紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

坂本にて

2006-09-16 22:47:44 | おでかけ
 今日はPTAの全国規模の集会が湖西であり、広報用の写真を撮る仕事を兼ねてお昼から夕方まで参加した。全国規模の集まりの分科会なんて、2年ぶり。話についてけなかったらどうしようと心配したけれど、笑いも涙も感動もありで、充実の3時間だった。けれど、格差社会が如実に教育現場に現れている現実を知って愕然。が、今日の話はこれより前の時間に遡る。

 滋賀県に住んでいても、対岸の湖西方面に出かける事はあまりない。湖西にいくより京都に行く方が近い。湖西はリゾート地・観光地で、ロッジが多数あり、海水浴場やスキー場や広大なアスレチック公園があるけれど、遊びにいくこともほとんどない。

 湖西線の車窓からは琵琶湖、技能集団「穴太(あのう)衆」の石積み、棚田などが望め、心が洗われるような風光明媚な場所なのだが。

 そんなめったに訪れる事の無い湖西に来たんだから、まっすぐ目的地のホテルにいくのもなぁ・・・あ、一駅手前の坂本で途中下車したら有名なお蕎麦屋さんがあったんや。近くの日吉大社にお参りして、お守りも買って・・・と、どんどんいつもの寄り道への期待が膨らむ。そんなこともあろうかと、キップではなくJスルーカードを使って正解だった。

 JRを降りて、ずんずん山に向かっていく。山に向かうので、当然の事ながら上り坂になり息を切らせるが、鳥居をくぐっても目的地までの距離が定かでなく不安になる。この最初の鳥居で突如「昨日に続く今日」という連なりに気づき「あれえ」とつぶやく。
 

 昨日のウルトラメンバーが参拝した日枝神社は、日吉大社から連なっているのだ。日枝神社は山王社だが日吉神社は山王総本山なのだ。運命に導かれてやってきた感が高まり、うれしくなる。


 さすがに由緒ある総本山、と感心したのは、狛犬が本殿の回廊に鎮座し、しかも木彫りでガラスの目まではめ込まれている。仏像並みのつくりなのだ。
 

ほかにも穴太積みの石垣の上に彼岸花のつぼみを見つけたり、小さな滝に見とれ、思う存分森林浴をして体がリフレッシュする。


 ふと時計を見れば、開会式まであと70分! 急げ! お蕎麦屋さんに急行。いかにも手打ちのお蕎麦と思わず口がすぼむほど美味しい出しに大満足。小走りに駅まで戻り、15分前に会場にすべりこむ。




坂本の観光案内パンフレットと「本家 鶴喜そば」のしおりと 日吉大社のお守り。鬼門を守る神社なのに、サルには「魔去る」という意味があるのに、日吉大社と連なる日枝神社は、極悪宇宙人をお祓いしたりして、大丈夫だったのだろうか。心配はつのるばかりである。



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