紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

都会の人

2007-09-11 21:20:36 | ノンジャンル
 きのうトンビの話がちらっと出て、それで思い出したことがあったので、今日はその話。

 昨年、私学助成の全国大会(一泊二日)が滋賀県であり、私も頭数になるのならと日帰りでだが、参加させていただいた。そのとき、最寄りのJRの駅から会場になるホテルまで無料シャトルバスが運行していたのだが、乗り合わせたのが東京方面からいらした都会の方らしく、標準語で物珍しそうに同行者とあれこれと目につくものについて話されていた。

 そのうち山のてっぺん付近を旋回する大きめの鳥のシルエットに気付かれた模様で、「あれ、もしかして、鷹!?」
 
 おもわず俯き笑いをかみ殺す。ここは田舎だけど、タカもワシも、ついてにハゲタカもおらへん。ロッキー山脈でもアンデス山脈でもないねんから。

もうひとりの方が「いくらなんでも鷹じゃないでしょ、トビじゃないの?」

正解です。もうひとつ。

 大学生の頃、やっぱり都会の子と稲刈りの済んだ田んぼ沿いに歩いていたら、
「あれ、また緑の稲が出てる。このへんって二期作なの?」
おいおい。こんな枯れたカラカラの田んぼで、それも二期作って!? 田舎の方は当然ご存知かと思うが、稲を刈った株後に出て来る若芽はヒコバエといい、冬になれば自然に枯れてしまう。南国の暖かい冬は別にして、滋賀県で二期作は無理でしょう。

 ちょっとばかり都会の人に優越感を持ってしまうできごとでした。

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