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気負い込んで応援していた昨日の菊花賞、イチオシのプラダリアはスタートをうまく決めていた。
狙いの4、5番手からの追走と思っていたが、中団からやや後方の位置に付けていた。
鞍上にとっても不本意な位置だったであろう。
「最初のコーナーでごちゃついて引く形になりました」とのコメントだった。
それでも、「中団で折り合いをつけて、良い形で運べました」とのこと。
勝負どころの2周目の3コーナーあたりから、各馬が動いており、特に目立ったのは2着に入った4番ボルドグフーシュが、後方から馬群を縫ってスルスルと先団へ上がって来た。
黒い帽子のもう一頭、ブラダリアは動けなかったのか、動かなかったのか。
内回りのコース、コーナー6回のキツイレースだから、切れる脚のない同馬なので、早めに動いて長く渋太くいい脚を使うものと期待していた。
ボルドグフーシュが後方から上がってきた際について行ってほしかった。
最後の直線、前では早め先頭の14番アスクビクターモアが、逃げ込み態勢でゴールを目指していた。
そこへボルドグフーシュと大外枠からスタート後中団前に付けていた17番ジャスティンパレスの2頭が並走し、勝ち馬のアスクビクターモアに迫っていた。
4コーナーから直線、やっと外から動き出したブラダリアが懸命に追い出すも、スパッと切れる脚のない悲しさか、中々前に詰められず終わってみれば・・・。
1秒2差の7着だった・・・残念。
母系の距離の壁でもあるのか、展開が向かなかったのか。
かなり期待していただけに。
レースの方は、ゴール前アスクビクターモアを追い詰めたボルドグフーシュ、ハナ差届かず2着入線。
最後の直線同馬と馬体を併せて伸びて来たジャスティンパレスは、2着馬に半馬身差届かなかった。
これも強い馬である。
軸馬が飛んで結果は悪かったけど、とても見ごたえのあるクラシック最後の一冠のレースだった。(夫)

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