紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ウメカヨのデビュー

2006-09-17 22:49:09 | 読書
 ウメカヨってなんだ? と聞かれても困る。私も今日の午前中までは知らなかったのだから。そして今現在も知っているとは言い難い。言い難いが、すっかりハートを鷲掴みにされてしまった。

 日曜日には新聞書評が一斉に掲載され、ほぼこの日は仕事に入っている私は、新聞書評にまみれながら、高校時代の夢だった「書評を読む仕事」につけたヨロコビを実感する。

 最近は書評といえどバラエティに富んでいるし、書評戟I?に秀でた方もいらっしゃるので、思わずひき込まれてしまうこともある。以前朝日新聞の「ベストセラー快読」というコーナーで、ドクロマークを付けたいような、キケンな爆笑書評を書かれていた岸本佐知子さんのものは、切り抜いてファイリングしたほど愛読していた(もちろん我家の新聞です)。

 図書だけでなく、雑誌やマンガや写真集までもが、いまや書評の対象となっている。その「写真集」である。

 今日の読売新聞に紹介された『梅佳代写真集 うめめ』(リトルモア・1800円)の書評を引用する。

 写真は胸を突くような細部を持つ、なんて言われるけれど、彼女の場合は笑いのツボを突く。元気いっぱいのスナップショットを撮って、一部で注目を集めていた「ウメカヨ」が写真集デビューを果たした。

 「男子」の生態を好んで撮る。・・・(略)・・・男子ってやつは・・・とあきれさせるが、横を通り過ぎる大人の「あえて無視」の表情がまた笑いを誘う。おかしくも愛らしい犬の表情なども絶品だ。
          ・・・(略)・・・

 けれど身の回りに大きく目を見開いた1冊は、世の中はかくも愉快な一瞬に満ちているのかと思わせる。


 ウメカヨは1981年生まれだそうだ。若い! うっかり紹介してしまったが、ブームなんかにならず、こつこつと笑える写真を撮り続けて欲しいと、たったいま思ってしまった。内緒にしとけばよかった・・・って新聞にでちゃったから内緒にしても無駄だって。

 これは我家に1冊常備すべき本なのかも、と思いつめてしまうほど、ツボを突かれてしまいました。

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