ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコの山形紀行3 元滝伏流水は神秘の湧水だべこ!

2020年08月09日 | ベコの山形紀行2019

夏の山形紀行で、鳥海山からの絶景を堪能したベコ。

鳥海ブルーラインを下って、秋田県いかほ市側に来ました。

そこで訪れたのは、鳥海山のふもとに湧いている元滝伏流水

清らかな湧き水が滝になっているそうです。

まずは駐車場に車を停めて、小道を進みましょう。

観光客もチラホラ。

けど、山を下りたら猛暑が復活です。

周辺はうっそうとした杉林ですが、めちゃくちゃ暑いです。

ひゃー、暑い暑い!

山形県の夏はこんなに暑いのでしょうか?

(正確には秋田県ですが…)

汗だくになりながら進むと、道沿いにきれいな清流が現れてきました。

苔むした岩と透明な清流です。

うーむ、これは伏流水の川でしょうか。

川沿いにはきれいな緑が広がっています。

ものすごく蒸し暑いですが、気持ちのいい緑ですね。

駐車場から歩くこと約15分、水の落ちる音が聞こえてきました。

お、

おおおっ!

なんだか川の上にうっすらとモヤがかかってますね。

そう、あれが…

元滝伏流水なのです!

うっすらとモヤに見えたのは冷気のようです。

滝の周囲はとってもヒンヤリ。

気温がぐっと下がってとっても爽快です。

ひゃー、ヒンヤリして気持ちがいいですね~!

まるでここだけ別世界。

これまでの猛暑がウソのようです。

それにしても、これは素晴らしい光景。

まるで水墨画のような美しい滝です。

この滝は、鳥海山に降った雨や雪が長い年月をかけて湧き出てきた伏流水なのだとか。

いやー、かなりの水量です。

ドバドバです!

滝の一番奥まった場所に回り込むと、こんな景色。

こちらから見ると、意外と幅広い滝であることが分かります。

糸のような水の流れも印象的。

水がしたたり流れてます。

観光客も少なく、混雑していないのは助かりますね。

ところで、滝を前にするとスローシャッターで撮影したくなります。

ちょっと試しに撮影してみるとこんな感じ。

ほーっ!

これはなかなか!

まるで絹糸が流れているような、柔らかな写真になりました。

なるほど、これはいい感じ。

滝や清流の撮影は、スローシャッターが合ってますね。

こうなると、逆に高速撮影をしたらどうなるか気になるところ。

ちょっと試しに撮影してみましょう。

んー

んー

水玉や水しぶきが止まって見えるかと思いましたが、それほどではありませんでしたね。

なるほど、これは失敗!

さあ、神秘の元滝伏流水を後にして、次のスポットへ進みましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

元滝伏流水 

秋田県にかほ市にあるのが元滝伏流水。鳥海山に降った雨や雪が長い時間をかけて湧き出しているものです。

水量は15万トンだそうで、幅30mの岩肌から流れ落ちる様子はなかなか神秘的。緑色のコケとのコントラストも美しく、観光客もシャッターを切りまくりです。

場所は鳥海ブルーライン沿いにあるのですが、途中で細い道に入るのでちょっとご注意を。駐車場に車を停めたら、そこから元滝川沿いを1015分程度歩きます。

そして、滝の音が聞こえてきたかと思ったら、神秘的な滝の光景が現れるのでビックリします。

さらに、滝の周辺は水しぶきのためか気温がグッと下がるのでかなりヒンヤリ。水しぶきなのか霧なのか不明ですが、とても暑い日でホッとしたのが印象的でした。

なお、元滝伏流水は平成の名水百選にも選ばれるとともに、周辺地域の生活用水や農業用水としても使われているとのこと。ここでも鳥海山の自然の恵みがあるのですね。


 


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ベコの山形紀行2 鉾立展望台は霧の中だべこ!

2020年08月02日 | ベコの山形紀行2019

夏の山形紀行の2日目。

山形県と秋田県にまたがる鳥海山を訪問中です。

鉾立駐車場で車を停めたら、そこから鉾立展望台まで15分ほど。

さあ、ここから絶景が楽しめるそうなのですが…

いざ、展望台へ上ってみると!!

