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抱腹絶倒の娯楽作品「西遊記~はじまりのはじまり~」。
“FOXmovie”において、一昨夜と昨日午後放送されていたこの映画、あらすじも知らないまま見入っていた。
お腹を抱えて笑いながら
あまりの荒唐無稽な妖怪たちが出現するもので・・・。
意味の分からないまま見ていたが、徐々に分かってきた。
川辺の村に現れた半魚半獣の妖怪、何とも恐ろしい顔をした魚であり獣であるが、そこは中国映画だね。
この妖怪は、獅子舞の獅子にそっくりで思わず笑ってしまった。
妖怪ハンターとして登場する主人公の玄奘、実はこの人がのちの三蔵法師であると後段で判明。
半魚半獣の妖怪退治に村人を巻き込んで、七転八倒の大騒動がはじまる。
もの凄いワイヤーアクションが展開。
いつも、失敗ばかりの玄奘の前に女の妖怪ハンター・段が登場し、ものの見事にその妖怪を封印してしまった。
半魚半獣の妖怪こそ、三蔵法師を守って天竺に向かう“沙悟浄”と終盤に判明。
一人前の妖怪ハンターになれない若き日の玄奘は、師匠に何が足りないのか請うと、修行に出るよう諭される。
旅の途中で、のちの猪八戒となる豚の妖怪に遭遇する。
その妖怪と戦う玄奘の危機を再び救った女の妖怪ハンター・段、その妖怪を封印するも猪豚の妖怪となって逃げてしまった。
その騒動の最中(さなか)、段は玄奘を好きになったから、俄然話がややこしくなる。(笑)
さまざまな妖怪ハンターたちが、凶暴になった猪豚の妖怪と戦うも仕留めることができない。
玄奘は再び師匠に教えを請うと・・・。
「『五指山のふもとにいる孫悟空に会え。ただし孫悟空は狡猾だから気をつけろ』と助言を受ける」
五指山を目指した玄奘は、苦労の末に500年も閉じ込められていたとの孫悟空に会う。
すると、その孫悟空は年老いた顔色の悪い男だった。
見ている当方も、思わず吹き出してしまう。
ところが、大日如来によって、封印されていた孫悟空が、猪豚の妖怪を難なく手玉に取った。
さすが孫悟空である。
腕前は衰えていない。
そして、女ハンターの段が、手提げの小物のなかに封印した“沙悟浄”と“猪八戒”を玄奘に与える。
その後、玄奘は孫悟空を自由の身にするが、猿の妖怪になった孫悟空が妖怪ハンターたちを粉砕。
そこで、孫悟空を改心させようと玄奘は懸命に経文を唱える。
一方、孫悟空は女ハンターの段をも粉砕するなど大暴れ。
玄奘の経文と共に現れた大日如来が、孫悟空を再び封印する。
玄奘が段の死の間際に受け取った金の輪、それを孫悟空の頭上に掲げると孫悟空の暴挙を戒める金の輪として頭にくっついてしまう。
いわゆる「緊箍児」(きんこじ)である。
このようにして、天竺に向かう玄奘(三蔵法師)の供として、“孫悟空”や“沙悟浄”と“猪八戒”が誕生する。
めでたし、めでたし
荒唐無稽のこの映画、それでも抱腹絶倒しながら・・・。
最後まで見入ってしまった。
まさに中国映画である。
でも、面白い。(夫)
(出典:FOXmovie 抜粋)
[追 記]~あらすじ~
若き妖怪ハンターの玄奘(のちの三蔵法師)はいつも失敗ばかり。川辺の村に現れた半魚半獣の妖怪(のちの沙悟浄)を退治しようと得意のわらべ唄を歌い、妖怪の善の心を呼び覚まそうとするが失敗。そこへ突然女性の妖怪ハンター・段が現れ、その妖怪を退治してしまう。
玄奘は、師匠の「お前にはほんの少し何かが足りない」という助言を受け、修行の旅を続けるのだった。旅の途中、ブタの妖怪(のちの猪八戒)が現れ、玄奘を襲うが、女性ハンターの段が再び現れ、ブタの妖怪を追い払う。段は玄奘に一目ぼれしているが、修行の身である玄奘は段との距離を取る。
ブタの妖怪を退治するため、妖怪ハンターたちが集まってきた。玄奘は皆で協力するべきと主張するが、己の名誉のために戦う彼らは聞く耳を持たない。困った玄奘は師匠に教えを乞い、「五指山のふもとにいる孫悟空に会え。ただし孫悟空は狡猾だから気をつけろ」と助言を受ける。玄奘は五指山に向かい、閉じ込められた孫悟空を見つけるが、500年間も幽閉されていた悟空の外見は・・・。
(出典:FOXmovie 抜粋)
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