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2024年の幕開け、あっという間の三が日。
子供時代から正月が来れば、生まれ育った我が家の雑煮を美味しく食べることがとても楽しみの一つであった。
遥か昔の昭和30年代の少年時代。
あの頃は、戦後間もないからごちそうは早々食べることはなかった。
そのためか、新年を迎えて家族揃って食べる母の手料理のお節、雑煮などがごちそうであったと思う。
特に我が家の雑煮は、母の生まれ育った家のものだったらしい。
その雑煮を妻がとても気に入り、母から伝授されて今では我が家の雑煮になっている。
出雲地方の雑煮とは、いささか違っている。
妻が認知症になってしまった今では、娘や息子の嫁さんが一緒になって、我が家の雑煮を造ってくれている。
当方にとっては、それがとてもありがたいことであり、正月の一品として美味しく食べることができる。
取り寄せた華やかなおせち料理が並ぶけど、生まれ育った田舎の雑煮は心を癒してくれる。
娘や息子たちも我が家の雑煮がやはり嬉しいのか、母(妻)の味として心の底に刻まれているのであろう。
すまし汁の中に餅が入って、錦糸卵、海苔(岩海苔)、花かつお、かまぼこ(赤板)、緑の野菜(ホウレンソウなど)が上に載っている。
昔は我が家で餅を作っていたけど、妻の病以降は、市販の仁多米の餅を使っている。
昨日から妻はデイサービスへ、その午後は残っていた餅で自ら雑煮を造り美味しく食べ終えた。
三が日の最後の雑煮。
美味しかった。(夫)
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