ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコのイタリア紀行18 オルチャ渓谷で絶景ドライブだべこ!SP146号線

2019年07月21日 | ベコのイタリア紀行2019

ついに念願のイタリア・トスカーナ に足を踏み入れたベコ。

いよいよオルチャ渓谷を巡る絶景の旅が始まります!

まずは絶景ルートのひとつ、主要道路のSP146号線を走ります。

旅の相棒は本場イタリアのフィアット500L

意外と車内も広めで、乗り心地はまずまず。

それでは、さっそく絶景巡りとまいりましょう!

SP146はサン・クイリコ・ドルチャの町からピエンツァへ続くオルチャ渓谷のメイン道路。

この道路沿いにはオルチャ渓谷を見渡せる感動の風景が広がっています。

おー

おおーっ

これはすごいですね!

なだらかな緑の丘陵が彼方まで続いています。

そんな丘の上に一本だけぽつんと立っている木。

現実の風景とは思えません。

あっちにも、

こっちにも、

次々と絶景が広がる奇跡の渓谷です!

視線を上げると、あれはアミアータ山

オルチャ渓谷の南側にそびえるトスカーナのシンボルです。

いやー、いきなり絵葉書のような風景にノックアウトされますね!

シャッターを切る指先がなんだか震えてしまいます。

さて、このSP146沿いで有名なのがビタレッタ教会

 

丘の向こう側に見えてきました。

ヴィタレッタ教会は緑の丘の上に建つ教会。

朝日や夕日とともに撮影した風景が有名ですが、今回は昼間の風景。

よく見ると教会の周辺に人影が見えます。

遊歩道を歩いて行くと教会まで行けるのですが、今回は時間の関係でパスしました。

ところで、

このSP146沿いにはたくさんのアグリツーリズモの宿があります。

そんな宿とイタリア特有の糸杉がオルチャ渓谷の原風景。

絶景の丘の上にぽつんと建っているのです。

あのようなところに住んでいるとは驚きです。

道端に車を停めながら、パシャパシャ写真を撮っていきます。

はー

ほー

こうして見てみると、ああいう宿に泊まるのも良かったかも。

ベコもちょっと後悔です。

それにしても不思議なのは、とてもなめらかな曲線のような丘。

風が吹くと波打つ海のようです。

おそらく小麦畑なのでしょうが、まるで生き物のようです。

ふむふむ

ふむふむ

いやー、不思議な感覚に襲われる風景です。

そんななか、黄色い花の群落がありました。

真っ黄色です。

遠目に見たら菜の花かと思ったのですが、ちょっと違う様子。

けど、やっぱり菜の花のような気もします。

いったい何という花なのでしょうか?

緑の渓谷に黄色い花々。

ホントにこの世の風景とは思われませんね。

我を忘れるとは、まさにこのこと。

さあ、そんな感動のSP146を進むと、丘の向こうにピエンツァの町が見えてきました。

オルチャ渓谷といえばピエンツァ。

それでは、ピエンツァの町に向けて進みましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

オルチャ渓谷 Val d'Orcia

オルチャ渓谷は、アミアータ山のふもとを流れるオルチャ川流域に広がる丘陵地。緑の丘が一面に広がり糸杉が並ぶ印象的な地域で、世界遺産にも登録されてます。

もともと粘土質の土壌のため、農作には適さなかったものの、地道な土壌改良の取り組みを続けることで現在のような緑豊かな土地になったそうです。

そんなオルチャ渓谷の地図はこちら。

(C)Michelin

青い円で囲んだあたりが絶景エリアです。そこにいくつかの町が点在しているのですが、主な町は次の通りです。

ピエンツァ(Pienza)
サン・クイリコ・ドルチャ(San Quirico d'Orcia)
バーニャ・ビニョーニ(Bagno Vignoni)
カステリオーネ・ドルチャ(Castiglione d'Orcia)
モンテキエッロ(Montechiello)

また、これらの町をつなぐ主要道路はこんな感じ。

SP146:渓谷を見下ろす絶景ルート
SR2:糸杉の見える絶景ルート
SP18:渓谷の谷間を走る絶景ルート
SP53:川沿いから渓谷を見上げる絶景ルート

いずれもオルチャ渓谷のなかを走る絶景ルート。どこを切り取っても絵画のような風景が広がります。

オルチャ渓谷の詳しい情報については、後日あらためて「情報編」としてご紹介予定です。オルチャ渓谷訪問をお考えの方はぜひご覧ください。


 


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ベコのイタリア紀行17 静寂の町コルトナからオルチャ渓谷だべこ!

