紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

いきなり京都/仏像編

2008-05-10 21:38:58 | おでかけ
 暑い中、再度京阪三条に戻り、パーキングで待機していた彼らの(彼女のブログでおなじみの)キャンピングカーに同乗させていただき、南下して七条の三十三間堂を目指す。

 このお寺の向かいが京都国立博物館で、ただ今は河鍋暁斎の展覧会『KYOSAI展』を開催中。これ行きたかったの~! でも今回は門前にて素通り。パンクでロックなKYOSAIのャXターや看板を未練がましく激写する。










ついでに隣の交番も、名前と仁丹のパッケージみたいにレトロな看板が面白くて、激写する。(画像をクリックすると拡大できます)


三十三間堂については以前にも書いたが、1001体の千手観音像が壮大なスケールの合唱団のように整然と居並び、圧涛Iな迫力で迎えてくださる。もちろん一体一体が手づくりなので、顔つきや体格や表情などが微妙に違うのが、いとおかし。たまに横目を使うこまわり君のような怪しい観音様や、こっそりおならが出てしまったわ、でも知らん顔しとこ、という姑息な微笑みを浮かべる観音様などもいらっしゃり、こっそり?彼らにツッコミを入れつつ鑑賞し、かつ拝観する。

 中央には巨大で重厚な「千手観音座像」がましまして、一気に突っ込みモードが拝観モード一色となる。この辺りには、スローな「ありがたやオーラ」が漂っているのだ。

 また最前列には観音立像のバックコーラスを従えるかのような二十八部衆が、風に衣装をたなびかせながら、見事にメ[ズを決めている。私はなぜかカラス天狗に影響を与えたという鳥神、迦楼羅(かるら)さんが好き。

 コースのラスト、お土産コーナーは老いも若きも一番の熱気溢れる場所である。私は珍しくクリアファイルのみ購入とおとなしい。今年度我家の予算削減により自重しているのである(ほんまか? 単にイロもの土産がなかっただけでは・・・) 私のかわりにK氏があれこれ買い込んでいらっしゃり、お寺の経営状態の向上に貢献してくださり、ご本人もうれしそうで三方良し。とくにマンダラ入手については、ほくほくされていたような。私も20代にはずいぶんマンダラには憧れたものだったので、お気持はよく分かる。(私は綴じ込み付録のマンダラ欲しさに『別冊太陽』を買ったのだ。金剛界も胎蔵界もあった!・・・って、どんな女子大生ライフやったんや!)

 さわやかな5月の風に吹かれての京都は、たいへん楽しかった。京都駅まで送っていただき、予定通り4時にお別れした。どうもありがとう、micaさん、K氏。

 次回再会の折には、ぜひ我家に立ち寄るように、とH氏よりの伝言も追記しておきます。ドッグランもOK、草地や土の地面がたっぷりありますから。 

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5 コメント

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Unknown (真花)
2008-05-11 07:07:08
こちらこそ、突然のお誘いにも関わらず付き合っていただき、ありがとうございました! このノリのよさ、やっぱり紙魚子さんは変わらないなあと思いましたよ。今度はH氏にも是非お会いしたいです。犬と一緒に行きますので、よろしくね!
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Unknown (れんくみ)
2008-05-11 08:59:51
また、KYOUSAIの図録、持って行きますね!
でも・・やはリどんなに印刷が優れていても実物にはかなわないですが。
ものすごく綺麗な絵、シュールな絵、どぎつい絵、シャレた絵、オモロ~イ絵・・あれこれでしたが、
なぜか主人にそっくりな『貧乏神』の姿と、そこに吹く貧乏な一迅の風・・いちばん印象的でした。
どの絵にも、いろんな風が感じられる作品ばかりでした。
見とれ過ぎて、三十三間堂・・時間が間に合わなかったので、次回は三十三間堂(若き日に何度か訪れてはいるのですが)メインで行きます。
また、違った感激が得られるかもしれません。
しかし・・ニアミスやったなあ・キャンピングカー・・出会ってたかもしれないですね。
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Unknown (れんくみ)
2008-05-11 09:17:06
そうそう!!
大仏前交番も、仁丹看板もわたし5分以上見愡れてましたの!
それと、先日コメントした黄色い東山ね!
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Unknown (紙魚子 )
2008-05-11 21:43:27
>真花さん
実はスタンバイの心づもりしてましたから(笑) でもホントお会いできて良かったです。私自身のためにも。いろいろ考えるきっかけを作れました。どうもありがとう!次回はぜひ「たぬき亭」にて。
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Unknown (紙魚子 )
2008-05-11 21:56:30
>れんくみさん
私、最終日つまり今日、れんくみさんのコメントを読んで奮起し、セーフで「KYOSAI展」いったの!!図録も買いました! 
行けてよかった! あれは初めての展覧会体験でした。あれは天才とか神業とか、ともかく人間業ではないですね。私は帰宅して「KYOSAIあたり」で寝込むくらいでした。でも彼の魂は本当にきれいで優しくて、泣きたいくらいだし、それにサービス精神と神髄をつかみとる握力の大きさったら。それにあの観察力と表現力でしょ。三日寝込むくらいスゴイ展覧会でした。『貧乏神』、インパクトありましたよね(笑) 私もじっくり見入ってしまいましたよ! これでKYOSAIについて、存分に語り合えますね!
山科で見た山も黄色くて、今年の山の新緑はほんとに黄色っぽいです。
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