4月4日、今日ロンドンは、雪です!
ロンドンに住んで
14年近くなりますが、
こんなに寒い4月は、初めてです。
そんな中、
ヘンデルフェスティバルの
ランチタイム・コンサート、
無事終了しました。
実は、元々歌う筈の
ソプラノ歌手が、
1週間前に降板し、慌てて
代わりを探すという
ハプニング付き。
本来歌う筈の歌手が、
プログラムに選んでいたのは、
ヘンデルのカンタータ2曲。
バロックヴァイオリン2人と
チェロ1人、そして自分の
4人。
楽譜を揃えたり、
リハーサルを組んだりの地点から、
連絡しても、
うんともすんとも歌手からの
反応が無しという状況が、
続きました。
そして、1週間前に、
フワリと、!!
「声が忙しくて、疲れているから
コンサート無理かも、、
どーしよう!?」てメールが!
結局、急きょ
過去のヘンデルコンペティションの
ファイナリストから、
代理で歌ってくれる人を、
探す事に。
超短期間で、
2曲も、カンタータを
仕上げてくれた
エリノア・ラルフ・ジョンソン さんに
脱帽と、感謝です!
Agrippina condotta e morire「死へ向かうアグリッピーナ」は、
ミニオペラ的な、
30分近くの大曲。
死に瀕するアグリッピーナの
ネロに対する
心の葛藤を、
描いた美しく激しい作品です。
テンポの変化や、
不協和音の多い、レチタティーヴォ。
音域の広さ。
表現豊かな演奏が、
要求されています。
エリノアさんは、非常に
声に深みと、色のある歌手で
この曲にピッタリ。
レチタティーヴォが、
難しいと、こぼしつつ、
本番は、ちゃんと音程もはまり、
美しくドラマチックな、
歌を披露してくれました!