浜、辺野古側埋め立て工区、羽地内海の様子

2020-05-07 22:43:38 | 米軍・自衛隊・基地問題
 連休明けの5月7日(木)は、午前11時50分頃と午後3時過ぎに、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。ランプウェイ台船やガット船はまだ姿を見せず、民間の警備船や漁民の警戒船が海に出ているくらいだった。  風が強かったが、五月晴れのもと、海の色が美しかった。工事が中断している静かな海で、ジュゴンが海草を食みにやってきてほしいものだ。この海の色を見ていると、工事の再開を許してはならないと強 . . . 本文を読む

工事再開は許されない/羽地内海のランプウェイ台船と相思樹の花

2020-05-06 23:58:23 | 米軍・自衛隊・基地問題
 6日(水)は午後から大浦湾や羽地内海に行き、辺野古新基地建設工事の再開に向けた動きがあるかどうかを見てきた。午後4時頃、大浦湾ではガット船やランプウェイ台船の姿はなかった。  午後5時15分頃、羽地内海の様子を見ると、大浦湾で埋め立て用土砂を陸揚げしているランプウェイ台船・屋部5号と3号は、まだ移動していなかった。埋め立て工事再開のためには、まずランプウェイ台船が大浦湾に入らな . . . 本文を読む

世界史的な転換点/軍事費削減し感染症対策に

2020-05-06 11:57:12 | 米軍・自衛隊・基地問題
 以下の文章は、2020年4月29日付琉球新報に〈世界史的な転換点/軍事費削減し感染症対策に〉という見出しで掲載されたものです。  沖縄県民の命と健康は、日本政府と沖縄防衛局にとって、こんなに軽いものなのか。辺野古新基地建設や普天間基地からの泡消火剤流出事故をめぐる動きを見ていると、その思いが強くなる。  故翁長雄志前知事は、うちなーんちゅ、うしぇーてーないびらんどー、と口にしていた。現状は、 . . . 本文を読む

書評/石井暁著『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』(講談社現代新書)

2020-05-04 23:59:21 | 読書/書評
 以下の書評は2020年3月10日発行「監視社会ならん!通信」29号に掲載されたものです。  2013年11月27日、共同通信社会部から1本の記事が配信された。翌日、同社加盟31紙がその記事を1面トップで掲載した。記事の内容は、陸上自衛隊内に総理大臣や防衛大臣も知らない秘密の情報部隊があり、海外で情報収集活動を行っている、というものだった。  自衛隊という軍事組織が、文民統制を否定し、海外 . . . 本文を読む

ピージャーガーとサニバナナ

2020-05-02 23:52:49 | 生活・文化
 ひと月ほど前、久しぶりにピージャーガーに行った。子どもの頃、家族で泳いだり、ミナー(貝)やガシシ(シラヒゲウニ)を採りに行った砂浜で、崖の下に湧水があり、岩を削って樋が作られていることから、樋泉(ピージャーガー)と呼ばれている。  私が子供のころに比べて水量はかなり落ち、訪ねる人も少なくなって樋のまわりにシダが茂ってしまった。何年か前に溜まった石を片づけたのだが、また埋まってしまった。 . . . 本文を読む

非常事態宣言下での工事再開は許されない

2020-05-01 23:59:07 | 米軍・自衛隊・基地問題
 5月に入った。1日は午前11時半頃に瀬嵩の森から、大浦湾の様子を見た。工事が中断してガット船やランプウェイ台船など、埋め立て作業を行う船舶が姿を消し、大浦湾はいたって静かだ。民間の警備船やウミンチュの警戒船が、それぞれ3隻ほど停泊し、浮き桟橋付近では海保のゴムボート2隻が動いていた。  そのあと豊原の高台に回ったが、工事用ゲートは閉まったままで、辺野古側の埋立工 . . . 本文を読む