もう3年ほど前の、たぶん夏に「バルタン星人」でPC検索をかけていた。不思議な程ヒットしなかったので、仕方なく「星人」にキーワードを変えてみた。そのとき偶然釣り上がったのが『ムンバ星人いただきます』という絵本。作者はガロ出身の漫画家さん、花くまゆうさく氏。
『ムンバ星人』って、いったい?とヒットしたページを見るも、いまいち不明だが、非常に胡散臭いことは確定した。「花くまゆうさく」にキーワードを変え検索したら「ハゲ」と「アフロ」のキャラクターが活躍する?漫画を描かれている方らしい。漫画だけでは食べて行けないので、工員として工場にお勤めだったと記憶している。(今はもう工場はやめられているのかも)
かなり胡散臭い。でも見てみたい。
しかし隣町の図書館で、マッド天野氏の時事ネタ写真コラージュの新刊を朝日の書評欄をつけてリクエストしたら、入れてはもらえたものの、本の背中に(新刊なのに!)「書庫」ラベルが貼ってあった(書庫管理つまり日の目をみないお蔵入り)という前科のある私なので、わざわざ胡散臭いとわかっている(それも)絵本をリクエストしにいく訳にはいかない。
そこで、まだお元気だった頃のイシオカ書店の奥村店長のところにいってみた。
「店長、『花くまゆうさく』っていう人、知ってはる?」
「うん、ガロの人やろ」
「そうそう、その人が絵本を出してはるの」
「へえ~、それは知らんかった」
「『ムンバ星人いただきます』っていうんやけど。中味がわからへんしなー」
「ものすごいユニークで面白いか、ぎえぇー!!ていうくらい、えぐいかやろなー」
「やっぱり!? やっぱりなー。買うかどうかわからへんけど、いや、たぶん買うとは思うんやけど、入れてもらえるかなあ?」
「ええよー」
ということで、まもなくイシオカ書店で現物を目にすることができ、その結果http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=978-4-8387-1424-7『ムンバ星人いただきます』をめでたく購入した。私には「ぎえぇーレベル」には達していなかったので。これを読んで引かないお母さんとは、友達になれそうというリトマス試験紙にもなる絵本。
でも、あんまりお子様には、なおかつお食事前後には、おすすめできない絵本かも、とだけいっておきます。
余談。
実は、隣町の図書館にはその後も迷惑をかけ続けている。辛酸なめ子さんの『ヨコモレ通信』という本をリクエストし「本が来ました」電話連絡を下さった方(男性)が、非常に言いにくそうに書名を口にされていたので、「ああまたしても、前科が・・・」と心で後悔したのでした。娘のKちゃんにそのことを言うと、「まるで罰ゲームやなー」と男性図書館員の方にいたく同情していたのでした。
☃トリノ・オリンピックのモーグルの伊藤みきさんを応援してくださった皆様、どうもありがとうございました! おかげさまで決勝進出でき、大舞台を踏むことができました。たぶんまだ本人の満足のいく滑りではなかったかもしれませんが、この経験を糧に成長していかれることと思います。あたたかく今後を期待して見守りたいと思います。感謝 ☃
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