倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

ブルガリア家庭料理のクリスマス

2012年12月25日 | 日記
毎年クリスマスは、
旦那ニコさんが、ブルガリアの家庭料理に精を出します。
日本で言うおせち料理的感覚なのか、
作らねばならない、、、的に思っている様です。

キッチンが、狭いので、(言い訳?)
私は、殆どニコさんに、お任せして、
クリスマスは、食べる方専門です。

普段は、私が料理する事が多いので、
毎年クリスマスに投入する料理への情熱を普段にも小出しにして、
もっとお料理してくれるといいのになあー
と、思っています。



さて、メニューは;


キャベツのパプリカ風ロースト

バニツァ(フェタチーズに似たブルガリアチーズ+卵のペーストリー)25日以降のみ


ビーンズのトマトとパプリカ、ミントのスープ

人参、パースニップ、ポテトのハーブを使ったロースト

マッシュルームとパセリのご飯

イースト無し、純ヴィーガンのパン(イヴの日はアニマルファットは無しなので)
<このパンの中にコインを一つ入れて、それが当たった人は、一年間ラッキーになるという習わしです。>

バクラヴァ(くるみ、シナモン、フィロペーストリー、レモンシロップ)のお菓子




ちなみに、
ブルガリア聖教では、
イヴの日は、動物は禁止。
よって、バニツァと、バクラヴァは、25日以降に食べます。

バクラヴァというお菓子、お店で買うと、砂糖のかたまりみたいに、
甘過ぎ、くどいので、敬遠していました。
が、
家庭で作るものは、格段に美味しいです!
ニコさんのは、彼のおばあちゃんのレシピなので、
レモンの風味とシナモンの風味が絶妙で、
甘すぎず、ついつい、2切れくらい、パクパク食べれてしまいます。


結局、泊まりにくるはずのニコさんの友人が来れなくなり、
クリスマスイヴのディナーは、
私達2人で、この大量のメニューに
挑みました。(結局、お隣さんに、おすそわけ)

夕食前に、インセンツを軽く焚き、短いお祈りを、唱え
(ブルガリア語なので、私は意味が分かりませんが)、
イヴのディナーとなりました。



さて、バクラヴァですが、ニコさんは、
日本で、年末に作るのだと張り切っています。


ちょっとした、ダウンサイドは、
シロップで、キッチンや、冷蔵庫の中が
ネトネトするという事、、。
綺麗好きの母が、少々警戒しております。


美味しいバクラヴァのために、我慢してもらうしかありません。