「行ってきます!」
待ってました!とばかりに張り切って試験へ向かう次男を見送りながら、無事にこの日、開智望小学校・第1回入学試験を迎えられたことにほっと胸を撫でおろしました。
「受験当日を、無事に迎えられるのか?」
コロナ禍にあって、受験生をお持ちのご家庭は誰もが抱えるこの思い、実は我が家にとってはより深刻なものでした………
夏休み終盤、ちょうど試験の1ヶ月前のことです。
私自身の実父が、突然亡くなりました。
夏期講習の授業中に連絡が入り、その日を境に我が家は受験勉強どころではなくなりました。
誰もが心の整理がつかない中、姿の変わってしまった祖父を見ては「嫌だ!嫌だ!」と何度も次男は涙を流しました。
そして、葬儀が終わったその日の夜。
今度は、私の実母の新型コロナウィルス感染が発覚したのです…!
父のことに気を取られていた間に母はすっかり悪化し、受診したときにはあと一歩で重症、という状態にまでなっていました。
発熱がなかったので、体調不良の原因がまさか新型コロナであるとは誰一人疑わなかったのです。
父が亡くなってからずっと実家で過ごしていた私達家族は、息子を含め全員が「濃厚接触者」となりました。
(幸い、その後のPCR検査で全員の陰性が確認されました。)
もちろん、アヤアカへの通塾はおろか、外出すらできません。
ただでさえ祖父が亡くなったショックを受けているのに、どこへも外出できないストレス、家庭内のざわついた雰囲気…
精神的なダメージを受けた息子は、すっかり不安定になりメンタルが崩壊してしまいました。
試験まで残り1か月を切ったというのに、プリント類は全くやれず、自己発信の練習も全くしてくれません。
さらにものすごく乱暴になってしまい、飼い犬を追いかけ回しては、絵本で叩くのです…
我が家は、長男がすでに開智望小学校に通っていて、在校生の弟としての受験です。
学校に慣れ過ぎていて、不適切な行動が出てしまい残念パターン…
そういった不安要素がもともとある中で、この状況はまずい…
試験本番、何をしでかすかわからない…
正直、「不合格」を覚悟しました。
親も子も不安になっているそんな状況で…
「大丈夫!田村先生がついているから、大丈夫!!」
田村先生は何度も何度もそうおっしゃって、励ましてくださいました。
夏の終わり、世間でも新型コロナウィルスは猛威を奮っていました。
先生は、受験生たちの安全を第一に、9月の授業を急遽オンラインに変更してくださいました。
息子もオンラインで面接練習や授業を受け、郵送していただいた先生特製のお薬とお守りを何度も眺めることで、徐々に落ち着きを取り戻していきました。
オンラインリハーサルのお陰で何とか自己発信も形になり、どうにか迎えた事前面接当日。
出発30分前のことです。
母の入院先の医師から電話がかかってきました。
新型コロナが重症化してしまっていた母が、「危篤」だというのです!
頭の中はすっかり真っ白。
電話では、どうやら「もしこのまま心臓が止まってしまった場合」の延命措置の話をしているようです…
「どうしたの?どうしたの?」と心配する息子。
悟られてはいけない…!
「先生のお薬とお守りがあるから大丈夫だよ。田村先生がついているから大丈夫!」
そう言い聞かせ、息子よりも、私が自分自身を励ましながら事前面接へ向かいました。
その後、母は何とか持ち直したのですが…
本試験までに急変したら…
最悪は試験を受けることすらできないかもしれない…
そんな考えが頭をよぎり、その後もずっと落ち着かない日々を過ごしました。
その日々にあっての、試験当日。
結果以前に、試験を無事に受けられることに、まずは安堵しました。
そして、試験が終わって戻ってきた息子の表情!
とても晴れやかで、スッキリとしていました。
開口一番!
「全部できた!知ってる問題ばかり出た!簡単だった!」
この状況にあって、一人で戦ってきた息子!
思い切り抱きしめて、頭をクシャクシャに撫でまわしました。
試験の内容を聞き取ると、本当に今までアヤアカの授業でやったことがあるものばかりでした。
運動や行動観察までも、田村先生に紹介していただき通っていた運動教室「トモスポ」でやったことがあるものがたくさんです。
「アヤアカに通っていてよかったね!」
合否が出る前から、そんなことを言いながら帰路につきました。
そして、合格発表当日。
おそるおそる合格発表サイトにアクセスすると…飛び込んできた文字!
