東京五輪のマラソンと競歩が札幌で開催されることが正式に決まり、様々な意見が飛び交っています。
IOCのトップダウンの決定に納得のいかないことや、北海道マラソンのコースである新川通りは直線で面白みがなく、映像映えするものがない、日射を遮るものもない、観客が少ない等々いろいろと酷評されています。
しかし、10年間走ってきたものとしては、このコースが酷評されることに耐えられません。
北海道らしさが存分にでているコースだと思っています。
北海道開拓時に灌漑用として掘られた新川は、札幌の歴史です。
まわりの風景も映像映えはしませんが、森林あり、平原あり、そして南側には手稲山の山並みが見られます。
これを見ながら走るのはとても気持ちがいいものです。
北海道マラソンの前の3ケ月間で何十回と、このコースを走っている者として声を大にして叫びたい。
『直線コースが13kmもあるマラソンは全国どこをさがしても北海道マラソンだけだ!!』と。
とにもかくにも、準備期間が9ケ月というタイトな作業がこれから始まります。
関係者の努力や各界の協力は大変なものと想像されます。
無事、開催にたどり着くことを願っています。
写真は、まさに折り返しに向かう、新川と北側の新川通りの様子です。一昨日のようすです。