やっぱり本番って、
怖いです。
突如思ってもみなかった事が
起きる。
別に外的要因が無くても
意味の分からない方向に
自分のマインドが動きます。
ふと視界に入ったお婆さん、
眠そうだな、、。
とか、
何か寒いぞ、、、。
とか、
弾いている音楽に、
ちゃんと没頭している瞬間は、
大丈夫。
かといって、冷静に
自分の出している音を
聴くことも忘れてはいけないから、
そのバランスを取るのって
難しいと
いつも痛感します。
今回は、余裕があったはずの
一曲目のバッハで
意外にも後半
不安になってしまいました。
するとツルッと指が
滑ったのです。
更に、モタモタっと。
バッハの後に
やっぱり今日はすみません!っと
帰っちゃいたい気分でした。
客席から
大変温かい拍手と笑顔が
あったおかげで、続行出来ました。
次はデュポールのメヌエットによる変奏曲。
コンサートの日の朝、
電車の中で、ネットで曲について検索。
モーツァルトが、この曲を
224年前の昨日書いたことが、発覚!
ポツダムで、
王室音楽長のデュポールに、
気に入って貰うために、彼のメヌエットを主題に作曲したとのこと。
いわゆる職探しの旅
の最中だったわけです。
職どころか、借金が
増えて旅は終了しました。
天才モーツァルトが、成人してから
苦労した話は、広く知られています。
妙にこの日は、
臨場感を持ちました。
そのせいか、
モーツァルトが良かったという
お客様が多かったようです。
この後の
ショパンのワルツは、ちょっと
付けたし的に
なってしまったかもしれません。
まあ、お口直し(?)的に。
フィナーレは、
ドビュッシーの喜びの島。
彼が、ダブル不倫のスキャンダル中
パリを抜け出し
愛の逃避行に、ジャージーへ
行った際に作曲した曲です。
ワトーの絵 'シテール島への船出'も
曲の題材になっています。
愛人エマと、ドビュッシーは、
後に結婚。
初めの奥さんが、自殺未遂。
このスキャンダルが元で
何人か友人がドビュッシーから
離れていったようです。
ドビュッシーって、
とっちゃん坊やみたいな髪型で、
おチビ。
決して写真では、ハンサムと
言えないんですが、
もてたんですね~。
大変な恋愛歴に、
ビックリさせられます。
ハバネラのリズムや、
舞曲的リズムをベースに、
全体が、最後へと盛り上がっていく
ボレロを思わせる
構成になっています。
統一感を失わず
細部の色彩感も出して演奏するのは
結構難しい。
ドビュッシー自身、この曲を
「なんて、難しいんだ!」
と、言ったそうです。
今回、初めて本番にかけたにしては
無事弾けましたが、
まだまだ練り所満載です。
怖いです。
突如思ってもみなかった事が
起きる。
別に外的要因が無くても
意味の分からない方向に
自分のマインドが動きます。
ふと視界に入ったお婆さん、
眠そうだな、、。
とか、
何か寒いぞ、、、。
とか、
弾いている音楽に、
ちゃんと没頭している瞬間は、
大丈夫。
かといって、冷静に
自分の出している音を
聴くことも忘れてはいけないから、
そのバランスを取るのって
難しいと
いつも痛感します。
今回は、余裕があったはずの
一曲目のバッハで
意外にも後半
不安になってしまいました。
するとツルッと指が
滑ったのです。
更に、モタモタっと。
バッハの後に
やっぱり今日はすみません!っと
帰っちゃいたい気分でした。
客席から
大変温かい拍手と笑顔が
あったおかげで、続行出来ました。
次はデュポールのメヌエットによる変奏曲。
コンサートの日の朝、
電車の中で、ネットで曲について検索。
モーツァルトが、この曲を
224年前の昨日書いたことが、発覚!
ポツダムで、
王室音楽長のデュポールに、
気に入って貰うために、彼のメヌエットを主題に作曲したとのこと。
いわゆる職探しの旅
の最中だったわけです。
職どころか、借金が
増えて旅は終了しました。
天才モーツァルトが、成人してから
苦労した話は、広く知られています。
妙にこの日は、
臨場感を持ちました。
そのせいか、
モーツァルトが良かったという
お客様が多かったようです。
この後の
ショパンのワルツは、ちょっと
付けたし的に
なってしまったかもしれません。
まあ、お口直し(?)的に。
フィナーレは、
ドビュッシーの喜びの島。
彼が、ダブル不倫のスキャンダル中
パリを抜け出し
愛の逃避行に、ジャージーへ
行った際に作曲した曲です。
ワトーの絵 'シテール島への船出'も
曲の題材になっています。
愛人エマと、ドビュッシーは、
後に結婚。
初めの奥さんが、自殺未遂。
このスキャンダルが元で
何人か友人がドビュッシーから
離れていったようです。
ドビュッシーって、
とっちゃん坊やみたいな髪型で、
おチビ。
決して写真では、ハンサムと
言えないんですが、
もてたんですね~。
大変な恋愛歴に、
ビックリさせられます。
ハバネラのリズムや、
舞曲的リズムをベースに、
全体が、最後へと盛り上がっていく
ボレロを思わせる
構成になっています。
統一感を失わず
細部の色彩感も出して演奏するのは
結構難しい。
ドビュッシー自身、この曲を
「なんて、難しいんだ!」
と、言ったそうです。
今回、初めて本番にかけたにしては
無事弾けましたが、
まだまだ練り所満載です。