ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコのイタリア紀行23 オルチャ渓谷で絶景ドライブだべこ!SP53号線~SR2号線

2019年08月25日 | ベコのイタリア紀行2019

トスカーナ・オルチャ渓谷訪問もいよいよ最終日を迎えました。

昨日は雨模様で残念でしたが、今朝は晴天!

気持ちのいい青空が広がってました。

そんななか、まずやってきたのはSP53号線

 

ベコ 「うおーっ、緑の大地だべこ〜!」

毎度のことではありますが、これはすごい!!

ここも絵葉書のような風景です!

感動の絶景にもはや説明はいりません。

ベコも感極まって絶叫です。

ベコ 「うおーっ!」

ベコ 「うおーっ!」

丘の上にはポツンと立つ一本の木。

丘の中腹にも一本の木。

印象的な緑の丘陵地なのです。 

そして、なだらかな緑の丘は海のように波打っています。

いやー、癒しの風景に言葉もありません。

ちなみに、道路の反対側に見えるのはロッカ・ドルチャという町の要塞。

今回は時間がないので、残念ながら訪れることができません。

あの要塞の上からオルチャ渓谷を眺めてみたいところでした。

 

とはいえ、オルチャ渓谷最終日にふさわしい絶景に感無量ですね。

    

さて、SP53で絶景を堪能したら、最後に走るのはSR2号線

サン・クイリコ・ドルチャからモンタルチーノ方面に続く幹線道路です。

なんだか高速道路のような道路です。

道路の両側に見えるのは緑の大地。

うーん、ここもやっぱり美しいですね〜。

そんな道路のカーブを曲がると、

なんと!

出たー!

糸杉のサークルです!

そう、これが今日の目的地。

さっそく車を停め、緑の丘を登って糸杉の近くへまいりましょう。

うーむ、なるほど。

不思議な風景です。

なんでサークル状に糸杉を並べたのでしょうか?

まるでパワースポット。

イギリスのストーンヘンジみたいですね。

さて、糸杉を過ぎてさらに登るとそこには一本杉が。

そして、このあたりからは周囲の丘陵地が360度ぐるりと見渡せます。

緑の丘はSR2の両側に広がっているのです。

真っ青な空に緑の丘陵地。

みな、プチ・ハイキングを楽しんでました。

 

そして、向こうに見えるのは隣町のモンタルチーノ。

ワインで有名な町ですね。

残念ながら、今回は時間の関係で訪れることができません。

視線を反対側に移すと、どこまでも続く緑の渓谷。

谷あいにあるのは地元の農家でしょうか。

一方、こちらは川が流れる谷あいです。

手前の斜面には黄色いお花畑。

ここも鮮やかな黄色です。

近づいて見てみましょう。

やはり菜の花のようで、菜の花ではない謎のお花。

いったい何というお花なのでしょう?

 

いやー、オルチャ渓谷最終日。

最高のお天気のもと、最高の絶景に出会うことができました。

引き続き最終日を楽しみましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

SP53はオルチャ川沿いを走る絶景ルート。アミアータ山と渓谷の丘を見上げながら爽快なドライブができます。

一方、SR2はオルチャ渓谷の西側を南北に走る絶景ルート。特に、サンクイリコからモンタルチーノへ向かう途中の丘陵地は、天国かと思うような光景が広がります。

詳しくは、後日改めて「情報編」としてご紹介予定です。


 


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ベコのイタリア紀行22 雨にけぶるラ・フオッチェ庭園だべこ!

2019年08月18日 | ベコのイタリア紀行2019

トスカーナのオルチャ渓谷を訪問中のベコ。

今日のお天気はドン曇り。

朝は日が差していましたが、徐々に雲が出てきました。

せっかくのオルチャ渓谷ですが、ドン曇りでは意味がありませんね。

緑の丘も心なしかくすんで見えます。

さて、あそこに見えるのは有名なアグリツーリズモ。

SR2号線沿いにある糸杉の風景で有名な宿です。

ちょっと近くまで行ってみましょう。

ほー

なるほど、こういう感じなのですね。

とてものっぽの糸杉です。

入り口付近には、記念撮影の観光客がわんさか。

けど、あいにくのドン曇りは残念。

    

さて、今日の目的地はSP40号線沿いにあるラ・フオッチェ庭園

丘の斜面を利用して作られた庭園で、1900年代初頭の造園だそうです。

見学するにはツアー参加が必須とのことで、受付で申し込みました。

ところが!

