円相場について見解を求められたので、そんときに返事したものを転載する。
私は為替の予想は外しまくるので聞いてもぜんぜんあてにならんので困ったもんですが、思ったことをまとめてみました。
そもそも円が安くなるのはどういうときでしょうか?
これは、景気が良いときです。
景気が良いとくたばるヤツが減るので、金があまってるヤツは積極的に人に貸して利益を得ようとします。
そして外国に貸すと円売りの両替が発生するので円安になる、というリクツです。
電機業界にいると景気が悪いのがふつうに戻っただけという感覚ですが、統計でみると今は景気はいいみたいですね。
では円が高くなるのはどういうときでしょうか?
これは、景気が悪いときです。
景気が悪いとヤバいヤツには金輪際銭を貸したくないとなるので資金を引き揚げます。
そして外国から回収するとさっきと逆で円買いの両替が発生するので円高になる、というリクツです。
なら円安ストップの兆候どうやって見ればいいでしょうか?
その1。
たぶん景気の反転の兆候に重なります。
景気が反転するためには、景気が過熱しすぎた後それが退治されるというサイクルを踏む必要があります。
景気が過熱しすぎているかどうかのバランス感覚は現地にいてもなかなかわからんので、そのかわりとして各国の政策金利の上げ下げで見るのが手っ取り早いでしょう。
現状は利上げフェーズには来ていないのでまだ反転しそうにはないということになります。
とはいえ日銀が利上げする可能性はかなり低いと見ます。
なぜなら、国債を買いまくって金利を限界まで下げているのに利上げするというのはありえんからです。
アメリカは1年以内に利上げを開始するかもしれません。
そんときはアメリカが世界中からドルを吸い上げてしばらくドルの独歩高になったあと、何か爆弾が炸裂して景気の反転がおこる、という順序ですかね。
むしろ日銀が利上げするほど景気が良くなってほしいものですけどね。
その2。
物価高も円安ストップの兆候のように感じます。
たしかに給料は上がってはいるけど物価もどんどん高くなって生活が苦しい、みたいなときです。
こういう状況は円の購買力が過剰に下がりすぎた兆候かと思われます。
ほかの国はともかくとして、世界一の債権国の日本の円が天井知らずに下がることは考えにくいので、過剰に下がりすぎたんならもとにもどります。
しかし、今はエネルギーや穀物がすごく下げている(原油が下げているのは報道されていますがシカゴの穀物市場がドル建てで大きく下げているのはぜんぜん報道されませんね…)ので、ラッキーなことに円安のデメリットを庶民はそれほど食らいません。
安倍と日銀の黒田のせいで給料は上げらんのに物価だけ高くなって庶民は貧困化するぞ!と言っていた反安倍陣営の経済評論家は仲良く予想を外しました(笑)。
iPhoneの新機種は高くなるかもしれませんけどね(笑)。
したがって今回は購買力の肌感覚で見る円安ストップの兆候はわかりにくいかもしれません。
私は為替の予想は外しまくるので聞いてもぜんぜんあてにならんので困ったもんですが、思ったことをまとめてみました。
そもそも円が安くなるのはどういうときでしょうか?
これは、景気が良いときです。
景気が良いとくたばるヤツが減るので、金があまってるヤツは積極的に人に貸して利益を得ようとします。
そして外国に貸すと円売りの両替が発生するので円安になる、というリクツです。
電機業界にいると景気が悪いのがふつうに戻っただけという感覚ですが、統計でみると今は景気はいいみたいですね。
では円が高くなるのはどういうときでしょうか?
これは、景気が悪いときです。
景気が悪いとヤバいヤツには金輪際銭を貸したくないとなるので資金を引き揚げます。
そして外国から回収するとさっきと逆で円買いの両替が発生するので円高になる、というリクツです。
なら円安ストップの兆候どうやって見ればいいでしょうか?
その1。
たぶん景気の反転の兆候に重なります。
景気が反転するためには、景気が過熱しすぎた後それが退治されるというサイクルを踏む必要があります。
景気が過熱しすぎているかどうかのバランス感覚は現地にいてもなかなかわからんので、そのかわりとして各国の政策金利の上げ下げで見るのが手っ取り早いでしょう。
現状は利上げフェーズには来ていないのでまだ反転しそうにはないということになります。
とはいえ日銀が利上げする可能性はかなり低いと見ます。
なぜなら、国債を買いまくって金利を限界まで下げているのに利上げするというのはありえんからです。
アメリカは1年以内に利上げを開始するかもしれません。
そんときはアメリカが世界中からドルを吸い上げてしばらくドルの独歩高になったあと、何か爆弾が炸裂して景気の反転がおこる、という順序ですかね。
むしろ日銀が利上げするほど景気が良くなってほしいものですけどね。
その2。
物価高も円安ストップの兆候のように感じます。
たしかに給料は上がってはいるけど物価もどんどん高くなって生活が苦しい、みたいなときです。
こういう状況は円の購買力が過剰に下がりすぎた兆候かと思われます。
ほかの国はともかくとして、世界一の債権国の日本の円が天井知らずに下がることは考えにくいので、過剰に下がりすぎたんならもとにもどります。
しかし、今はエネルギーや穀物がすごく下げている(原油が下げているのは報道されていますがシカゴの穀物市場がドル建てで大きく下げているのはぜんぜん報道されませんね…)ので、ラッキーなことに円安のデメリットを庶民はそれほど食らいません。
安倍と日銀の黒田のせいで給料は上げらんのに物価だけ高くなって庶民は貧困化するぞ!と言っていた反安倍陣営の経済評論家は仲良く予想を外しました(笑)。
iPhoneの新機種は高くなるかもしれませんけどね(笑)。
したがって今回は購買力の肌感覚で見る円安ストップの兆候はわかりにくいかもしれません。