紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

聖地巡礼 水の巻

2006-02-01 23:34:27 | ノンジャンル

 うちのおばあちゃんはとても信心深い。
 神様棚やお仏壇は毎日拝んでいる。台所の火の神様も朝晩拝んでいる。家を建てるため購入した時に荒れ地だった土地を開墾したら、お地蔵さんがごろごろと出て来たので屋根をつけてひとところにお祀りした。ゴミの日にふとみると大黒様像をゴミ出ししている人がいたので、彼女はもらいうけ朝晩お世話をしている。なぜか素朴な『田の神様』(家の中なのに!)もいらっしゃるし、もしかしたら思い出せないだけで、その他にも幾体かの神様がいらっしゃるかもしれない。

 家の中だけでは飽き足らず?あちこちのお地蔵さんへもお参りにいく。盆正月だけ行く場所もあれば、週に1度はお参りにいかないと気が気ではないというお地蔵さんもある。

 私がお嫁に来るまでは、月に一度電車とバスを乗り継いで、なんと私の実家の近くの神社までお参りに来ていた。私が来てからは、私の車で送迎していたが、いつしか代替わりして私が月一でお参りにいくようになった。
 その聖徳太子が開いたという由緒正しい古刹「御沢神社」は、龍神を祀った水の神社で名水が湧き、水汲み場では常に誰かが水を汲んでいるという人気スャbトでもある。土日は行列ができるらしい。私も何年か前から「水だし緑茶」や珈琲用に、ポリタンク持参でお参りに行くようになった。

世間では景気が低迷しているというのに、いや、しているからなのかもしれないが、御沢神社の境内の神様が、どんどん増えている。
 私がはじめて行ったときには、本殿プラス聖徳太子石像、親鸞上人旅姿石像、弁財天のお社、そしてなぜか二宮金次郎の石像というメンバーだった。
 そこに少し遠くからでも目立つような2メートル以上ある白い水子観音さまが参加したのをきっかけに、布袋さま、大黒さま、福禄寿さま、恵比寿さま、弁天さまと行くたびに増加の一途をたどっている。たまには布袋さまのお腹の上に十円玉が乗っかっていたりする。

 そのうちに石の阿修羅像とか弥勒菩薩とか閻魔大王が出現するかもしれない。楽しみである。春は藤、秋は紅葉が美しい。石像とわき水と霊験あらたかな神社のセットを単独ツアーで楽しんだ昨日であった。

 ひとりで境内にいるのは、ちょっとこわいような石像の神様たちです。笑顔の神様たちの中、恵比寿さまの小脇の鯛だけが、唯一不機嫌です↓

         

 

 


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