NHKの朝ドラ『芋たこなんきん』で主人公、町子のお母さん役をされているのが香川京子さんである。
今朝、朝ドラの流れで、彼女のインタビュー番組を見た。そういえば、かつて熱狂した朝ドラ『ふたりっこ』でも、おばあちゃん役で出演されていたような。裕福な大学教授の奥様だったが、家庭を顧みず、しかも自分をないがしろにする夫のせいで心が壊れたり、不良老年かつ将棋の鬼であり孫の香子の将棋の師匠でもある「銀じい」に思いを寄せたり、心が壊れた娘をあたたかく見守り、阪神大震災の遺児の世話をするボランティアに励んで、心の支えを得たりする。
今回の役どころも、もともとは上品でおっとりした性格ながら、必死で子どもたちを育て上げ、子ども達が巣立った後は、自分のやりたかった事を順次実現してゆく、魅力的な女性である。
大女優でいらっしゃるので、もちろんお仕事はきっちりされているが、「家庭第1主義」であり、たぶん家庭に軸足を置き、目配りしていらっしゃるのだろう。甘甘の家庭溺愛ではなく、ほとんど無意識で緻密な計算と判断ができる方なので、いかに仕事と家庭のバランスをとるか、ということを常に考えていらっしゃったのだろう。
社会的な問題も大変関心をもっていらっしゃるけれど、大声で叫んだり指弾することはむろんなく、静かに自分にできることがやってくる機会を待ち、そのときが来れば最大限の力を注いでらっしゃる気がする。
けして理論派ではない。しかし鋭くも賢い感性を持っていらっしゃる。散歩や美術館巡りが好き、というのも非常にシンパシーを感じる。美しいものを見いだして目で触れる歓びを、大きな心の糧にされているのだ。
難しい言葉は一切使われず、ひたすら謙虚である。自然体という言葉は、香川京子さんのためにあるのでは、と思ってしまうほどだ。あんな風に齢を重ねられればおばあさんも悪くないかも、とため息ものの女優さんである。たくさんの日本女性の憧れの人ではないだろうか。
今朝、朝ドラの流れで、彼女のインタビュー番組を見た。そういえば、かつて熱狂した朝ドラ『ふたりっこ』でも、おばあちゃん役で出演されていたような。裕福な大学教授の奥様だったが、家庭を顧みず、しかも自分をないがしろにする夫のせいで心が壊れたり、不良老年かつ将棋の鬼であり孫の香子の将棋の師匠でもある「銀じい」に思いを寄せたり、心が壊れた娘をあたたかく見守り、阪神大震災の遺児の世話をするボランティアに励んで、心の支えを得たりする。
今回の役どころも、もともとは上品でおっとりした性格ながら、必死で子どもたちを育て上げ、子ども達が巣立った後は、自分のやりたかった事を順次実現してゆく、魅力的な女性である。
大女優でいらっしゃるので、もちろんお仕事はきっちりされているが、「家庭第1主義」であり、たぶん家庭に軸足を置き、目配りしていらっしゃるのだろう。甘甘の家庭溺愛ではなく、ほとんど無意識で緻密な計算と判断ができる方なので、いかに仕事と家庭のバランスをとるか、ということを常に考えていらっしゃったのだろう。
社会的な問題も大変関心をもっていらっしゃるけれど、大声で叫んだり指弾することはむろんなく、静かに自分にできることがやってくる機会を待ち、そのときが来れば最大限の力を注いでらっしゃる気がする。
けして理論派ではない。しかし鋭くも賢い感性を持っていらっしゃる。散歩や美術館巡りが好き、というのも非常にシンパシーを感じる。美しいものを見いだして目で触れる歓びを、大きな心の糧にされているのだ。
難しい言葉は一切使われず、ひたすら謙虚である。自然体という言葉は、香川京子さんのためにあるのでは、と思ってしまうほどだ。あんな風に齢を重ねられればおばあさんも悪くないかも、とため息ものの女優さんである。たくさんの日本女性の憧れの人ではないだろうか。
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