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毎回面白く見ている大河ドラマ「真田丸」。
第47回「反撃」では、かなり幻滅し三谷幸喜脚本にガッカリしてしまった。
その場面が何ヶ所もあった。
群雄割拠の戦国時代の物語。
誰が天下を手中に収めるのか分からない時代、いつ何時(なんどき)寝返りにあって寝首を掻かれるか分からない時代。
平和主義一辺倒の現代社会では、想像しがたいものであったと思う。
このような厳しい時代に生きていた1人の女性がいた。
教養があって、気高き文化人の才女であったとの「小野お通」。
詩歌、琴、書画に秀でていた女性だったとか。
当時の武将の憧れの的であったと思える。
才色兼備の女性。
知識人の秀でた女性。
今でいうなら・・・う~ん。
イメージ的には・・・。
ジャーナリスト、ニュースキャスターの「櫻井よしこ」さんとでも言うべきかも・・。
政治家(昔の武将)諸氏の憧れの的であろう。
それはともかく、真田丸で描かれている「小野お通」は、脚本家が意図的にもてあそんでいるように見受けられた。
第47回「反撃」においては、もっともひどい描き方であった。
気品のあるべき才女が、風俗営業のような描き方だった。
これには・・・かなり幻滅。
真田信之が京で出会った「小野お通」、思わず気に入って将来は側室にと思い、家来を通じて働きかけた女性である。
このような話がやはり、あったらしい。
戦国時代も、江戸時代でも家を守るべき主(あるじ)にとって、側室は当たり前の時代背景がある。
現代の世の中に併せるためなのか。
このようなことを、その時代背景でキチンと描くことができなくなっているのかも知れない。
一方、淀君が幸村に言い寄って、抱きつくような場面があった。
この描き方も、非常識極まりない描き方、茶化した描き方にやはり幻滅を覚えた。
それこそプライドの塊みたいな淀君が、軽い女性として描かれており、品位もなにも感じられない。
現代とあの時代とは、全く違うものであるから、そのような時代背景を学ぶことができるのも歴史物のドラマと思っている。
それが、あまりに現代の風潮に迎合した描き方。
そこに疑問を感じつつ見ている。
残り3話。
これからも違和感がタップリかも知れないが、最後まで見ておきたい。
真田物は大好きだから・・・。(夫)

(出典:NHK公式HP 抜粋 次週「引鉄」)
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