昨年末…
「何だかお腹に黒いものをつけているな…」
と思ってふと見てみたら、教室のザリガニが抱卵していました
しかも、よーく見たら、3匹も
教室内は暖かいので、季節を間違えてしまったのかもしれない
そう思っていろいろ調べてみたら、特段珍しいことではないみたいです。
2匹は希望者の子どもたちに「おすそ分け」。
そして、2月上旬…
残った「ままザリ」から「ちびザリ」が少しずつ親離れし始めました
上の写真は、「ちびザリ」と「ままザリ」
のツーショット。
おそらく今、水槽内には全部で30匹ほどの「ちびザリ」がいます。
まだお腹にへばりついて乳離れしていないのも10匹くらいはいます。
写真の「ままザリ」のお腹にいるの、わかりますか
この「ちびザリ」たち…
藻にくっついてくるくる回ったり、「ままザリ」の背中によじ登ったり、一人前にえさを運ぼうとして石から転落したり…
とにかく1日中見ていても、飽きない
と~~~っても、かわいいんです
毎日、水槽内で繰り広げられる「ちびザリ」ドラマに癒されています。
「親離れ」…で思い出しました。
以前「子どもに代わって親が婚活」という情報番組を見たことがありますが、今度は「アルバイトで忙しい子どもに代わって親が就活
」という記事を新聞で読み、驚愕しました。
もはやそこまで来てしまったか…という感があります
「親離れ」よりも「子離れ」できない親が増えているのでしょうか。
「運動会で順位をつけない」
「通知表がない、あっても観点別にして点数化しない」
「競争させない、評価しない」
近年、なるべく子どもに挫折を経験させないような環境自体を、社会が作ってきました。
確かに私の感覚でも、子どもが失敗しないしように先回り先回りして安全なレールを敷いてあげている親御さんが多いような気がします。
同じ親としては、わからなくもないですけどね…
結果、世の中に出て初めて厳しい現実に直面し、社会に適応できなくなっている若者が増えたのではないか。
全国に70万人、いやそれ以上いるとも言われている「ニート」。
それを生み出す一因が、ここにもあるような気がします。
失敗して気づく
私の経験からも「成功して学んだ」ことより「失敗して学んだ」ことのほうが、強く心に刻まれてきたような気がします。
子どもが失敗しないように親が何もかもお膳立てするのではなく、子ども自身に考えさせ決断させ挑戦させる機会を与えることが大事なのではないか。
失敗しても自ら「気づく」ことが大切なのだ、と親が大局から子どもを見てあげることが必要なのではないか、と思います。
…なーんちゃって
かく言う私も、偉そうに言えないのです。
心構えはあっても、なかなか実際はうまくいかないものです。
子育てって、本当に難しい。
「ちびザリ」たちを見ながら、そんなことを考えるハハでした。