2019年07月14日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・ウンブリアの豊かな緑と歴史ある町を楽しんだベコ。

次に向かうのは緑の大地・トスカーナです!

こちらも豊かな自然では負けていません。

さあ、トスカーナに向けて出発です!

 

ベコ 「一路、トスカーナだべこ!」

トスカーナ地方は公共交通機関がほとんどないため、レンタカー利用になります。

まずは幹線道路のRA6号線を西へ向かって走ります。

この道路、こう見えても高速道路ではないので通行料は無料です。

今日はまずコルトナという町に立ち寄り、その後オルチャ渓谷へ向かいます!

    

さて、トスカーナ州に入るとほどなくしてコルトナに到着。

ウンブリア州との州境近くにある丘の町です。

ウンブリアからトスカーナまでを一望できる好立地。

ベコ 「ついにトスカーナだべこ!」

見晴らしのいい広場です。

山の斜面に広がっているのがよく分かります。

斜面にはカラフルな建物が。

向こうにはイタリア半島で最大のトラズメール湖が小さく見えてます。

周囲は小高い山々に囲まれたコルトナ。

落ち着いたたたずまいから「静寂の町」と言われているのだとか。

そんな静寂をじっくり味わいましょう!

町に入ると、メインストリートも古い町並み。

歴史の深さを感じます。

そして町の中心部にあるレパブリカ広場に出ました。

むむむ

むむむ

むむむ!

「静寂の町」と聞いて来たものの、たくさんの人出にびっくり。

いったいどうしたのでしょうか!?

よくよく考えてみたら今日は5月1日。

なんとメーデーのお祭りで大混雑だったのです!

期待した静寂のかけらもありません…。

期待に反してガッカリのコルトナ訪問でした。

とはいえ、中世の雰囲気が至る所で感じられる町並み。

騒がしいカフェで一服した後、早々に退散しました。

いやー、やはりヨーロッパのメーデーには厳重警戒です。

    

それでは、引き続き移動しましょう。

目指すは絶景のオルチャ渓谷

再びRA6号線を進んだあと、一般道に降ります。

走るにつれて、周囲の景色が徐々に変わっていきます。

トスカーナ独特の糸杉が増えてきました。

どうやらぼちぼちでしょうか。

丘陵地に入りましたね。

そして、道の両側の木々が途切れると、そこには!

バーン!

おおーっ!

出たーっ!

これがトスカーナが世界に誇るオルチャ渓谷。

美しき緑の渓谷なのです!

しかし…

車を運転しているので脇見ができないのが残念!

チラ見しながら安全運転でまいりましょう。

とは言いながら、美しい風景が気になります。

そして、コルトナから走ることおよそ1時間。

オルチャ渓谷のホテルに到着です!

ベコ 「アグリツーリズモだべこ!」

そう、オルチャ渓谷にはアグリツーリズモと呼ばれる宿があります。

地元の農家やワイナリーが経営する宿です。

渓谷の中に建ち、なだらかな丘を眺められる感動の宿泊施設なのです。

今回宿泊するのは、そんな中でもオーベルジュタイプ。

夜は本場トスカーナ料理を楽しめる上品な宿です。

お庭にはプールもありました。

ベコ 「こりゃ、リゾートホテルだべこ」

周囲は緑に囲まれてます。

しかし、残念ながらオルチャ渓谷は見えませんでした。

ベコ 「うーん、ガックシだべこ~」

ホテルに荷物を預けたら、さっそくオルチャ渓谷巡り。

けど、それは次回以降あらためてご紹介です。

   

