咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

映画「赤穂浪士」(1961)

2016-12-15 22:43:30 | レビュー

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 昭和36年製作の東映映画「赤穂浪士」(原作:大佛次郎、主演:片岡千恵蔵)。
 NHKBSプレミアムで放送されていた。
 15日未明は、本所松坂町の吉良邸へ赤穂の義士47人が討ち入りを決行した日でもある。
 旧暦だから、今の12月15日とはずれもあるが、いずれにしても12月のこの日前後には、「赤穂浪士」、「忠臣蔵」、「赤穂義士」などの名称のドラマ、映画が放送されることも多い。

 浅野内匠頭の松の廊下における刃傷。
 大石内蔵助を筆頭とする47士の吉良邸討ち入り。
 これらの顛末が描かれており、日本人なら誰でも知っている話でもある。
 
 今から、55、6年も前のこの映画、昭和30年代だから東映映画全盛期の頃でもあろう。
 今は亡き東映時代劇の豪華絢爛な時代劇スター、その大御所たちが勢揃いの映画でもあった。
 セットも凄いが、エキストラの数が全く違う。
 その当時の時代劇の勢いが、画面の隅々まで及んでおり、団塊の世代の当方にとっては懐かしさがこみ上げる。
 少年時代、時代劇映画を観続けていたから、郷愁を誘われる感がある。
 
 当時は、日活の無国籍映画と呼ばれたアクション映画、東映・大映・松竹・東宝などの時代劇を観ていたものである。
 何といっても、田舎では豪華絢爛、荒唐無稽の東映時代劇に人気があったように思う。

 一時(いっとき)の間、少年時代を回想しながら、東映時代劇「赤穂浪士」を堪能した。
 大御所・片岡千恵蔵さんと市川右太衛門さん、往年のスターに出会えるから面白い。
 丹下左膳や右門捕物帳(むっつり右門)などに主演、当方が当時ファンだった大友柳太郎さん。
 今回は堀田隼人役で出演だった。

 また、堺正章さんの父・堺駿二の元気な演技ぶりも垣間見えた。
 昔の懐かしい役者さんに出会えるから・・・これはこれで楽しいものである。

 ところで、NHK大河ドラマ第2弾の「赤穂浪士」(原作:大佛次郎、主演:長谷川一夫)では、当時、ニヒルな堀田隼人役として林与一さんが一躍脚光を浴びられていた。
 
 雨の降り続く日、することもなく、この映画「赤穂浪士」を堪能していた。(夫)



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4 コメント

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Unknown (satochin)
2016-12-15 10:07:45
おはようございます!
ダブポチ行脚中です。

忠臣蔵・・・
もう何度見た事でしょう。
涙、涙、涙の物語ですが・・・・・・(^○^)

先週・・・
古舘伊知郎さんの討ち入り実況をTVで見ました。
大石内蔵助役は緒形直人さん、久々でした。

涙どころか笑いの多い内容でしたが
納得の多い番組でした。

朝日杯FS・・・
もう買い馬を決めましたよ(≧▽≦)
返信する
日本人の・・・ (咲とその夫)
2016-12-15 11:41:53
 そうですね。
 忠臣蔵は、日本人の魂をゆさぶるものです。
 明後日、NHK総合午後6時の「忠臣蔵の恋」も、ちょうど討ち入りの描かれる回のようです。(笑)

 朝日杯・・・なるほど、これも難しそうです。
 ファンケルの仔・ミスエルテが果敢に牡馬に挑戦。
 どうでるでしょう・・・か。
 楽しみです。
返信する
東映版はイマイチです。 (mobile)
2016-12-16 11:56:02
 大佛次郎原作というので期待してましたが、町人たちのシーン等本来のストーリー以外のエピソードが多くて『早く本筋に戻ってぇ~!』と思いながら観てました。
 大友柳太郎はイイんだけれど、このエピソードをこの短時間に詰め込むのはムリがある・・・。
 千坂兵部と大石内蔵助が宿で出会う(こんなん絶対ウソやろ!)シーンは無駄に睨み合うシーンが長くてちょっと閉口。
 御大たちは予想通り言語不明瞭で『ほのほのがた、ホ油断めはるな』みたいな感じでセリフはほとんど聞き取れない。
 長谷川一夫『忠臣蔵』の方が私は好きです。
返信する
なるほど・・・ (咲とその夫)
2016-12-16 12:14:12
 あの頃の片岡千恵蔵さんと市川右太衛門さんの2大巨頭出演で、「千坂兵部と大石内蔵助の出会い」などありえないことをあるように描いたのでしょう。

 確かに短い時間で、あれもこれも詰めすぎですけど、昔懐かしいお気楽な時代劇として見ていました。
 
 大石内蔵助の役は、長谷川一夫さんが最高でしょうね。
 同じ大佛次郎原作のNHK大河ドラマ「赤穂浪士」、これは良かったです。
 蜘蛛の陣十郎(宇野重吉)も出て面白かったです。
返信する

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