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今、クローズアップされている豊洲市場への移転問題。
当該問題検証の都議会調査特別委員会(百条委員会)が開催されており、20日には石原慎太郎元東京都知事の証人喚問が行われた。
その内容は、多くの都民や国民を幻滅させるようなものだった。
東京都知事として多くの課題を改善・改革し、剛腕を発揮しながら多くの都民から支持を得ていた石原慎太郎元東京都知事。
歯に衣着せぬ物言いで、次々と難題などに当たっていた頃の同元知事は輝いていた。
その発言や考え方には、大いに賛同し溜飲を下げることも多かった。
ところが、先般来からの記者会見や都議会調査特別委員会(百条委員会)における発言では、昔日の面影は皆無であり裏切られたような気分となった。
漢らしく、漢であると思っていた方、それが一転責任転嫁に翻弄するただの老人に映ってしまった。
実にガッカリするものだった。
何も聞いていない。
部下にすべて任せていたから分からない。
豊洲移転問題は青島幸夫都知事時代から、引き継いだもので既定の路線だったというような発言も・・・。
元部下のそれぞれの元市場長、側近中の側近と呼ばれた副知事らの発言などとの食い違いも多かった。
一体全体、あの頃の有能であった石原元知事はどこへ行ったのか。
一方、小池百合子都知事に対する恨み節のような発言は、極めて能弁であり元気がある。
その石原元知事は、病のため「ひらがな」すら忘れたと、とぼける仕草の老人を演じている。
その真意は、一体どこまでが本当なのか。
最後までぼけ老人を演じ切るなど、したたかな面が垣間見られる。
「あの当時は、豊洲移転が最良の策であり、最良の判断であった、そのどこが悪いのか分からない」くらいの居直りの元気さがあってほしかった。
そして、もっと漢らしく自らの責任を認め、すべてを話されるものと期待していたもので・・・ガッカリしてしまった。
単なる責任逃れの政治家の一人に過ぎなかった。
あれほどの人物が、ここまで落ちるものか・・・。
これまで、買い被っていたことが情けない。(咲・夫)
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