紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

どちらかといえばガラクタが好き。

2008-04-11 16:17:34 | お買いもの
 それで話は長浜にお出かけした日へと戻る。

 お豆腐も買ったし、一路家路をたどるはずだったのだが、近江八幡で途中下車した。H氏が「(いつもの)骨董品屋へいこう」と言ったからである。

 H氏は一時骨董にハマり、本を読んで勉強し、ネットのオークションも参加し、蕎麦猪口にも凝った。ちょっとした骨董好きでもある。私は骨董であろうが、ギフトショップのであろうが、ブランド高級品であろうが、窯元直売であろうが、分け隔てなく自分のアンテナに引っかかったものが好き。ものの価値は私が決めると言う白洲正子ばりに傲慢な奴なのである。このへんでも如何に相反する夫婦ものであるかがわかるというものだ。(だから一目おけるのだが)

 実はその日長浜でも、ふらりと骨董品店へは入った。こぎれいでこざっぱりとした店内は、唸るような逸品が陳列してあった。おお、これは!と手に取った芭蕉の葉の形の皿などは、一枚1万円前後というお値段である。こういうところは、「実物を触れる美術館」と割り切って、眼福のみを楽しむに限る。割り切れば、それはそれで楽しい。

 H氏のいきつけの学校の真向かいにある骨董店は、観光客相手でもあり、地元の宝探し感覚の客もあり、(もしかして同業者ありかもしれない)ユニークなお店で、この手のお店にしては、ものすごく敷居が低い。私もお気に入りなのだ。なんといっても、玉石混淆なのである。ちょっとお値段高めの面白フリーマーケットのよう。

 この日の私にとってのめぼしい物は、昭和40年代に流行った丸い平べったいチェック柄の水筒、いかにもその頃の絵柄の筒型の水筒、飲料メーカーの景品のアニメやイラストのグラス(当時はものすごくみんな欲しがった)、「コカコーラ」「三ツ矢サイダー」のグラス、プラスチックで編んだ自転車カゴ、ホーローの容器など。このレトロなガラクタ感が、なんともいえない。

 が、実際に購入したのは以下のものたち。

 ノーブランドの珈琲カップ(ソーサー付)5客=千円、小さな急須=千円。H氏ははんぱものとはいえノリタケのボーンチャイナのカップ(2客・ソーサーなし)を買う。
フォルムは私はノーブランドのに軍配を上げたが、さすがに肌触りはボーンチャイナには及ばず。


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