教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

SFのモデルの多くは中国

2015-06-24 00:00:51 | オタネタ全般
わたしはSFもけっこう好きだ。
でなければ、現在プレミアがついて1万でも手に入らない「弐瓶勉画集 BLAME!and so on」をだてに定価で入手してない。

さて。
さいきん気がついたのだが、昨今のSFにおける社会構造は、とある共通の特徴を示すことが多いことに気がついた。

それは何か?

それはだな。
どれもこれも管理社会だということだ。

社会構造は能力に応じて特権があたえられる階級制で、
最上位階層は自分の希望をとおすためなら少々の職権乱用をいとわない。
思想の違うヤツや政敵はだいたい粛清するか荒野にたたき出す。
集団の存続が最大の関心ごとで、個人の自由は制限される。

たとえばシドニアの騎士。

艦長は奇居子を用いた開発プランに反対する不死の船員を殺害したし、
おばあちゃんもパワハラでお泊りデートを強要した。
プラカード持ったプロ市民は奇居子のエサ。

これはあかんだろwww

・・・と思うところだが。

しかし!

よく考えてみよう。
実はこれ、中国の政治モデルなのでは?

毛沢東から習近平まで政敵はバシバシ粛清し、むしろ粛清しないヤツは弱腰あつかいされてナメられるほど。
共産党員は自分の職権をできるかぎりフル活用して賄賂を受け取って荒稼ぎするのが当然。
政治的な主張をするのは投獄の危険をともなうバカのすることだし、自由を求める声は無理なことを要求する幼稚なヤツだと白い眼で見られる。

ほら。
これシドニアの体制と同じじゃね?

シドニアにかぎらず攻殻機動隊だってそうだし、他にもいくらでもある。

そう。
いまの人類の思い描く未来の世界は中国のような世界なのだ。



未来が管理社会だというのは地味にリアルだというだけですむが、
未来のイデオロギーのモデルは中国みたいなのだというのはじつに不気味だ。