あららら…

こ、これは…

真っ白です!

雲のおかげで、鳥海山の山頂どころか、山の姿すら見えません。

風が強いので雲は流れされるものの、次から次へと雲がやってきます。

どうやら日本海側から吹き付ける湿った風のせいで、ガスが発生している模様。

急峻な山肌を次々と雲が沸き上がっていきます。

ときどき雲に切れ間ができる瞬間もあるのですが、すぐにガスに覆われます。

雲の切れ間からちらりと見えたのが、風力発電の風車。

うーん、これはなかなか厳しい状況です。

30分ほど展望台で待ちましたが、結局晴れることはありませんでした。

残念ながらアンラッキーな鳥海山訪問となってしまいました。

ということで、結局あきらめて帰ることにしたのです。

ところが!

車に乗って走り始めたその時…

なんと!

急に周囲のガスが晴れてきたではありませんか!

急遽、車を降りて展望台へ駆けつけます!

おおっ

出たーっ!

ついに鳥海山のお出ましです!

山の神様はベコを見捨てていなかったのです。

急峻な渓谷もよく見えますね。

下を見下ろすと、深い渓谷が続いていました。

かなり深いV字谷です。

見下ろしていると、ちょっとお尻がムズムズします。

一方、見上げれば視界の向こうには日本海。

いやー、雄大ですね。

最後の最後で、なんとか一矢報いた鳥海山訪問でした。

…と言いたいところなのですが、

実は…

今回ガスが晴れて見えたこの山。

なんと、鳥海山ではありませんでした!

後日、ベコ友からもらった衝撃の写真がこれ。

今回、てっきり鳥海山と思ったのは左手前の山。

しかし、実際は赤矢印で示す右奥の山が鳥海山だったのです!

ひょえー!

なんということでしょう!

結局、

ベコは山の神様に見捨てられていたのです。

とはいえ、山のお天気は変わりやすいのが特徴。

雲が晴れたことだけでも、良しとしましょう。

さあ、それでは引き継き鳥海山周辺を巡ります!

つづく

 

<ベコたびinformation> 

 鉾立展望台

鳥海山五合目に位置する鉾立。標高は1,150mで、鳥海山登山の入口ですが、そこにあるのが鉾立展望台。登山口から15分程度登ったところに、見晴らしの良い展望台があります。

見渡せば片や鳥海山の山頂、片や日本海に庄内平野と、雄大な光景を楽しめるのは他にはない魅力と感じます。

ただ、当日は山頂に雲がかかって残念。日本海から湿った風が直接当たるため雲になりやすいようです。山肌を次々とガスが吹き上がってくるので、いつまで待っても雲が切れません。

なお、鉾立から登山道を登ると、2時間ほどで鳥海湖というカルデラ湖に到着するそうです。周辺は天空のお花畑として大変有名で、高山植物が咲き乱れているとのこと。

ぜひ登ってみたいところですが、鳥海湖があるのは七合目あたり。鉾立からは標高差も550mあり、時間の制約もあるため今回はパスしました。

 山形・庄内地方へのアクセス

今回訪れた山形・庄内地方へのアクセスは意外と不便。まず山形新幹線を利用して山形駅まで行くのですが、東京からは2時間半から3時間弱。そのうち東京〜福島間が1時間半なのに対して、福島〜山形間がなんと1時間強もかかります。

どうやら福島を過ぎると山間部に入り、線路がくねくねしているためスピードが出せない模様。まるで鈍行のような新幹線にイライラし通しでした。

山形駅からはレンタカー利用。東北自動車道から山形自動車道へ入って庄内方面へ。山形道はなぜか途中で一般道になり、再び高速道路になるという不思議な道路でした。

山形駅からおおよそ3時間、今回の旅の拠点となるあつみ温泉に到着したのは午後5時前。結局、この日はまるまる移動日となり、どこも観光できない1日となってしまいました。

限られた日程でもあり、丸一日が移動で潰れるのはちょっと辛いところ。こうなると代案として出てくるのが飛行機利用。庄内空港発着は便数がかなり少ないのが難点ですが、効率的な移動という意味では検討の余地ありです。


 


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ベコの山形紀行1 一路、鳥海山を目指せだべこ!

