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鎌倉殿の13人、三谷ワールドに魅せられながら、毎週楽しく見入っている。
鎌倉殿への謀反を働いたとの嫌疑で、御家人が次々と抹殺されてきており、疑心暗鬼の漂う時代。
鎌倉殿を支える13人と思いきや、北条一族が上手に坂東武者の頂点を極めるため、謀略を張り巡らして邪魔になるものを追いやったと云うことか。
暗殺された義時の兄・宗時は、源氏の嫡流・頼朝をウマく使って平氏を追いやって、坂東武者が武家社会の頂を目指し、その頂点に北条が居る時代を夢見ていた。
その意思を受け継いだ義時が、徐々に非情になりながら目的を達成するということ。
これまで、この時代は鎌倉三代、その後は北条氏の天下くらいにしか思っていなかった。
脚本家の手によって、ここまで複雑で人間関係が面白く描かれると、なるほどと妙に納得しながら見入ってしまう。
正にペン先一つで、ここまで魅力的な時代であったのかと、感心させられながら引き込まれている。
さすがである・・・三谷ワールド。
権力を担う執権の座では、父・時政にとって荷が重すぎると義時は思っていた。
何とか執権の座を降りてもらいたいが、時政は居心地のいい権力の座を手放せなくなっている。
そこへ義母のりくが鎌倉殿の首のすげ替えを目論み、時政に実行させようとしていた。
これを好機捉えた義時は、父と云えども一つの謀反として衆目が一致する中で執権の座を召し上げることを実行に移した。
ドラマの中で悪女の義母が、時政を傀儡しているから義母といえども暗殺してしまおうと考え、アサシンのトウを使うが・・・。
終盤、文民派との協議の結果、父・時政の命は取られないで、伊豆へ配流となった。
その後、義時が父のあとを継いで鎌倉幕府を支えることになり、150年も続く鎌倉時代の華麗なる北条一族の礎を築くのだろう。
次週も楽しみ。(夫)

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