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三谷幸喜原作・脚本・監督による映画「清州会議」。
昨日、やっと見ることができた。
本能寺の変から、疾風の如く行動し光秀を討ち果たした秀吉。
殿の仇を討った秀吉は、多くの武将から称賛を得る。
その秀吉が、天下を獲るための大きな出来事の一つとなった清州会議。
その一点をクローズアップしたこの映画、なかなかの出来栄えとなっていた。
ただ、三谷幸喜氏独特の感性で構成されており、戦国武将の物言いが現代風になっている場面も多々あり、まっとうに見ると茶化されたと思わざるを得ない。
これは、三谷ワールドのコメディーであると捉えれば、違和感もなくなるから・・・不可思議な作品である。
ただし、平成28年1月からはじまるNHK大河ドラマ「真田丸」、それもこの映画のように茶化さないでほしいけどね。
それだけが・・・心配になる。
さて、「清州会議」とは織田家の宿老が集って、信長の後継者を誰に決めるか、信長や光秀の所領の再配分をどのようにするのかという重要な会議である。
信長が天下取りの足掛かりとなった清州城で行われたことから、世に清州会議として知れ渡っている。
その会議には、柴田勝家(役所広司)、丹羽長秀(小日向文世)、羽柴秀吉(大泉洋)、池田恒興(佐藤浩市)が集う。
もう一人、滝川一益(阿南健治)は関東方面に居たことから、会議に間にあわなかったとのこと。
この映画では、滝川一益が一人で懸命に清州を目指す姿が映されているが、その道中で思わぬ武将がワンカット出演。
何と、あの映画「ステキな金縛り」で幽霊となって法廷に出廷した更科六兵衛(西田敏行)、その武将が現れる。
さすがだね、これも三谷ワールドのサービス。
今年は、NHK大河ドラマで軍師官兵衛が放送中、そのため清州会議の前後の話にはやはり興味をそそられる。
また、この映画でも黒田官兵衛(寺島進)が、常に秀吉に付き従っている。
官兵衛を比較しながら、観賞するのも面白い・・・。
「織田家の重臣筆頭として最大の発言権を持っていた勝家の影響力が低下し、代わりに秀吉が重臣筆頭の地位を占めるなど、織田家内部の勢力図が大きく塗り変えられた」(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
織田家の跡目相続と天下を左右する重大な「清州会議」に敗れた柴田勝家は、失意のうちに北国へ帰還することとなる。
秀吉嫌いの信長の妹・お市の方(鈴木京香)、秀吉に痛烈なあてつけを見せる。
そして、勝家と手に手を取り合って部屋から退室する場面・・・観客もビックリの現代劇の言葉が飛び交う。
思わず、吹き出してしまった。
三谷幸喜氏得意の舞台劇、まさにそれを映画化したかのような錯覚に陥る。
黒澤明監督作品を意識したかのような、カツラをつけている秀吉など。
それぞれの凝りに凝った武将のカツラなども楽しめる。
勝手に評価・・・★ 三つ半。(夫)
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(出典:Yahoo!ニュース 抜粋)
[追 記]~解説~
数々のヒット作を作り出してきた三谷幸喜が、およそ17年ぶりに書き下ろした小説を自ら映画化した群像喜劇。本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者と領地配分を決めるために、柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の全容を描く。
役所広司演じる勝家と大泉洋ふんする秀吉の主導権争いを軸に、それぞれに思惑を秘めた登場人物たちが駆け引きを繰り広げていく。そのほか佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、西田敏行ら豪華キャストが勢ぞろいする。
(出典:Yahoo!ニュース 抜粋)
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