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閑話休題 「TOEIC Bridge」の受験

2008-06-01 21:06:12 | 受験・教育全般
今日から6月。
ついに夏に突入ですね
テンプレートも夏っぽくしてみましたが、ちょっと読みにくいかしら

午前中、埼玉大学まで行って「TOEIC Bridge」を受けてきました。
ちょうど、埼玉大学教育学部附属小の入試について書いているところだったので、グッドタイミングーでしたね

5月26日、現福田内閣の「教育再生懇談会」(安倍内閣における「教育再生会議」の後継組織)が第1次報告をまとめ発表しました。
その報告には「必要が無い限り、小・中学生に携帯電話を持たせないようにする」というようなことも提案されていてニュースになりましたね。

実は、その報告の「英語教育を抜本的に見直す」という項目のなかに次のような記述があります。

「アジア各国では、我が国の中学校相当の英語教育を既に小学校で行っている。
真の国際人になるには、英語力だけでなく、日本のことをよく学び、国語力をしっかり身に付けることが大前提になるのは当然であるが、我が国においても、国は、小学校から大学までの各段階における到達目標を、TOEIC、TOEFL、英検を活用するなどして明確に設定し、英語教育を強化する。
例えば、中国、韓国等の英語教科書の語彙数が日本の2倍以上あることも踏まえ、英語教科書の質、語彙数、テキスト分量を抜本的に向上させる」

「小学校について、国は、少なくとも3年生からの早期必修化を目指し、3年生から35時間以上英語教育を行うモデル校を大規模に(例えば5000校)設け支援する」

「現在、高等学校の英語教員でも英検準1級相当以上の者が5割にとどまることから、更に高いレベルを目指し、教育委員会は、TOEIC、TOEFL のスコアや英検合格を条件として課すなど、小学校教員、中・高等学校の英語教員の採用を見直す」

「国、教育委員会は、教員の研修やALTの確保等の条件を整備し、特に小学校の英語教育導入に向け、外国語活動の専任教員の導入、外国人講師や英語に堪能な社会人の活用等、英語指導を行う人材確保に努めつつ、国は、早急に学習指導要領の見直しの検討に着手し、実行に移す」

「今ごろになって遅いよー」ということもありますけど…
興味深いのは、英語教員資格や小学生~大学生の英語到達目標に「TOEIC」「TOEFL」のスコアや「英検」を活用する、という提案です。
そんな流れからも、全世界共通の英語能力テストとして今や「グローバルスタンダード」となった「TOEIC」は、今後、ますます注目されることになると思います。

で、「TOEIC Bridge」は「TOEICへの橋渡し」としてのテストで、試験時間も問題数もちょうど半分の60分、100問。
日常からビジネスまで幅広い内容を扱う「TOEIC」よりももっと身近な内容が主で、英語初級~中級学習者が受験しやすいように作成されている、新しいテストです。

…まぁそんなわけで、まずは自分で受けてみないことには何も始まらない…と思い、今回受験をしたのです。
息子の妊娠中に「TOEIC」を受験して以来、十数年ぶりです

会場は埼玉大学キャンパス内の教養教育2号館。
同じ会場の受験生は50~60人程度でした。
中学生らしき女の子、高校生、大学生、私のような社会人まで幅広い年齢層。
10:00~10:30
入室
10:30~11:00
答案用紙への氏名、生年月日、英語学習歴のアンケートなどの記入
11:00
テスト開始

リスニングセクション…25分、50問
Part1
写真描写問題…15問
写真を見て、その内容を最も的確に描写している記号を答える4択問題(英文記述なし)
Part2
応答問題…20問
ある質問とその応答を3つ聞いて、一番質問にふさわしい応答の記号を答える3択問題(やはり英文記述なし)
Part3
会話問題…15問
ある2人の人物の会話やある場面での説明文などを聞いて、問題用紙に書いてある質問に対する最もふさわしい答えを選ぶ4択問題

Part1、Part2は楽勝でしたが、Part3では2問だけ自信のないものがありました

リーディングセクション…35分、50問
Part4
文法・語彙問題…30問
事前にやってみた公式問題集の「練習用テスト」よりも難しい語句が結構ありました
穴埋めの4択問題
Part5…読解問題…20問
こちらも事前練習時より時間がかかり、一応、全部できましたが、リーディングセクション全体で時間は全く余りませんでした
「チョコレートプリン」のレシピのところで、お腹がグー

解答用紙の欄外はもちろんのこと、問題用紙にマルをつけたり線を引いたりメモをしたりすることは厳禁です
やっちゃうと、不正行為とみなされて失格になってしまいます
これ、結構きついものがありますよ
メモする習慣がついてるんですから…
英検と違い、問題用紙も全て回収されます。

答案のデータはアメリカに送られて採点され、結果は、一ヵ月後に郵送です。
英検のように、合格・不合格ではなく「スコア」として出され、「公式認定証」が発行されます。
また5分野(言葉の働き、聞く技術、読む技術、語彙、文法)別の「サブスコア」も出ます。

今回の実体験を、今後子どもたちへのアドバイスに活かせたらいいなと思っています

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