先月、小樽にある地ビール工場でビール醸造を体験してきました。
この工場では9年前から2月に2週間4回に分けてビール好きを集め醸造体験を行っています。私は3年前から参加し、今回は3回目です。(2年前はタイに行っていて不参加)
4~5人でグループを作り、家庭に普通にある道具を使って本格的な(?)ドンケルビールを造ります。
計40樽程度の自ビールができあがり、4月8日に一堂に会して、全てのビールの味見をします。この一日は工場内にビール好きが大勢集まる一大イベントです。そして最優秀のビールや特別賞など、出来栄えを競いあうのです。
さて今回のグループのメンバーは、妻と、いつもこのビール工場の飲み会でごいっしょしている小樽のM夫妻の4人です。温度測定、時間の管理、麦汁の撹拌の担当を決め、もちろんビールを飲みながらの酔いどれ醸造体験です。
最初の自ビール造りでは特別賞を受賞しましたが、その後は賞を逃しています。
今回は気合を入れて造りました。前半はほとんどビールを飲まずにビール造りに専念。まさに高校の化学実験のようですが、その工程は本格的です。
水4ℓにドンケルブレンド麦芽2ℓを入れ、まずは仕込みです。仕込み釜は大鍋。熱源は卓上コンロ。撹拌は木べらで行います。ビール造りのすべての工程を家庭にあるもので賄ってしまうのが、この醸造体験の特徴です。
仕込み後は、でんぷんが糖に分解されたか「ヨー素でんぷん反応」で確認し、上手く分解していれば濾過に移ります。ろ過釜はセイロです。そして濾過した麦汁にホップを投入し煮沸します。ホップも2回、異なる種類を贅沢に使います。煮沸後、麦汁を入れた鍋を静置し、その上澄みを掬って、別な鍋に入れて蓄冷材で急速冷却します。そして醸造体験の最後は、熟成タンク(これだけは5ℓのケギー樽です)へ移し酵母を入れて、終了です。
午前11時に仕込みを始め、終了は午後6時。まる1日がかりの醸造体験でした。
3週間前に大腸の大手術をしたMさんのご主人。退院後の初めてのアルコールということもあって最後はダウン状態でしたが、ビール醸造は奥さまが頑張っていました。
この樽は、このあと地ビール工場で管理し、発酵と熟成度合いをチェックして4月8日を待ちます。さて、今回の自ビールの出来栄えは如何に。
写真は、麦汁の濾過の様子です。