教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

アニメファンドというのはどうだろう?

2009-04-29 00:16:09 | 経済/経済/社会
世の中にはファンド形式でお金をあつめ、それで事業を運営するものがある。
たとえばREIT(不動産投資信託)、ゲームファンド、映画ファンド、自然エネルギー市民ファンドなどの匿名組合など。

2009.02.22の記事にて、ゲームファンドをREITの共通点を対比し、そんなに良いものではないことを記した。

ゲームファンドの未来をREITから予想する
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090222

だが、アニメファンドだけに通用する小細工、もうちょっとカッコ良くいうとビジネスモデルを思いついたので、ここに記してみたい。

まず、アニメファンドに出資した人には無条件にDVDを配る。
たとえば1口10万円で募集し、2クール全26話のうちの1話, 2話が入った8000円のDVDを配る。
そうすると収支がトントンだったとしても8%の利回りがある。

もちろん事業の運営へ出資したわけなので、収支がマイナスになることもありうる。
1口10万円のうちの6.8万円しか返ってこなかったとしよう。
3.2万円の赤字である。
その場合は、赤字の分だけDVDで現物支給する。
8000円のDVD4枚分なので、3話, 4話と5話, 6話と7話, 8話と9話, 10話の入ったDVDを支給する。
どうせDVDを買う予定だった人にとっては現金支給も現物支給もどちらでも良い。
現物支給を現金換算すると8%の利回りが維持されている。

収支がプラスになったときもうまいことやる方法がある。
1口10万円が10.5万円に増えたとしよう。
5000円の黒字である。
その場合、5000円分で8000円する3話, 4話が入ったDVDに変更できる投資主限定の権利をつけてはどうだろう。
投資主にとっても実質利回りは13%から16%に増えるし、会社にとっても儲かった分を一部返さなくてよくなるので儲けが増える。

アニメのようなソフトウエア資産の場合、費用のほとんどは開発費なので、DVDを追加でプレスするくらいたいしたコスト増にはならない。(ファミコンカセットみたいなマスクROMだとDVDより高そうな気がするけど・・・。)
だから赤字の分を現物支給してもキャッシュフローにはほとんど影響しない。
むしろ本来自前でかぶらなくてはならなかった赤字の分を他人に転嫁できるので大助かりだ。

この方式はゲームファンドや映画ファンドでは成り立たない。
なぜなら、同じゲーム会社の別のゲームを貰っても嬉しくないからだ。

アニメファンドでは違う。
アニメファンドに例えると、 “ロザリオとバンパイア” のファンドがあったとして、赤字だからといって同じGONZO作の “青の6号” のDVDをもらったとして、”ロザリオとバンパイア” のファンである出資者ははたして嬉しいだろうか?
そうではなく、”ロザリオとバンパイア” のDVD1巻のみならず2巻ももらえるとすれば、これなら話は別なのではないだろうか?

(ちなみにREITだったら可能かもしれない。分配金のかわりに株主割当増資をするという方法がそれに近い。分配金相当が手元に残ったままになるので財務体質が脆弱なREITほど有効な作戦だと思われる。たぶん日本では法律上できないと思うけど。)

ついでに言うと、会社にとって副次的なメリットがある。
さっきの例のように3.2万円の赤字になったとして、意図せずに1~10話までのDVDを手にしたアニオタの投資家がいたとしよう。
そのひとたちの何割かは11話~26話のDVDは自腹で買ってくれるかもしれない。
赤字補填で配布したDVDは潜在的需要を食っている(どちらにせよ買ってくれる人の分の売り上げが無くなる)が、それはそれで別の潜在的需要を喚起しているかもしれないのだ。