本日、開智望小学校、明日は開智総合部の出願開始です。
アヤアカデミーでは、毎年、願書を無料で添削しています。
過去多くの願書を添削するなかで、保護者の方々に注意して欲しいと思う点が2点あります。
まず1点目は、開智系列校の願書は、いわゆる「志望動機」を書くのではないということです。
願書の裏には「ご家庭の教育方針や志願者のアピール」とあります。
家庭ではどういう考え方に基づき子育てをしているのか、何を重視しているのか、また子育てやしつけなどのポイントは何なのか。
基本方針、価値観、拠り所とする根本理念などが学校に伝わるようにまとめましょう。
そして、そんな家庭で育ててきたお子さまにがどんな素晴らしいお子さまに成長しているのか…
お子さまの長所や優れたところを一つでも多く見つけて、遠慮なく書いて欲しいと思います。
こんなこと書いたら「子ども自慢」と思われはしないか…なーんて気にすることはありません。
「書いたもん勝ち!」と思って、思い切りアピールしてください。
2点目は、「簡潔にわかりやすく!」です。
ダラダラした長文は、多くの願書を受け取る読み手(学校)に対して配慮に欠けます。
どう伝えたら読み手にわかりやすく伝わるかを考えて言葉を厳選しましょう。
ちなみに、第一志望の方の願書記入欄は大変狭いです。
実際に手書きで書いてみるとわかりますが、大体30字×10行くらいしか書けません。
多くても400字程度にまとめなければ枠に収まりません。
どんなに書きたい・言いたいことが多くても、あまりに小さな字だとホスピタリティに欠けますので、注意しましょう。
以上の2点をチェックしつつ…保護者の方々の意図を汲みながら、かつオリジナルを壊さぬよう、添削を行っています。
ちなみに、開智系列校には、面接当日に2部持参する「受験生面接資料」というものもあります。
こちらも「開智の教育に関するご意見」であって「志望動機」を書くのではありません。
学校を褒めちぎるのではなく、保護者としてどのように学校と関わって行きたいか、建設的で前向きな意見を書きましょう。
家庭での教育方針やしつけのポイント
①子ども扱いをせず、一人の人格として接する。できることに限界を作らせず、自分でできることは極力自分でさせ、行動には責任を持たせる。
②勉強する時は勉強に集中し、遊ぶ時は思い切り遊ぶなど、生活にけじめをつけさせる。
③他者の気持ちを思いやり、他人に迷惑をかけないようにする。
志願者のアピール
・明るく機知に富み、創造力・発想力が豊かである。
・積極的で負けず嫌い。何事にも手を抜かず、最後まで粘り強く努力する。
・年下や困っている人を思いやり、面倒見が良い。
・運動能力に優れている。
かれこれ8年前、わが娘の願書はこんな感じの「箇条書き」でした。
そのほうが簡潔でダイレクトに伝わると思ったので…
しかし、成長するにしたがっていろんな場面で「面倒くさい」と言うことが多くなってきた娘。
やろうとする前から自分に限界を作る言葉、私の一番キライな言葉
「面倒くさい」って言うな反抗期も相まって、最近なおさらキレ気味のハハです
毎年この時期は、自分自身の子育てを振り返る良い機会にもなっています。