ツアー開始を前にして、ついに雨が降り始めてしまいました。

残念ですが、雨の庭園を見学です。

うーん、こりゃ本降りの雨ですな。

雨雲が垂れ込めてます。

ガイドさんの後をついて庭園内を巡ります。

とはいえ、雨に濡れた草花も意外といい感じ。

たっぷりと雨を浴びて草花も生き生き。

水玉もいい感じです。

庭園はいくつかのエリアに分かれているのですが、ここはレモンの庭。

雨にぬれたレモンもみずみずしいですね。

けど、取って食べてはいけません。

こちらは藤棚のエリア。

みんな傘とカッパで完全武装。

雨に打たれながらの見学です。

そして、階段を上がると藤棚の小道を歩くことができるのです。

小道が丘の斜面に続いています。

あちらに進むと渓谷側の斜面に出ます。

相変わらず本降りの雨。 

けど、藤の花は淡い紫です。

気が付くと足元には可憐な花が。

小道を進むと斜面の周辺部に出ました。

本来であれば、この細道からオルチャ渓谷が見渡せるのでしょう。

残念ながら、この雨で視界は今ひとつ。

…と、その時でした。

雨雲が通り過ぎて、うっすらと日が差してきたではありませんか!

ん?

むむむむ…

目を凝らしてよく見てみると…

おー!

昨日見た糸杉のクネクネ道ではありませんか!

しかも

そう、これです、これ!

イメージの中にあったオルチャ渓谷の糸杉の風景。

まさにこれだったのです!

昨日見た風景は今ひとつシックリ来ませんでしたが、微妙に撮影アングルが違っていたようです。

そう、有名なクネクネ道の風景は、ラ・フオッチェ庭園からの風景だったのです!

まだ少しけぶっていますが、糸杉の風景がクッキリと見えてきました。

いやー、モヤモヤした気分もスッキリ爽快。

昨日からの謎が解明されたその時、雨雲が切れて日が差し始めました。

気が付くと雨もあがって、庭園もスッキリ。

いやはや、そういうことだったのですね。

幾何学模様の植え込みにお日様の光が射してきました。

赤いお花も元気いっぱいです。

いやー、ベコも感無量。

ベコ 「意外な発見でスッキリだべこ!」

さあ、見学ツアーの時間もそろそろ終了。

今日は最後に夕飯を食べてホテルに帰りましょう。

    

ということで、最後に立ち寄ったのはサン・クイリコ・ドルチャの町。

オルチャ渓谷の西側に位置する小さな町です。

なるほど、ここも中世の町並み。

観光客もけっこういますね。

意外と賑わっているのでちょっと驚きです。

町の端にある教会もなかなか立派。

お店を探して歩いていたら、裏通りにトラットリアを見つけました。

トラットリアは気軽に入れるレストランのこと。

ここでいただいたのはペンネアラビアータとモッツァレラチーズのサラダ。

家庭料理のような味付けで、ほどよい辛さのパスタとあっさりしたサラダでした。

お腹もいっぱいになってお店を出るとすっかり夜です。

雨雲もすっかり消えた様子。

今日はお天気に恵まれませんでしたが、明日はいよいよオルチャ渓谷最終日。

再び絶景ルートを走ります!

つづく

 

<ベコたびinformation>

ラ・フオッチェ庭園

オルチャ渓谷の南東部のはずれ、山越えルートの途中にある庭園です。山の斜面に作られているため、オルチャ渓谷を一望できるスポットでもあります。

訪問前は英国式庭園かと思っていたのですが、実際に訪れてみるとまったく違いました。人工的に作り込まれた幾何学模様のイタリア式庭園でした。

とはいえ、渓谷の斜面を利用して作られた庭園で、いくつかのエリアに分かれた構成など、そこそこ楽しめる庭園です。

そして、最大の見所はやはり糸杉のクネクネ道の風景。後になって気づいたのですが、なんと庭園のロゴマークにもなってました。当日は雨降りで残念でしたが、晴れていれば最高のショットが撮影できたのではと思います。