2020年07月26日 | ベコの山形紀行2019

いまだ梅雨が明けない今年の日本列島。

ですが、季節は早くも夏到来です。

今回からは昨年の夏休みに訪れた山形・庄内地方をご紹介。

東北の名峰として名高い鳥海山と、修験道の聖地である出羽三山を巡る旅です。

久しぶりの東北地方でしたが、あらためて豊かな自然に感動しました。

それでは、さっそく出発しましょう!

    

というわけで、トンネルを抜けるとそこは山形県。

まずはレンタカー鳥海山を目指します!

山形自動車道から日本海東北自動車道へ入り、北上します。

うん、お天気はまずまず。

気象神社の「晴守り」が頼みの綱です。

ところが!

晴守りに気を取られて、ベコを連れてくるのを忘れてしまいました。

ベコ 「取り残されたべこ!」

いやー、ゴメンゴメン!

今回はしっかりお留守番をよろしくね。

お、道路から鳥海山が見えてきました。

高速を降りたら国道7号線を北上。

道路沿いには大きな風車が現れました。

さすが日本海側、季節風が強いのでしょう。

国道7号線から鳥海ブルーラインと呼ばれる県道210号線に入ります。

林の中を走りながら、ぐんぐん高度を上げていきます。

鳥海山は日本海のすぐ近く。

海沿いから急激に標高が高くなるのです。

ちょっと耳がツンとしてきましたね。

路肩に駐車スペースがあったので、車を停めて降りてみました。

ほーっ、これは壮観!

一面の森が広がっています。

しかも、

日本海もすぐそこです!

うん、これは絶景!

まだ山の中腹ですが、なかなかの風景です。

下を見下ろすと、いま登ってきたクネクネ道路。

眺望の良さは抜群です。

そして、到着したのは鉾立の駐車場。

ここは鳥海山5合目。

鳥海山ブルーラインで行ける登山の拠点です。

おー、ここも素晴らしい見晴らしですね。

とりあえず絶景の鉾立展望台を目指して歩きましょう。

ここらへんはすでに標高1,150m。

高山植物もチラホラ楽しめるのです。

ふむふむ

ふむふむ

さあ、駐車場から歩くこと10数分。

鉾立展望台で鳥海山の絶景にお目見えです!

つづく

 

<べこたびinformation>

鳥海山と鳥海ブルーライン

鳥海山は山形県と秋田県の県境にそびえる東北の名峰。標高2,236メートルで、その端正な容姿から出羽富士とも呼ばれ、古くから信仰の対象となってきたそうです。

鳥海山へは「鳥海ブルーライン」と呼ばれる県道210号線を使います。この道路は山形県遊佐町から鳥海山を経由して秋田県にかほ市へ伸びる高原ルート。国道7号から分岐した後、海岸沿いから鳥海山五合目の鉾立までぐんぐん高度を上げていきます。

鉾立は標高1,150mで、鳥海ブルーラインの最高地点。レストハウスやビジターセンターがある鳥海山登山の玄関口です。で、ここで問題なのは駐車場。300台ほどの駐車スペースがありますが、ピークシーズンは早々と満車になり、車を停めるにもひと苦労。周辺の道路にも路駐する車が散見されました。

当日訪れた時はちょうど山が雲に覆われて視界が真っ白だったこともあって、いったん駐車を断念。そのまま直進して秋田県側に降り、湧水や滝を見学した次第です。

その後、あらためて鉾立に戻ると駐車場も空きが出始めており、無事に駐車できました。鉾立駐車場の様子はネットのライブカメラでも確認できるのでぜひ参考に。

ちなみに、この地方は一年を通じて日本海からの湿った風が強く、ガスが発生しやすく天候の急変には注意が必要なのだそうです。当日ふもとは晴れていても、鳥海山の上の方はずっと雲に覆われたままでした。

なお、鉾立のレストハウスには売店や軽食喫茶などがあります。意外と大きな施設で休憩するにも便利。


 


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