あちこち立ち寄って、再びホテルに戻るとすっかり夜になりました。

夜のお庭もいい雰囲気。

ほのかな明かりでワインでも味わいたいところ。

けど、かなり冷え込んできたので早々に建物に入りましょう。

建物の中はこじんまりした作りですね。

客室はトスカーナの家具を配した小綺麗なお部屋。

広くはありませんが、雰囲気のいいお部屋です。

夕食は宿のレストランでゆっくりいただきましょう。

お腹もいっぱいになったら、今日のところはぐっすりお休みです。

さあ、次回いよいよ絶景のオルチャ渓谷を巡ります!

つづく

 

<ベコたびinformation>

コルトナ Cortona

トスカーナ州とウンブリア州の州境近く、イタリア最大と言われるトラズメール湖の北側にあります。他の都市と同じく、やはり小高い丘の上に広がる町で、トスカーナの大地が一望できます。

町の起源は古くて紀元前にまで遡るのだとか。周辺からは古代エトルリアの遺跡なども発掘されており、町の博物館に展示されているそうです。

ガイドブックによると、古くて落ち着いたたたずまいから「静寂の町」と呼ばれているのだとか。ダイアン・レイン主演の映画「トスカーナの休日」の舞台としても有名。ですが、行ってみるとメーデーのお祭り騒ぎで予想外の大混雑。

なにせ小さな町に大挙して人が押し寄せるものですから、そもそも駐車場が満杯で車を停められません。細い坂道も縦列駐車の嵐で、付け入る隙なし。駐車場の順番待ちでようやく車を降りるまでになんと1時間半もかかりました。

滞在予定時間の大半を駐車に費やしてしまい、町の見学は30分ほど。ヘトヘトになってカフェでひと休みしたら時間切れとなりました。やはりヨーロッパのメーデーは厳重警戒が必要です。

 ホテル オステリア・デル・オルチャ Osteria dell'Orcia

オルチャ渓谷の西部に位置するアグリツーリズモの宿。アグリツーリズモというと農作業をさせられるのではと不安ですが、ここは4つ星でオーベルジュタイプの上品な宿。農作業もなく、陽気で気さくなご主人が印象的です。

ただ、ホテルの周囲は小高い山と木々に囲まれており、期待したオルチャ渓谷の風景は見えませんでした。おそらく2階の客室からは見えるのでしょうが、ちょっと残念。

建物は本館と別館に分かれており、本館1階はロビーやレストラン。石造りのレストランはなかなかいい雰囲気で、夕食は落ち着いて楽しめます。

宿泊した客室は別館1階にある28平米のジュニアスイート。決して広くはありませんが、トスカーナの木製家具を配した落ち着いた雰囲気の部屋でした。値段もかなりリーズナブルです。

ちなみに浴室はシャワーのみ。こればかりは仕方ありませんが、お湯はややぬるめ。時期的に気をつけないと風邪を引きそうです。また、Wi-Fiはありますが接続はかなり遅め。ネット接続には少々手こずります。

宿ご自慢の夕食は本場トスカーナ料理のコース。家庭的な味付けで美味しくいただきました。ホテル名には「オステリア」とありますが、これは気軽に入れるワインレストランを指す言葉。宿泊はせずにディナーだけのお客さんもいらっしゃいました。

宿泊客はやはりヨーロッパの方が多い印象で、日本人はいませんでした。ご主人は夕食のテーブルをひとつひとつ回りながら和やかに談笑。話し出すと止まらないご主人です。

なお、ホテルの周囲はオルチャ渓谷なので、買い出しはサンクイリコ・ドルチャか、ロッカド・オルチャの町へ。今回はサンクイリコのco-opに買い出しに行ったのですが、なんとメーデーで閉店中。ここでもメーデーの洗礼を受けました。


 


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ベコのイタリア紀行16 オルビエートで路地裏を探検だべこ!