「合格おめでとうございます」
良かったー!!田村先生がついていたから、大丈夫だった!
もちろん、息子は今までとてもよく頑張ってきました。
けれど、試験直前一か月、息子は本当に何もできなくなっていたのです。
そんな精神的にめちゃくちゃな状況にあっても、合格できるだけの力を、先生は1年かけて付けてくださっていたのです!
………
振り返ると…
新年長の11月からお世話になったアヤアカ。
息子にはとても良く合っている教室でした。
息子は0歳から○○式の右脳教室に通っていたのですが、歩けるようになると教室を脱走するようになり、2歳になる頃にはレッスン中に毎回泣き叫び、しまいには泣きつかれて寝てしまう始末。
その後、新年中からは○○会の受験塾に通いましたが、こちらは内容も易しすぎ、先生も優しすぎて、本人は楽しく通っているものの、授業ではふざけている様子もあり、意味があるのか疑問。
さらに、開智系列の情報がほとんどない、という不安。
新年長を迎えるのに、このままで良いのか…
アヤアカのことはブログで見つけ、ブログから滲み出る先生のお人柄と開智系列のものすごい情報量に、以前から気になる存在ではあったものの、遠方のため躊躇していました。
そんな時、同じ幼稚園のお友だちなど、アヤアカまで遠方でも通っているお友だちの「通える距離!」との勧めもあり、体験を申し込みました。
思い切って通い始めてみると、意外と親子で通う電車の時間は楽しく、内容も「アヤアカに変えてよかった!」そう感じることの連続でした。
とにかく、次男はアヤアカに通って変わりました。
まず、「ふざけずに授業を受けている」
これだけでも驚きです。
しかも、先生が怖くて無理矢理押さえつけられているのではなく、楽しいから、やりたいから、そして、開智に合格したいから、自らの意志でキチンと授業を受けているようなのです!
ある時、次男は帰り道にこんなことを言いました。
「田村先生は厳しいけれど、僕たちをみんな開智に合格させたいから厳しくするんだよ。」
このようにしっかり動機づけできているから、次男はアヤアカの授業を喜んで受けているんだ!
先生の、幼児のモチベーションまでも上げるプロの技に感動し、今までのお教室との違いをここでハッキリと感じました。
このように、厳しくも愛のあるご指導のおかげで、一年間かけてしっかりと力をつけていたのでしょう。
試験直前の一ヶ月、親子ともにボロボロだったにも関わらず合格をいただけたのは、アヤアカに通っていたからだと、終わってみて改めて感じています。
新年長のタイミングで、他の塾に決めていたら…と考えるとゾッとします。
さらに、アヤアカに通っていてよかった!ことがあるのです!
アヤアカは子どもへの受験指導の他にも、保護者向けの講座があり、ファスティングマイスターの資格をお持ちの田村先生は、保護者向けにファスティング講座も開いて下さっています。
食育について学び、皆でグループラインを作り励まし合いながらファスティングをするという、楽しい講座なのですが…
私は、二度の出産を経てドカンドカンと増量してしまい、ここ11年で誰が見ても不健康なほどのだらしのない体型になっていました。
そんな時、先生からも「ファスティングやってみなさいよ!」とお勧めいただき講座に参加。
受験とともにファスティングにもチャレンジしていたのですが…
7ヶ月かけて、なんと!
2人の子ども出産前の体重に戻すことに成功したのです!
受験直前には、今まで着ていたお受験スーツがブカブカ過ぎて、買い替えるまでに!
私はストレスで太るタイプですので、もし、ファスティングに出会っていなかったら、受験のストレスと直前の実家での出来事で更にドカンと増量し、違った意味でお受験スーツを買い替える羽目になっていたことでしょう…!
本当に田村先生は、親子の人生を変えて下さいました。
私は、両親に常々「そろそろ痩せなさい!」と叱咤されておりましたので、実父にも少しスッキリしはじめた姿を見せることができ、実母にはさらにもう少しスッキリし、孫の合格も知らせることができ、本当に良かったです。
母は、いまだに状態が悪く、一生病院で過ごすことになってしまいそうですが、次男の入学式の報告を目標に、家族で励まして行こうと思っています。
田村先生、この度は、次男を合格に導いてくださり、また、私自身まで健康に導いて下さり、本当にありがとうございました!
どんなに感謝してもしきれません。
これからもよろしくお願いいたします。