咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

ドラマ「そして誰もいなくなった」

2017-03-29 21:39:00 | レビュー

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 このドラマ「そして誰もいなくなった」は、イギリスの女流ミステリー作家“アガサ・クリスティ”の有名な小説が原作となっており、25日(土)~26日(日)の二夜にわたってテレビ朝日系列で放送されていた。
 
 八丈島沖に浮かぶ孤島にある『自然の島ホテル』、そこに呼び寄せられた10人が次々と殺害されていくミステリードラマ。
 最後の10人目も殺害され、誰もいなくなった。
 果たして、犯人はどこへ行ったのか。
 犯人は一体誰なのか。
 密室状態の孤島、10人以外には誰も存在しないと思われる。
 11人目となる人物が、居たのだろうか。

 このドラマは、先ごろ亡くなられた渡瀬恒彦さんの最期の作品となったらしい。
 これは見ておきたい。
 ところで、民放のドラマは、合間々々にCMが入るもので見づらい面は否めない。
 録画してCMを飛ばして見るに限る。

 10個の兵隊さんの玩具。
 簡単には取り出せない重いガラスのケースの中、1人、2人と殺害されるに連れて玩具も消えてゆく。
 犯人はどうして取り出したのか。
 招待客と執事とその妻の10人。
 それぞれ人に言えない過去に傷を持っていた。
 犯人はそのすべてを知っていた。
 
 法で裁かれなかった10人が、私刑で裁かれてゆく物語なのか。
 
 招待客が殺害されるにつれて、お互いが疑心暗鬼になり、誰が犯人なのか重い空気が垂れこめる。
 次は私が殺されるのか。
 俺なのか。

 最後に残った白峰涼(仲間由紀恵)とケン石動(柳葉敏郎)の2人、どちらが犯人なのか。
 ところが、疑心暗鬼となった白峰涼が、ケン石動の銃を奪って殺害する。
 そうか、彼女が犯人なのか。
 でも、いろいろとアリバイもあるから、違うような気もする。
 
 その後、気が動転した白峰涼がホテルの部屋に帰り着き、首吊り自殺をはかる。
 いや、誰かに仕組まれている。
 結局、10人全員がさまざまな殺害方法で殺されてしまった。
 
 事件を聞きつけた警視庁捜査一課の警部・相国寺竜也(沢村一樹)を筆頭に兵隊島の管轄・八丈島東署の警部補・多々良伴平(荒川良々)や警官隊が多数孤島に上陸する。

 独特な動きをする警部・相国寺竜也、それに翻弄される警部補・多々良伴平の珍コンビ。
 であるが、相国寺竜也は僅かな手がかりから、物事を推理しながらジリジリと真犯人の意図を探り、ついに事件の全貌を読み解いて行った。
 
 一体、犯人は誰だったのか。
 11人目の人物が居たのか。
 
 元東京地裁裁判長・磐村兵庫を演じた渡瀬恒彦さん、鬼気迫る演技に思わず感銘を受けてしまった。
 惜しい役者さんが、また1人逝ってしまった。
 とても残念である。(夫)

[追 記]~あらすじ~
 八丈島沖に浮かぶ孤島・兵隊島。その孤島に立つ『自然の島ホテル』のオーナー・七尾審によって10人の男女が島に呼び寄せられる。
 七尾からの招待状を受け取りやってきたのは元水泳選手の白峰涼(仲間由紀恵)、元東京地裁裁判長・磐村兵庫(渡瀬恒彦)、元国会議員・門殿宣明(津川雅彦)、救急センター医師・神波江利香(余貴美子)、元傭兵・ケン石動(柳葉敏郎)、元女優・星空綾子(大地真央)、ミステリー作家・五明卓(向井理)、元刑事の久間部堅吉(國村隼)の8人。島に到着するも、ホテルの執事夫婦・翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)からオーナーの七尾は不在であることを伝えられる。
 これから何が起こるのか、自分たちはなぜこの島に招待されたのか―期待と不安に包まれながら用意された夕食をとっていると、突如としてどこかから彼らの過去の罪を暴露する“謎の声”が聞こえてくる。
 それぞれの胸の内に去来する過去の出来事…。10人が互いの過去を探り合う中、突然招待客のひとりが目の前で殺害される! そしてそれをきっかけとするように、ひとり、またひとりと招待客が殺されていき・・・?
(出典:テレビ朝日 公式HP 抜粋)


(出典:テレビ朝日 公式HP 抜粋)

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