Bubble Girl 参上

展着剤を使わないとムクロジをうまくムース状にできなかったBubble Boys。
そこで2年生の女子が天然素材だけで泡にする実験にチャレンジしました。
するとびっくり。なんと1回目で泡になったのではありませんか。
彼女が試したのはムクロジを一晩水につけて使う区、
またそれを10分間煮出して使う区の２つです。
するとどちら見事なムースです。
観察すると煮出した方がより緻密な泡のような気がしますが
使用にはどちらも問題ありません。
男子のBubble Boysにはない煮出すというアイデアが功を奏したようです。
しかし彼女はまだ別の企みをしています。
それはムクロジの皮を粉にすること。
粉にできたら使いやすく保存もしやすそう。
そこでまず先日煮出したムクロジを乾燥させ、粉にすることにしました。
またサイカチという洗剤代わりになる植物もあります。
そちらでも試そうと彼女は考えているようです。
あっさりと乗り越えられたBubble Boysですが
きっと新たなBubble Girlの誕生を喜んでくれるはずです。

誰よりも早く夏を探すんだ

ゴールデンウィークも終わった南部町。
太陽の日差しは、徐々に夏に近づいています。
農業高校のいいところは、この季節の変わり目を
太陽や草木の匂いなどフィールドで感じられるところ。
教室ばかりいては、わからない農高生だけの特権です。
さてこれはFLORAが2010年から農場の本拠地として使っている
馴化温室脇のブルーベリー。放置されているように見えますが
FLORAが肥料を施すなど、こまめではありませんが管理しています。
理由は食べられるから。FLORAが結成された2009年は草花班。
そして環境システム科に移籍してからは環境班。
今年の2年生は栽培環境班と3度目の改名をしましたが、
いずれも栽培研究がメインではありません。
そんなことからFLORAは昔から食べられる作物を育てる野菜班や果樹班、
食品そのものを作る食品加工班などを羨ましく思っていました。
このようにブルーベリーを育てているのは、その反動。
研究目的ではありませんが、初夏の味を食べたくて育てているのです。
さらに昨年からはイチジク栽培も始め、秋になるのも楽しみになりました。
ベルのような白い小花。
ブルーベリーの花に誰よりも早く夏の気配を感じるFLORAです。
明日から名農名物野菜苗販売。皆さんのご来場をお待ちしています。