baja eye eye~~~

長野、佐久の風景をPENTAXで撮っています。 2005~

断熱

2012-02-05 | 写真

暦の上では立春を過ぎましたが、今年の雪、冷え込みは予報だと山を越えたような感じを受けます。今週は傘のマークも出てきました。

まあ、今年はすごかったですね。当地佐久平では雪は例年よりもむしろ少ない雪でした。先日は野辺山でマイナス26度とか軽井沢ではマイナス18度とか観測記録並の気温が続きました。その影響は半端ではなく、家でも暖房費上がっています。とりわけ本宅から渡り廊下でつながる浴室が凍ってしまい、窓が開かないのはもちろんシャワーが出なくなってしまい浴室にストーブを入れる始末。

渡り廊下へも浴室から湯気がまわるお陰に窓に霜がつき凍る。自宅にいながら温泉露天風呂風情が味わえるのです。笑い話で終わらせるわけにはいかず、将来の家のオール電化計画の前に浴室、渡り廊下の断熱設備を強化しなければならないことを今年は痛感しています。

建築業界にいながら自分のことになると後回しになるのは資金がないことでありますが、断熱化にはお金がかかります。一番手っ取り早いのは窓の断熱性能を上げることですが、窓交換は外装や内装を一部壊し、取り付けてからまた元に戻す工事が必要で、2階の窓には外部足場が必要なため大掛かりなリフォーム工事と変わらないくらいになります。簡単になのは、CMで流れている窓の内側にもうひとつ窓を取り付ける後付工事です。これだと外装内装に手を入れなくてもよく断熱性能を上げることが出来ますが、窓自体が増えるので開閉や掃除といった操作性が負担になるといったデメリットもあります。

お金を無視して性能順に並べると

1・木製サッシ>樹脂サッシ>アルミ樹脂複合サッシ>アルミサッシの順になりますが、組み合わさるガラスの性能でまた変わってきます。

2・トリプルガラス>ペアガラス>シングルガラス

一枚の窓枠にはまっているガラスの枚数が多いほど性能が上がりますが、ガラスは貼り合わさっているのではなくガラスとガラスの間に空気層が設けられて断熱しています。トリプルガラスは空気層が2層、ペアガラスは1層になります。近年流行りのあたたかいインナーは空気を取り込んで暖かくしているのと同じです。

さらに

3・クリプトンガス>アルゴンガス>空気

これはガラスとガラスの間に入れてあるもので、大幅な違いはないですが、性能は違います。

4・もうひとつ、Low-Eガラスと呼ばれるもので、ペアガラスで言えば空気層側の内側にコーティングがされており、グリーンやブルーといったガラスの色がついています。ガラスにコーティングがしてあると、車のフィルム貼りと同じことで、日射を防いだり、熱を逃がさない効果があります。

こういった製品が組み合わさって発売されているのですが、直接的な効果が見えないことがこういった製品を使うかどうかお値段と比べてしまい先行投資に踏み切れない理由のひとつですが、先も言ったように窓は一度取り付けてしまうと後で取り替えることは性能差、初期投資以上の価格がかかってしまうことも余り知られていないのが現状で、採用率はまだまだ低く、首都圏以西ではこれからというところでしょうか。政府もこういった省エネ製品を義務化する動きがやっと出てきました。

我が家のリフォーム計画は急なメンテナンスとともに残り10年を切った住宅ローン返済にあわせて負担になっています。

何とかしなきゃと、思いつつ目先の欲求に負ける毎日です。

考える内容の長文投稿にお付き合いありがとうございます。
たまには時間をかけて投稿 (笑)

コメント (6)
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