2019年07月07日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリアのウンブリア州・オルビエートを訪問中のベコ。

有名な大聖堂・ドーモの見学を終えたら、さらに町歩きを続けましょう。

モーロの塔が町歩きの目印です。

なんだかキラキラした横道がありました。

緑のきれいな路地裏ですね。

ちょっと路地裏に入ってみましょう。

通りには小さなショップが並んでいました。

ほー、おしゃれな自転車も。

裏通りを抜けると、そこは再びメインストリート。

通りはだんだん細くなっていきます。

建物もかなり年季が入った年代物。

どうやら、ここまでくると観光客もまばらになる模様です。

お散歩する人もごくわずか。

静かに町歩きが楽しめるエリアなのですね。

いろいろな雰囲気の建物があって楽しめます。

けど、屋根の上にはアンテナが乱立。

建物の合間からは、チラチラと緑が見え始めました。

ここらへんは旧市街の周辺部。

すぐそこには断崖絶壁が迫っています。

そのため、周囲の山が垣間見えるのです。

お、急な下りの坂道にぶつかりました。

道が細いため一方通行の標識があちこちにあります。

坂道を下ってみたい気もしますが、とりあえずこのまま進みましょう。

すると…

バーン!

おーっ!

突然視界が開けたかと思うと、中世の光景が広がりました!

ひゃー、これはびっくり。

予想外の展開に思わず声を上げてしまいました。

あそこに見えるのはサン・ジョバンニ教会

さも、中世の教会といった感じです。

すっとしたシャープな鐘楼が気持ちいいですね。

それに加えて美しいのは、教会の周囲に広がる中世の瓦屋根。

なんだかタイムトリップしたみたいな風景。

ほー

はー

ふー

アンテナは別にして感じのいい色合いの屋根瓦。

オルビエートの必見ポイントの一つです。

ところで、気になるのは立ち並ぶ古い邸宅の中の様子。

そう思っていたら、近くの邸宅が開放されていました。

ちょっと覗いてみたら、回廊のような廊下が。

なるほど、邸宅の中はこういう作りになっているのですね。

このような建物の中で暮らしているとは驚きです。

さらに町歩きを続けましょう。

脇道に入るとやはり迷路のような路地裏が伸びてます。

ふむふむ

ふむふむ

くねくねした細い道を進むと、その先にはさらに細い道。

迷路のようでワクワクとドキドキですね。

それにしても、どこの家にも緑が豊か。

家の前や窓にはプランターが並びます。

どこのお宅もガーデニングに余念がないようです。

ここのお宅はすごいですね。

草花を愛する人々が住む町なのです。

さあ、そうこうしているうちに、ついに町の西端に到達です!

ベコ 「果てしなく続く緑の大地だべこ!」

ほーっ、気持ちのいい景色です。

遠くには山がそびえてます。

なんという山でしょうか?

振り返ればオルビエートの城壁と、さきほどのサン・ジョバンニ教会。

長時間歩き回って足がつりそうですが、この風景で疲れが吹き飛びますね。

青い空に緑の大地。

そして趣のある中世の町並みを楽しんだオルビエート訪問でした。

さあ、ウンブリア州の旅もここまで。

明日からいよいよお隣のトスカーナ州へ移動します。

果たしてどのような風景や町並みが見れるのでしょうか?

高まる期待を胸に、一路トスカーナへ向かいましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

オルビエートOrvieto(2)

オルビエートは東西方向に広がる町で、中世の姿が色濃く残っています。特に素晴らしいのは町の西半分。市庁舎などがあるレパブリカ広場を過ぎたあたりから中世の色が一段と濃くなります。

ブログでご紹介したサン・ジョバンニ教会の風景をはじめ、迷路のような細道が交錯する路地裏など、探検気分で楽しめるエリア。観光客もほとんどおらず、写真も撮りやすいところ。ただ、そんな細道を車がバンバン走り回るので要注意です。

町の西端の広場からウンブリアの風景が一望できますが、そこからさらに城壁沿いを歩くことができます。断崖絶壁の城壁沿いは、急な坂道のアップダウンになるのでご注意を。

そんなオルビエートは「世界一美しい丘の上の都市」と言われているそうで、町から離れた場所で見るその雄姿は必見とのこと。今回は列車の座席が反対側だったため気づかずに見落としてしまい後悔しました。訪れる方はぜひ忘れずにご確認を!


