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昨夕、妻をデイサービス先に迎えの中途。
住宅街の路上を小学生の男の子が家路を急いでいた。
ふと見ると、付属小学校の児童だった。
今では、46歳と43歳の娘と息子も付属小学校、中学校だった。
昨日の男児の長袖のシャツ、30年以上も前と変わらないグレーの長袖。
思わず懐かしくなった。
車で通りすがりに見ただけだけど。
道すがら、30年以上も前のことが走馬灯の如く蘇ってきた。
息子の方は、ちょっと変わった子だったと思う。
同級生から旅人と呼ばれていたとか。
ある時、バス停でバスを待つ間傘を差していたが、バスが来て傘をたたむのが面倒でそのままほってバスに乗ったらしい。
運よく、バスを降りると雨は上がっていたとのこと。
ちなみにその傘は、どなたかが折り畳みバス停側のフェンスにぶら下げて下さっていた。
その後、娘がバス停に来ると弟の名前の傘があり持ち帰ってくれた。
また、ある時はランドセルが重くてバスを待つ間、カメが裏返しになったような格好でランドセルを枕に寝転んで居たらしい。
丁度、その頃妻が車で通りかかり連れ帰った。
近所の珠算教室に行かせると入口のロビーで昆虫や動物図鑑に夢中になり、珠算も習おうとしない日々で結局止めてしまった。
塾に行ってもお気に入りの本に夢中。
小学校の体育の時間、いつまでたっても教室から出て来ないから友達が教室に呼びに行くと、体操着に片手を突っ込みそのままの格好で本に夢中になっていたらしい。
いつも人と違った行動をするもので、担任の先生から集団行動ができるよう家庭で話してくれと、妻が呼び出されて聞いて帰ることも多々あった。
それも個性だからと我が家では、格別子供たちに無理強いしなかった。
伸び伸びと育てた方がいいからと・・・。
子供時代の風変わりな息子の行動、とに角何かに夢中になると周りが見えなくなるらしい。
その息子、工学博士になって民間の研究所で頑張っているようである。
二児の親になり、子供たちに躾をキチンとしているとか、変わったものである。
娘は正統派の正義派でそのまま育っている。
弟とは未だに仲良しの姉弟。
このような昔話が、妻とできなくていささか残念である。
アルツハイマー型認知症、これからも多くの人たちがなる可能性も高い病とか。
気をつけようもない。
昨夕のちょっとしたことから、息子のユニークな子供時代が走馬灯のように蘇ったものである。(夫)
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