我が息子「風の旅人」ファンの皆さま(笑)
日曜日、旅人は高校の卒業式を終えましたので、ここにご報告申し上げます
中学の入学式も大嵐でしたが、高校の卒業式もやはり冷たい雨でした
6年間本当に色々なことがあり、ハラハラさせられたハハでした
無事に高校を卒業してくれてホッとしています
思えば、旅人の青春はハハにとっては青天の霹靂
の連続でした。
青天の霹靂その①
中2の冬。
「生徒会長になったから…」
何の前触れもなく告げられた、反抗期真っ只中の旅人の言葉。
青天の霹靂その②
中2の3月。
「いやあ、生徒会長の立会演説、素晴らしかったですよ。あれなら当選するだろうって、他の先生方も話してました。」
個人面談で素行の悪さ(遅刻)と成績下降を指摘されるかと思いきや、担任の先生から頂いたお褒めの言葉。
青天の霹靂その③
中3の夏休み。
主人の実家の徳島へ帰省後、一人で九州へと向かった旅人
九州を周遊後、広島を経て京都へ行ったまでは良いが、そこで消息を絶つ。
「警察に捜索願を出そうか…」
そう話していた矢先、大きな宅急便が着払いで自宅に届く。
中身は中古の折り畳み自転車
調べたら、差し出しは、北海道富良野のセブンイレブンだった。
青天の霹靂その④
富良野から帰ってきた旅人は、金髪だった
青天の霹靂その⑤
中3の冬休み。
旅人はみたび北海道へ。
「また宗谷岬?」
こんなに北海道と雪が好きな旅人の先祖は、アイヌ人に違いない
青天の霹靂その⑥
中3の3月。
東日本大震災発生。
「ボランティアに行こうと思うんだけど…」
春休み、旅人は単身被災後の宮城県石巻へ乗り込み、泥出しなどのボランティアに従事する。
青天の霹靂その⑦
高1の秋。
「これ…」
唐突に手渡されたレターには、こう記されていた。
「第15回 ボランティアスピリットアワード 信越・関東第一ブロック賞 受賞 おめでとうございます!」
青天の霹靂その⑧
高2の5月。
旅人は、副会長として体育祭準備の仕事に没頭するあまり、連日生徒会室にこもって授業をサボる。
おまけに先生方の注意を完全に無視。
結果、ハハは学校に呼び出しを食らう
担任、生徒指導部長、そして学年主任の先生たちの前で、「訓告処分」。
…なのにその6月、旅人は高校の生徒会長になる
(なんでやねんばしっ)
青天の霹靂その⑨
高3の夏。
旅人は朝4時におまわりさんに連れられて家に帰ってきたらしい。
(ハハは就寝中で知らない)
夜中にお腹がすいた旅人。
自転車で近くのコンビニに出かけ、おまわりさんに職務質問されそうになって逃走
「職質拒否」「無灯火」「住居不法侵入」で捕まったらしい
青天の霹靂その⑩
「鳥取のおじいちゃんの後を継いで神主になる」
こうして旅人は、國學院大學神道文化学部に合格
今だから暴露する、旅人の逸話の数々です。
しかし、そんな旅人でも、卒業式では卒業生代表として「答辞」を読みました。
「すごく感動しました!」
「自分の言葉で語っていて素晴らしい!」
結構な評判で、校長先生や保護者の方々からたくさんのお褒めの言葉を頂きました。
その後の保護者会主催の謝恩会でのハハのスピーチより、ずっと素晴らしかった
お父さんなんか、ハハより号泣していました
クラスの卒業記念DVDを作って配ったのも旅人だそうです
(ハハはまだ見せてもらっていませんが…)
前日も、明日の卒業式で流すんだと、徹夜でスライドを作っていました。
自分が送り出されるのではなく、友だちを送り出すというそのホスピタリティ
旅人は、とにかく色々としでかしてくれます。
これからも、沢山しでかすと思います。
で、また「親バカ」と言われるかもしれないけど…
いや、確実に言われるけど…
ハハはこれからもずーっと旅人の味方でいたい
無事卒業を迎えた今、改めてそう思っています。