 


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ベコのイタリア紀行15 オルビエートのドーモは金ぴかだべこ!

2019年06月30日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・ウンブリア州を歴訪中のベコ。

本日はウンブリア州のオルビエートを訪れます。

オルビエートは断崖絶壁の山に広がる町。

金ぴかのファサードを有する大聖堂・ドーモが有名です。

鉄道からケーブルカーに乗り換えて断崖絶壁を登ります。

ケーブルカーを降りると、そこには要塞が。

ちょっと立ち寄ってみましょう。

すると…

ベコ 「ひゃー、緑が豊かだべこ〜」

周囲は美しい緑の谷に囲まれていました。

ほー、これは美しい!

ふと見ると、巨大な要塞の上に人がいます。

さぞかし、眺めがよさそうです。

さあ、それではさっそくオルビエートの町を歩きましょう!

まずは駅前から始まるメインストリートを進みます。

うん、この町もいい雰囲気。

中世の面影を感じることができますね。

ペルージャやアッシジとは違った街燈です。

建物のレンガの色も様々。

そして、その壁をつたう草花もいい感じです。

おっと、こちらはお洗濯物干し場でした。

メインストリートをしばらく進むと、モーロの塔が見えてきました。

オルビエート歩きの目印にもなる塔です。

ここら辺まで進むと、道の両脇はしゃれたお店が増えてきます。 

そして、モーロの塔で左折して細い路地を進むと、

そこには!

バーン!

ババーン!

オルビエートの大聖堂・ドーモです!

ひょえー!

ひょえー!

巨大なドーモが青い空に高らかにそびえてます。

空の色は宇宙空間のような驚異の紺色。

そして、正面のファサードは豪華絢爛。

描かれている絵画はどれも金ピカです!

太陽の日を浴びてキラキラ輝いています。

オルビエートの大聖堂といえば、この金ぴかなファサード。

すっきり晴れてくれてラッキーでした。

ファサードのマリア様もしっかり見守ってくれています。 

ふと見上げると飛行機雲がグングン伸びていました。

いやー、快晴のオルビエート。

なんだか祝福されているような気持ちになります。

それでは、いよいよドーモの中に入ってみましょう。

すると…

そこはまさに静寂の空間。

外はたくさんの人で混雑していますが、内部は厳かな雰囲気が漂ってます。

静かに見学しなければなりません。

正面の祭壇にはキリストの像。

こちらもキリストでしょうか?

精密なステンドグラスも見ごたえありです。

ひとつひとつが、聖書の教えを表しているのでしょう。 

とても丁寧に作らていることがよく分かりますね。

そして、ステンドグラスの両脇の壁にはフレスコ画が並んでいます。 

これもやはり聖書の教えを表しているのかも。

ベコも厳かな雰囲気に気持ちが引き締まります。 

ベコ 「静寂だべこ~」

さて、一方こちらは聖堂の脇にあるサン・ブリツィオ礼拝堂

ほーっ、これまた金ぴかの礼拝堂です。

上から下まで全部金ぴか。

圧倒される礼拝堂です。

ちなみに、この壁画は「黙示録」を題材にしたフレスコ画なのだとか。

大聖堂にもまけず、厳粛な雰囲気が漂う礼拝堂。

正面にはマリア様の絵が飾られています。

息をひそめるように静かに見学します。

さて、見学を終えたら外の階段に腰掛けてちょっとひと休み。

これはドーモ前の広場に並ぶ建物です。

ジェラートをぺろぺろしながら周囲を見渡すと、ちょっとお洒落な建物が建ってました。

鮮やかな黄色がきれいです。

よく見ると、窓の高さが微妙にずれているようです。

内部の構造がちょっと気になります。

一方、こちらは石造りの屋根が渋いカフェ。

団体のお客さんが入店するかどうかもめているようでした。

風はちょっと強いですが、お天気もまずまずでお散歩日和のオルビエート。 

それでは、ジェラートでひと息ついたら再びオルビエートのお散歩を開始です。

メインストリートをさらに進みましょう!

