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昨今問題になっている高齢者による自動車事故。
ブレーキとアクセルの踏み間違えによる事故。
逆走運転による事故。
このように考えられないような事故報道が多数あり、取り返しのつかない人身事故になることもある。
そのような事故が報道されることで、高齢ドライバーの運転免許証自主返納も促されている。
これまで元気にグラウンド・ゴルフに出かけられていた高齢の夫婦、ドライバーの夫が体調を崩されたことを機会に車を廃車し、運転免許証も自主返納されたとか。
すると、体調が回復されるも行動範囲が制約されて、一気に老け込まれたとの話を聞いたこともある。
公共交通機関の少ない地域では、マイカーのないことは致命的なことでもある。
そのため、少々の無理をしながらも運転をし、自主返納はまだ、まだ先のこと・・・と、思っている高齢者は多いであろう。
ところで、アルツハイマー型認知症と診断され投薬治療を続けている家内、来月が運転免許証の更新時となっていた。
40数年前に運転免許を取得し、マイカーで飛び回っていた。
数年前から行く先が分からないこともあったらしい。
そのため、2年前から我が家も車を1台にして、当方が横にいない限り運転をさせないようにしてきた。
運動神経はとてもいいから、運転技術の衰えはなかったが、病が病なのでいずれ免許証の自主返納をと促していた。
そして、次回更新時に自主返納させようと以前から考えていた。
先日、運転免許センターへ共に出向き運転免許証とお別れをさせた。
その時、当方に一抹の寂しさが漂ってきた。
運転免許経歴書を申請し、今ではそれが家内の身分証明書になっている。
1割引きでタクシーに乗車できること、当方と一緒に乗車でも同様の扱いとなること。
家内と共にガソリンスタンドに出向き、マイカーに給油すると1Lあたり2円引きになること。
この2点の特典があるとか。
ところで当方までもが、自主返納する頃には行動範囲が制約されて、寂しい生活となるであろう。
いつか、来るけど。(夫)
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