なお、開園日は水、土、日のみ。また観覧は見学ツアーのみで、開催時間が決まっているので事前の確認を忘れずに。予約不要で、時間までに受付に行けばOK。オルチャ渓谷訪問時にうまく予定が合えば立ち寄られてはと思います。

サン・クイリコ・ドルチャ

オルチャ渓谷の北西部にある小さな町。オルチャ渓谷東側の拠点がピエンツァだとすれば、西側の拠点がここサン・クイリコ・ドルチャです。有名なピエンツァに比べて無名のサンクイリコですが、オルチャ渓谷滞在では重要な町になります。

もともとは、ローマからはるかイギリスまで続く巡礼の道が通っていたことから栄えた町のようです。日本でいえば宿場町でしょうか。町の雰囲気はやはり中世の巡礼の町。旧市街の端にある教会は外観だけでもなかなか印象的です。

また、手ごろなお店やレストラン、カフェなどがあるため生活面でも便利。特に旧市街のすぐ近くに大きめのco-opがあるので、買い出しには欠かせたせん。

なお、co-opには駐車場あり。また旧市街の北側、教会裏の階段を降りたところにも駐車場あり。いずれも食事や買い物の際に利用すると便利です。


 


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ベコのイタリア紀行21 モンテプルチャーノは驚異の高低差だべこ!

2019年08月11日 | ベコのイタリア紀行2019

トスカーナのオルチャ渓谷を訪問中のベコ。

次はちょっと足を伸ばして、モンテプルチャーノという町を訪ねましょう!

SP40をそのまま走って山道を越えます。

すると、SP146にぶつかるのでそのまま北上。

途中、キアンチャーノ・テルメという温泉リゾート地を通過。

そして糸杉のクネクネ道から走ること約30分。

モンテプルチャーノに到着です!

ベコ 「モンテプルチャーノだべこ!」

ここ、モンテプルチャーノは急峻な山の斜面に広がる中世の町。

おそらく、今回のイタリア紀行の中でもっとも坂道の険しい町です。

まずは入口のプラート門をくぐって城壁の中に入りましょう。

メインストリートには中世の町並みが続きます。

茶色というかオレンジというか、これまた独特な色合いの建物です。

味わい深い路地裏も興味津々。

これはメインストリートにある時計台。

塔の上の時計番がしっかり時を告げてくれます。

二つ目のアーチがありました。

下をくぐって進みます。

写真では分かりにくいのですが、坂道はかなりの急勾配。

まだあまり歩いてませんが、けっこう足にきますね。

ちょっと疲れてきたので、カフェで一服とまいりましょう。

 

ここはモンテプルチアーノで有名なカフェ。

バルコニー席から周囲の渓谷を見下ろすことができるのです。

ほー、一気に視界が広がりました。

バルコニーの向こう側にはまぶしい緑の大地。

周囲はキアーナ渓谷といって、オルチャ渓谷のお隣の渓谷のようです。

渓谷の向こうの方には湖も見えてました。

うーん、まぶしいですね〜。

コーヒーとスイーツのセットとともに、渓谷の緑を楽しみましょう。

ちなみに、このスイーツは濃厚で猛烈に甘いパンナコッタ。

イタリア人はここまで甘いものが好きなのかと、衝撃を受けるくらい甘い味なのです。

さて、カフェで一服したら再び坂道を登ります。

味わいのある町並みが続きます。

建物は薄いオレンジ色。

ホテルか何かの建物かもしれません。

けど、坂道は相変わらず急勾配。

もうそろそろ限界に近づいてきました。

お、建物の上に青い空が見えてきましたね。

山頂にある広場はもうすぐです。

息が切れてきたタイミングで、ようやく山頂のグランデ広場に出ました!

 

広場というものの、ドーモ前の空き地という感じ。

ほとんど人もおらず、ひっそりとしていました。

それはそうと、急勾配の坂道に思いのほかハアハアゼイゼイ。

その分、見晴らしも抜群です!

おー

おー

当日は風がちょっと強かったのですが、むしろ汗をかいた体には気持ちのいい風。

そして広場の反対側の風景がこちら。

向こうの方まで畑が続くキアーナ渓谷です。

見下ろすと、ふもとには優雅な教会も立ってますね。

モンテプルチアーノの斜面に並ぶ建物も印象的です。

 向こうに見えるのはアミアータ山でしょうか?