つづく 

 

<ベコたびinformation>

オルビエート Orvieto(1)

断崖絶壁の山の上に築かれた町、オルビエート。ウンブリア州とトスカーナ州の境界近くの町で、ペルージャからは電車を乗り継いで約2時間。しかし、むしろローマからの方が直通電車で1時間半と便利。今回もローマからインテルシティー利用で訪れました。

オルビエート駅を出たら駅前にあるケーブルカーで山の上に。そこからドーモ広場までシャトルバスが運行されています。ただ、せっかくならメインストリートをてくてく歩くのがおススメ。また、鉄道駅からドーモ広場までの直通のバスもあるそうです。

オルビエートは山の上に広がる町ですが、その山はテーブルマウンテンのように真っ平ら。ペルージャやアッシジと比べて平坦な土地で歩きやすい町です。ただ、周囲を囲む城壁近辺は急な坂道になっているのでご注意を。

町はそれほど大きくなく、また見どころもドーモや博物館など限られるため、1日あれば十分見学できます。中世の町並みもそのまま残っており、町歩きだけでも飽きません。

なお、ドーモや付属美術館などのチケットはお隣のエルグレコ美術館の窓口で購入します。今回はセット券を買って入場しましたが、付属美術館はちょっとイマイチ。ペルージャの国立ウンブリア美術館を見ていれば、こちらの付属美術は立ち寄る必要はなさそうです。


 


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ベコのイタリア紀行14 アッシジは聖なる町だべこ!

2019年06月23日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・ペルージャに滞在中のベコです。

今日はちょっと薄曇り。

ペルージャからひと足伸ばして、お隣の町であるアッシジを訪れます。

電車とバスを乗り継いで1時間半。

昼前にアッシジ旧市街に到着です!

ベコ 「アッシジに到着だべこ!」

アッシジは、聖フランチェスコが生まれた信仰の町。

小高い山の斜面に広がっています。

旧市街東部にあるバス停で降りると、周囲は緑の谷。

ペルージャにも増して周囲は緑の大地なのです。

糸杉の並木ですね。

巨大な一本杉もありました。

脇にある家屋と比べるとかなりの巨木のようです。

さあ、それではさっそくアッシジの町歩きをはじめましょう!

 

やはりここも石造りの建物が並ぶ町並み。

とりわけ東部エリアは、迷路のような細い路地をさまよい歩くのが楽しいエリアなのです。

中世の石造りの建物を眺めながらてくてく歩きます。

うん、味わいのあるレンガでできた建物です。

こちらはちょっと薄い色のレンガ。

黄色いお花がきれいです。

路地裏の塀の上には植木鉢がありました。

住民の方が育てているのですね。

バルコニーもお花でいっぱい。

空気はちょっとヒンヤリですが、華やかな雰囲気を楽しめる町です。

ブラブラ歩いていたら、教会前の広場に出ました。

これはサン・ルフィーノ大聖堂

広場前の建物も石造り。

建物にはマリア様の像が埋め込まれていました。 

こうしてみると、ペルージャの町並みとはまたひと味違った雰囲気。

建物の雰囲気や色合いもアッシジ独特のような気がします。

なんだか明るい印象を受ける町並みですね。

そんな迷路のような細道を歩いていたら、ちょっとした展望台に出ました。

ほー、これはなかなか!

眺望が開けて、アッシジの町並みが見えました。

なるほど、山の斜面に建物が連なっているのがよく分かります。

ここらへんはちょっと白っぽいレンガです。

さて、再び路地裏を進めば、やはり味わい深い中世の町並み。

アッシジは急峻な丘の斜面に広がる坂道の町。

ペルージャとは異なり平坦な土地はありません。 

古い町並みを楽しみながら、とにかく坂道を降りていきます。

それにしても、いい感じの建物ですね。 

どうやらホテルのようです。

ペルージャとは違って、町中にはお花もたくさん。 

お花を愛する人たちが住んでいるのかも。

お、塔の先端が見えてきました。

ようやく細道を抜けると、そこはコムーネ広場

アッシジのほぼ中心に位置する広場です。

小さい広場ですが、みんなのんびりくつろいでます。

これは広場に建つミネルバ神殿ポポロの塔

この広場から、さらにメインストリートの坂道が続きます。

どこまでも坂道が続く町なのです。

けど、その通りからチラリと見える風景はなかなか素敵。

なるほど、ウンブリアを感じさせる風景ですね。

そんな坂道をてくてく歩いてようやく通りを抜けると、

そこには!

