咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

さらば、昌幸・・・「真田丸」

2016-09-20 22:46:22 | レビュー

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 高野山の九度山に幽閉の身となった真田昌幸、信繁親子。
 大坂の役までの14年間を過ごす信繁。
 父・昌幸は、失意の中で自ら衰えゆく身体、今一度徳川と戦いたいとの信念も消えつつあったのだろうか。
 ついに大坂の役を見ることもなく、昌幸は病に伏して亡くなる。
 真田ファンにとっては、もの寂しい時の流れでもある。

 武士(もののふ)であるなら、幽閉の身ほど苦しく、厳しいものはないであろう。
 いつ赦免となるものか、老いとの戦いの中、昌幸は家康からの赦免を心待ちにしていたであろう・・・。
 その願いは、最後まで通ずることはなかった。

 徳川家の厳しい監視下の九度山の生活。
 年月を重ねるにつれて、監視の目も少しは和らいだらしいが、昌幸・信繁親子にとっては将来展望の開けない砂を噛むようなもの・・・。
 
 この14年間がどのように描かれるのか。
 もっとも、次週は昌幸の最期が放送されるとのこと。
 1話で11年間が描かれるのか。

 ところで、池波小説の長編「真田太平記」が、31年前NHKで年間を通して放送されたことがある。
 そのドラマでは、真田信繁を草刈正雄さんが演じていた。

 「真田太平記」は、高遠城が落城するシーンから描かれている。
 その落城の混乱の中、真田忍び・草の者を統括する壺谷又五郎の命により、草の者のお江が向井佐平次を救出するところから、物語がスタートする。

 向井佐平次は、物語が展開する中で分かってくるが、壺谷又五郎の子息と読者のみに判明。
 後年、佐平次の息子が誕生し、草の者の佐助として成長する。
 その佐平次は、終生出世を望まず昌幸の家来ではなくて、信繁(幸村)の家来として生きる。
 そして、大坂夏の陣で生涯を閉じる信繁に付き従い、佐平次も信繁と共にその生涯を終える。

 好調の真田丸で九度山編が次週からスタートするが、九度山村の村長(むらおさ)長兵衛として、草刈正雄さん演じる昌幸に係わる役柄で木之元亮さんが登場。
 
 何を隠そう、NHK真田太平記で、信繁(草刈正雄)の家来として終生を共にした向井佐平次を演じたのが木之元亮さんだった。
 お二人には、昔日の思いのある真田物となったであろう。

 次週のお二方の演技も、ちょっと楽しみである。(夫)


(出典:NHK公式HP 抜粋)

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