いやー、ちょっと疲れたモンテプルチャーノ訪問。

ですが、お天気にも恵まれて気持ちのいい町歩きができました。

明日に備えて、今日はこれくらいにしておきましょう。

つづく

 

<ベコたびinformation>

モンテプルチャーノ Montepulciano

モンテプルチャーノはオルチャ渓谷訪問の拠点の町として取り上げられることが多いですが、実はオルチャ渓谷にはありません。

場所的にはピエンツァの隣町で、SP146経由だと車で20分ほどと近いものの周囲は「キアーナ渓谷」。ごく普通の田舎の風景で、オルチャ渓谷のような絶景は期待できません。

とはいえ、オルチャ渓谷の周辺ではもっとも大きな町で、バスなどの交通機関もあるため比較的賑わっています。

旧市街はプラート門をくぐって急な坂道を登ることになります。あまりに急勾配のため、プラート門近くの駐車場から頂上のグランデ広場までミニバスが運行されています。

今回、そのミニバスの切符を買おうとインフォメーションの窓口に行ったところ、お昼休みで閉鎖中。やむなく歩いて登ったのでした。

ちなみに、車で訪れる場合は駐車場が比較的たくさんあるので助かります。ただ、プラート門にもっとも近い駐車場は常に満杯。城壁沿いに並ぶ駐車場を探すのがベターです。

なお、途中で立ち寄ったカフェは有名な「Caffè Poliziano」。バルコニーからキアーナ渓谷を望める絶景カフェです。ただ、実際に訪れてみるとバルコニーは意外と狭く、身動きできずちょっと息苦しいくらい。むしろ、優雅な内装の店内でゆっくりコーヒーをいただくのが良さそうです。


 


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ベコのイタリア紀行20 オルチャ渓谷で絶景ドライブだべこ!SP18号線〜SP40号線

2019年08月04日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・トスカーナオルチャ渓谷を訪問中のベコです。

ピエンツァの展望台から渓谷を一望したら、再び絶景ドライブとまいりましょう!

次に走るのはSP18号線

ピエンツァから南下してオルチャ川沿いに出るルートです。

ここがまた素晴らしい絶景ルート。

先ほどピエンツァから眺めた緑の丘陵地の中を縫うように走るのです。

この道路も本当に緑豊か。

右も左も鮮やかな緑でいっぱいです。

このルートを走る観光客はほとんどいないので、

気持ちいいことこの上なしです!

途中で車を停めてちょっと振り返ってみると、

おー、ピエンツァの町が丘の上に見えてます。

なるほど、あの塔のふもとからオルチャ渓谷を眺めたのですね。

路肩に車を停めてしばし撮影です。

アミアータ山もくっきり見えてます。

向こうの方にはうっすらと町が広がってますね。

どこの町かはちょっと不明ですが、もしかしたらサンクイリコかも。

それにしても、ホントに素晴らしい緑の谷です。

うねるような緑が印象的。

やはりマリモのようなモフモフ感がたまりません。

気持ちのいいドライブ日和でホントにラッキーです。

ポツンと立つ一本の木も絵になりますな。

丘の上には一軒家。

あれもアグリツーリズモでしょうか?

振り返ると、背後にそびえる丘の上にも一軒家が。

けど、よく見たら納屋のようでした。

さあ、引き続きSP18を南下しましょう。

そのあとSP53を経由してSP40号線に入ります。

このSP40は絶景ルートではないのですが、一ヶ所だけ絶景スポットがあるのです。

木立の中を走るルートで、これはこれで気持ちがいいかも。

徐々にゆるやかな山道に入っていきます。

そんな山道の途中にあるのが、これ!

バーン!

これこそ、あちこちで紹介されているオルチャ渓谷の風景のひとつ。

糸杉のクネクネ道の風景です!

おーっ!

とは言ったものの…

なんとなく、イメージした風景とちょっと違う気がします。

なんかこう、もうちょっとインパクトのある風景だったような気がするのですが…

感動もいまひとつ。

うーん、

なんかおかしい…

なんかおかしい…

なんとなくモヤモヤ感が残ります。

ま、あまり気にせず次のスポットを目指しましょう!