ベコ 「大聖堂あらわるだべこ!」

そう、これがアッシジの誇るサン・フランチェスコ大聖堂

聖フランチェスコの死後、建設された巨大な聖堂です。

うーむ、ホントに壮大です。

参拝客の皆さんも続々とお参りしています。

ベコもさっそく大聖堂を見学とまいりましょう。

と、思いきや!

残念ながら大聖堂の内部は痛恨の撮影禁止。

その感動をお伝えできず、なんとも残念無念です。

代わりに、周囲に広がるウンブリアの大地をご覧いただきましょう。

向こうの山の方まで続く緑の大地です。 

そんな緑の中を走る一本道。

アッシジ駅の近くに建つ大きな教会も見えてます。 

いやー、わずか半日限りの滞在でしたが、感動のアッシジ訪問となりました。

ベコ 「アッシジに光あれだべこ!」

ドン曇り時々晴れのお天気ではありましたが、

壮大なサン・フランチェスコ大聖堂の内部をじっくり見学してベコも感動。

それでは次のスポットに参りましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

アッシジ Assisi

イタリアの守護聖人・聖フランチェスコが生まれた町アッシジには多くの巡礼者が訪れます。鉄道のアッシジ駅からは路線バスで約20分。小高い山の中腹に広がる町です。本数は少ないですが、ペルージャからアッシジまで直通バスもあります。

路線バスの切符はアッシジ駅構内にある売店で購入。1.3ユーロで90分有効で、路線図と時刻表はfsbusitaliaのサイトで閲覧可能。バスは大聖堂近くの広場で停車します。

ただ、山の中腹に広がるアッシジの町は東高西低。平坦な部分はほとんどなく、ほぼ坂道だけの町です。そのため西端にある大聖堂前でバスを降りると、そのあと東側に向かって急峻な坂道を延々と歩く羽目になります。

そのため、まずは東端にある終点のバス停「マッテオッティ広場 P.Matteotti」で下車して、そこから坂道をぶらぶら下りながらサン・フランチェスコ大聖堂に到着するのがベターです。

ちなみに、町中にはシャトルバスが運行しており、坂道を登らずに移動できる模様。ただ、fsbusitaliaのサイトに路線図や時刻表はあるものの、どこにバス停があるのか分からずじまい。運行している気配もなく困りましたが、帰る間際にようやく1台だけ目にしました。

最大の見どころである「サン・フランチェスコ大聖堂」はさすがに大賑わい。巡礼者が団体で訪れるのでかなりの人混み。とはいえ、大聖堂だけあって建物も巨大で、比較的ゆったり見学できました。

大聖堂の内部は上部聖堂、下部聖堂、そして礼拝堂の3層構造。それぞれ雰囲気の違う作りで、じっくり味わいたいところ。なかでも聖フランチェスコが眠る地下の小さな礼拝堂は本当に厳粛な雰囲気。キリスト教徒でないため礼拝堂そのものに入るのは気が引けてパスしましたが、ぜひ訪れてほしい場所です。

アッシジ旧市街はこじんまりしており、1日あれば回れそうな規模。今回は時間の関係で半日限りの訪問でしたが、さすがにこれだとちょっと厳しい感じでした。

ちなみに、有名な「サンタ・キアーラ聖堂」やアッシジ駅近くの「サンタマリア・デリ・アンジェリ教会」も訪れましたが、残念ながら感動は今ひとつ。これならもう少しアッシジの路地裏を歩けばよかったとちょっと後悔しました。


 


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