つづく


<ベコたびinformation>

SP18号線はピエンツァから南に向かって伸びており、オルチャ川沿を走るSP53号線に出るルート。SP40号線はそこから東側に伸びています。

そのSP40の途中にあるクネクネ道の謎については、後日真実が明らかになります。

また、クネクネ道の意外な真実も含めて、オルチャ渓谷の詳しい情報をブログの後半に「情報編」としてご紹介予定です。


 


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ベコのイタリア紀行19 ピエンツァから奇跡の展望だべこ!

2019年07月28日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・トスカーナオルチャ渓谷で絶景ドライブ中のベコ。

有名なピエンツァの町にやってきました。

ローマ教皇のピウス2世が理想郷を作ろうと建設した都市。

ここも中世の雰囲気が味わえる素敵な町です。

うん、なかなかいい感じですね。

メインストリートには小さなお店が並んでました。

店先をのぞきながらブラブラ散歩です。

ところで、ピエンツァの町はこう見えて実はかなり小さな町です。

その小ささは特筆モノ。

なんと町の端から端まで10分もあれば歩ける距離です。

夏場のピークシーズンには観光客が大挙して押し寄せ、押すな押すなの大混雑になるのだとか。

しかし、いまは問題なし。

中世の町並みを静かに味わうことができます。

これは町の中心ピウス2世広場にある大聖堂

小さな広場なので、カメラのフレームに収まりません。

一方こちらは時計台のある市庁舎の建物。

メインストリートから脇道の路地に入ってさらに歩きます。

ふむふむ

ふむふむ

 

おしゃれな扉が並んでいました。

細い路地には意外な景色がいろいろ。

そんな路地をうろうろしていたら、明るい通りに出ました。

うん、これはなかなかいい雰囲気です。

モダンな建物ですね。

ピエンツァは、これまで見てきた町よりもゆったりと時間が流れている感じ。

建物の壁が明るいのも、影響しているのかもしれません。

玄関先のお花もキラキラ輝いています。

そして路地はさらに続きます。

味わい深い建物です。

観光客もほとんどいません。

そんな路地裏を歩いていると、城壁沿いに出る小道がありました。

アーチをくぐって階段を下りてみます。

すると…

おー!!

ここ、これは!!

ひょえー!

ひょえー!

ひょえー!

なんと、そこはオルチャ渓谷を一望できる素晴らしい展望台だったのです。

観光客も驚異の絶景に見入ってます。

いやー、世界にはこんな感動的な風景があるのですね。

ほー

はー

ふー

これには言葉もありません。

ちょっとズームアップしてみましょう。

糸杉の並木が印象的です。

どこまでも続く緑の丘陵地。

その上には一軒家がポツポツと。

一軒家の隣にはポツンと一本の木も。

さきほどのSP146号線に負けず劣らずの絶景ですね。

特に印象的なのが、緑の丘にかかる光の陰影。

不思議な色合いを醸し出しています。

まるで、北海道に生息するマリモのようです。

モフモフ感がいっぱいです。

雲の動きに合わせて陰影も動くため、見ていて飽きないのです。

いやー、ピエンツァでオルチャ渓谷の全景を堪能しました。

まさに絶景の展望台。

何をおいても必見のスポットですね!

さあ、感動冷めやらぬベコですが、さらにオルチャ渓谷を進みましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

ピエンツァ Pienza

オルチャ渓谷の北東部に位置する小さな町。やはり小高い丘の上に築かれた古い町で、オルチャ渓谷観光といえばピエンツァが拠点のひとつになります。オルチャ渓谷の展望台にふさわしく、感動の絶景は見逃せません。

町の起源はやはり紀元前とのことですが、15世紀にピエンツァ出身のローマ教皇ピウス2世が、自らの故郷を理想郷に作りかえようとしたのが大きな転換点。狭い町にもかかわらず、宮殿や広場、大聖堂などを築き、今日に残る町を作り上げたのです。

とはいえ、見るべき建築物としてはピッコロミーニ宮殿くらい。そこから見えるオルチャ渓谷の風景は必見とのこと。しかし、当日訪れた時はすでに閉館で、残念ながら見逃しました。

こじんまりした町並みは静かだけれど不思議な華やかさがあり、今回の旅行で訪れた町の中でもっともお気に入りの町となりました。ほぼ平坦な土地で歩きやすい町です。

なお、町のメインストリートにあるお店はほんの少し。トスカーナ名産で有名なペコリーノチーズのお店もあり、手頃なサイズにカットして真空パックしてくれます。


 


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